夜が待ち遠しい

2012/12/23(日)07:51

板橋宿界隈を昼間にぶらり散歩する

板橋区(114)

 今回は酒も出てきますが,本来の目的は喫茶店巡りがメインとなります。お天気もよかったので都営バスに揺られてのんびりと板橋方面に向かいます。都営三田線の板橋本町駅そばの停留所で下車します。ほど近い路地にあるイナリ通商店街を歩いてみることにします。イナリ神社を中心(位置的には商店街のどん詰まりにあります)に狭いながらも個性的なお店の立ち並ぶ商店街になっていて,毎月1,2日に開催される商店街大売出し,第2日曜日の朝市,毎年7月には朝顔ほおずき市も開かれて活気が感じられます。イナリ神社前には懐かしいコインゲーム機が数多く取り揃えられているコン太村があり,テレビなどでも度々紹介されているのを見たことがあります。  イナリ神社に挨拶を済ませ,コン太村をちらりと覗いて,早速喫茶店を巡ってみることにします。喫茶スナックと思われる「ロビー」や「ルンビニー」なんていう店がありますがこの日はやっていません。「COFFEE フォルティシモ(ff)」に入ってみることにします。時間はちょうど正午頃だったので,すでにブランチという時間ではありませんが,テーブル席のほとんどに客がいて,カウンターにも女主人と親しげにお話されるおばあさんがおられました。午後1時までモーニングがいただけるということで,ホットケーキのモーニングをもらいます。ごくごくありふれた町場の喫茶店ですが,ご近所の方に愛されているのがよくわかって気分のよくのんびりと日曜日の昼を味わえました。  「食事・喫茶 銀月」というのがあります。店頭の品ケースを見るととにかく洋食から中華,珈琲から酒までありとあらゆるものが揃っています。店内を覗くと地面に近いほうを見渡すと食卓に置かれるようなありきたりのテーブルを椅子ですが,壁面は大都会の夜景を描いた絵画が飾られており,天井付近は赤い個性的なものとはじめとしたさまざまな照明に黄金色のレリーフなど喫茶趣味が横溢しています。もとは喫茶で食堂は後付かと思いきやはなっからこのスタイルで商売をしていたとのことでした。昼日中からご機嫌になったオヤジたちもいて,こういう曖昧なお店ってのも悪くないものです。同行者は喫茶店として利用,ぼくは居酒屋として利用させてもらいました。  店を出るとお隣に「コーヒースタンド ZERO(喫茶 ZERO)」なる今ではすっかり珍しくなったスタンド喫茶があります。カウンターに10席程度のちっちゃなお店です。おばちゃんの入れてくれるコーヒーも思いがけず大変おいしく,近所のおねえさんたちが思い思いに休日の昼を楽しんでおりました。  その後,板橋本町駅そばのご近所さんで繁盛するオオバコ喫茶「ペテスコ 白樺」,仲宿商店街にあるこじんまりとして居心地のよい,そして食事メニューが充実した「喫茶 アルファ」,クラシックそのものの洋菓子店「ジャポネ洋菓子店 菓子部」,細長いお店の形状はマーケット跡から来ているという「珈琲 紙風船」などにお邪魔してのんびりとした休日を終えたのでした。

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