夜が待ち遠しい

2013/07/12(金)08:37

巣鴨ではどうしても地味になる

豊島区(353)

 巣鴨には,どうもこれといった酒場がないので最初に安くそれなりにホロ酔いした状態で,未訪問の酒場を開拓するといった流れになることが多くなります。安い店といったところでそれほど選択肢があるわけでなく,特に財布がさびしいときは必然的に向かう店は限られる,いや限定されてしまいます。  ご存知の「立呑処 でかんしょ 巣鴨店」です。チューハイ:150円はやはりただ呑むというだけであれば十分目的に耐えます。江東区の3軒や池袋店とは異なり広々とした店内で窮屈な思いをせずにゆっくりと呑むことができます。立ってるのがつらいときは椅子席もわずかながらありますし,止まり木のあるテーブル席もあって案外くつろげるのです。まあ,本当ならよほどのことがない限りは通ってくるつもりはありませんが,月末など懐事情によってはとても重宝なお店です。大きなテレビ画面を眺めながらひとり呑む同類も多く,そういう人たちは大体,肴を1,2品と酒を3杯位で早々に引き揚げているようです。ぼくもそうした方々と同じくひとしきり酒を呑むと次に移動することにしました。ちなみにこの夜はオーダーミスがあったのか注文した水餃子がいつまでたっても運ばれず,1品も頼まぬままにチューハイ3杯を呑んでしまい軽くほろ酔いです。  はす向かいにある飲み屋長屋の一軒「鳥晶」は,以前からマークしていたものの,品書の焼鳥の値段を見るとまずまずいいお値段なので,いつも素通りしてしまいなかなか入れずにいました。この夜はヒットアンドアウェイの精神で,ハナっから予防線を張っておき店の雰囲気さえ味わったら,さっさと勘定を済ませて帰宅しようという腹積もりです。予防線といっても,次に約束があるので1,2杯でお暇するつもりですが,よろしいでしょうかと店の人にお断りするだけ。カウンターがメインのお店ですが,すでに店内はお客さんでほぼ満席。入ってすぐのカウンターにちょうどいい塩梅で席が空いていました。サワーと焼き上がりの早い焼鳥を数串オーダーし,お通しの大根おろしをつまみながら,店を観察します。すると目の前の柱に張り紙がされていて,それによると大塚に支店があるそうです。よくよく見ると,以前訪れたお店でした。大塚三業通りに入ってすぐ,三叉路の隙間にある薄っぺらい狭いお店です。ここは巣鴨の本店よりさらに狭くて1階はカウンターが数席だけで,テーブル席もせいぜい2人掛けがある位だったと記憶しています。こちらのお店は幾分広めで従業員も多く,串を焼くお兄さんも親切で丁寧だし,酒を用意してくれるお姉さんも愛想がよくて,ぼくのせこい注文にも嫌な顔一つせずににこやかです。大塚のお店も非常に感じがよかった印象があります。これでもう少しだけ値段が安ければ,たまにはよりたいんですけどね。 品書:生中:500,ホッピー:450(中:250),酒(菊正宗):400,サワー:300~,焼鳥:150or200,煮込:450,とりわさ:550,厚揚:300

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