夜が待ち遠しい

2013/07/25(木)09:11

堀切菖蒲園では酒場探しに困らない

葛飾区(194)

 自動車通勤の同僚の車に同乗し,途中で落っことしてもらうことにしました。その帰路には京成本線と京成押上線を通過することになるので酒場にはことかかないエリアだらけで,迷いに迷ってこのところ繰り返し通っている堀切菖蒲園前を通りかかったときに強い衝動に駆られてあわてて車を停車してもらいました。一言礼を述べて走り去るのを見送ると,大急ぎで店探しを開始します。  開始した途端,眼前にカウンターだけの渋そうな酒場があります。屋号がありませんが,気にせずお邪魔します。カウンターに腰掛けてはじめて気づいたのですが,ここはどうやらインド料理店のようです。ありゃりゃ,これは失敗だったかなと思いながらも,今さら店を出るわけにもいかず,品書きを眺めました。すると,あったあった堀切ハイボール:350円とあります。南アジア系の風貌の外国人マスターにその堀切ハイボールとチキンのタンドリー窯焼:450円というのを注文します。客はぼく一人だけ。堀切ハイボールをすすりながらタンドリーチキンの焼き上がりを待ちます。お通しにピーナッツをサービスしてくれるのはちょっとうれしいですね。琥珀色のハイボールは当然ながら梅エキス入り,調合がバランス悪くかなり焼酎濃いめでびっくり,うれしいのでした。ただちょっとぬるめなのは惜しい。チキンは味は悪くないのですが串に刺さっていたときより量が少なくなっていてちょっと物足りない量です。しばらくするとマスターからサラダをサービスしてもらえました。なかなか気のいい人のようです。やけに騒がしくて偉そうにマスターに指図するやはり南アジア系のおっさんが日本人の金回りの悪くなさそうなおっさんを接待しています。接待というよりカモにしているように感じられるのは偏見なのでしょうか。勘定の際,マスターに伺うとこのお店は以前は「王将カレー」だったのを「印将カレー」に変更したようです。この変更にどんな意味があるのでしょうか。  駅の東側の酒場が途切れ途切れに連なっている通りの中に「居酒屋 古や」というのを見つけました。何度もここは通っているのに気づきませんでした。ガラリと扉を開いて入るとほぼカウンターだけのお店。女主人とその息子さんでやっています。お客はやけに声の大きい中年女性がひとりだけ。店内を見回しますがかなりくたびれていてすごく気に入りました。やはりここでもボールをお願いします。中年女性は自らをやんちゃんと名乗り,ぼくの名を尋ねるのでとりあえずたっちゃんだよと答えます。この店は「こや」と読むのよ,で,お名前は「ふるや」ちゃんなの。郵便局員さんのように優しいのよ,やんちゃんはと語ります。確かにふるやちゃんもその息子さんもほんわかと優しい表情を絶やさずすごく気持ちいいお店です。酒も肴もお安くてここなら通ってみたいと思います。うっかり呑みすぎて,すっかりいい気分になったのでした。ところがどこでどういう話になったのか判然としませんが,近日中に京成立石の「宇ち多゛」にやんちゃんと同行することになってしまったようです。あれから早1カ月近く経ってしまったので,たっちゃんは嘘吐きになってしまったのでした。ところで「印将カレー」は近くにある昼からやってる「もつ焼き とん将」と同じオーナーのお店で,バングラデシュ人であるとのこと。「印将カレー」で日本人オヤジをカモっていたのはそのオーナーだったのですね。 品書:ボール/チューハイ/酒1合:280,ビール中:500,もつ煮込/蒸豆腐/油揚ピザ風:280,揚出豆腐:320

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