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カテゴリ:渋谷区
もう何度も言っているので一言だけ言わせてもらうと、ぼくは渋谷が好きになれないと述べるだけで片付けることができます。なのでこれ以上は繰り返しません。渋谷には面白いところがいっぱいあります。なので身勝手ながら好きな場所は結構あります。その好きな場所への道中には息が詰まりそうになることもありますが、好きな店でしっぽり浸るとここが渋谷であることを忘れそうになります。なので他の町でそうするようにはあちこち無節操に動き回ることはしません。いつも決まりきった酒場やら喫茶店にすぐに避難してしまうからです。それじゃイカンと急遽奮起することを決断したのでした。きっとこれからは頻繁に渋谷が登場するはずです。きっと、いやまあ半年に一回くらいかな。
一大決心を遂げた今、とりあえずは未訪の「多古菊」を訪れておくことにしました。店の構えはピカピカでどうこういうようなものではありませんし、店内も表から見通せるので、きっとそれ以上のものではなさそうです。時間は早いのに結構繁盛していて、なんとかかんとか店内中央に置かれた島テーブルに着くことができました。まあ、しばらく様子を見ていると案外客の出入りが頻繁なのでいずれそう待たずとも入れそうです。この先何を語るべきか、かつてはどこにでもあった大衆居酒屋ーあえて大衆酒場と書かない辺りのニュアンスをなんとなくご理解願いたいーというのが結論ということになります。大衆居酒屋と言ってもチェーンのチープさと個人営業の気安さといか常連至上主義的な一面が良かれ悪しかれ感じられ、ぼくにとっては嫌いにはなれないものの通い詰めるほどには到底なれそうもありません。それでもこの立地でまずまずお手頃な値段で居酒屋を続けるのは並大抵の努力ではないと好意的に語っておくことにします。 続いては「大衆立呑酒場 富士屋本店」にやって来ました。この辺りはそう遠くなく再開発で一掃されてしまうということなので、機会があれば通いたいと思っています。ここで働くけして感じがいいとは言えぬおばちゃんたちがこの先どうするのか気になるところです。ここは価格は良心的とはいえ、何よりも戦後を感じさせる無頼なまでの雰囲気が持ち味なので、仮に移転してもうまく行くのだろうか。ところで混み過ぎなこと以外にさして不満のなかったこのお店ですが、不快な出来事に遭遇しました。たまたまお隣で呑んでいた可愛らしい女性2名が呑みきれぬ焼酎ボトルをいかがですかと差し出してくれたので、有り難く頂けたのですがそれを店の人に取り上げられたのです。そりゃ、残ったのを黙って拝借したら問題でしょうが、直接ご馳走になったのを取り上げるのは正当なんでしょうかね。もしかすると店で他の客同士で酒や肴の遣り取りを禁止することもあるのでしょうが、それならそうと貼り紙しておくべきと、まあ軽く憤慨したのでありました。しばらくは近付くまい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/08/29 06:11:20 AM
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