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カテゴリ:杉並区
標題をご覧になって、ああ例の食堂に行ったのだなとすぐにどこに行ったのか見抜かれた方も多いはずです。お察しになられた方はこの先をお読みになったところで、時間の浪費にしかならぬかもしれぬので、最後まで読み通すなんてご無理はけしてなされぬようご注意いただきたい。いつものことではありますが、これから記される文章の大部分は情報量の非常に少ないものとなるはずです。ちなみになぜこれ程までに卑下してみせるのか。それはこのお店が「孤独のグルメ」や「酒場放浪記」の寄り道スポットとして登場したりしているような、まあ極めてメジャーな観光地と化しているわけなのです。何をもって有名スポットとして知られるかに至ったか。一つには昼呑みができるということ、次いでは釣り堀を併設する公園内の緑に囲まれて呑めるという辺りが物珍しいと判断されたのだと思われます。
さて、西永福駅から5分ほど歩くと大宮八幡宮に辿り着きます。その奥には緑豊かな和田堀公園が広がっています。吉祥寺の井の頭公園を始め、都心に近いのにこれ程に自然―この自然という言葉にいつも違和感を覚えます、だって自然という単語は本来は人為の及んでいないものを指し示す語であるとすれば、公園という人為の成果物のような環境を自然と呼ぶのには抵抗があります―に恵まれた井の頭線という路線に人気が集まるのも納得のできるところです。公園には善福寺川が流れていて、その流れに沿って歩いていくとやがて、「つり堀・食堂 武蔵野園」という景観と調和しているとは言い難い赤を基調とした施設が見えてきます。なんだか思い浮かべていたのとは、違ってる気がするなあ。というか大きな公園や有名観光施設などには、ごく当たり前のように休憩処が存在するものですが、そことここはどこが違っているというのだろうか。釣り堀に面したビニール張りのテラス席は確かにまあ余所ではあまり目にしない施設と言えなくもなさそうであります。しかし、ぼくには昔の茶屋のような風情ある休憩所の方に情緒を感じる者にとっては、思ったほどには興趣を覚えることはできませんでした。ビールに焼そば、フランクフルトという屋台風の注文になったのは、テラス席という解放的なムードが働いたとすればそれなりの効果がこの施設にあるということなのでしょうか。ただ他の観光地の休憩所と大きく異なるのが、客たちのほとんどが昼酒を堪能していること。隠居してまだ間もないという感じのオヤジ3名などはすでに相当の酒量を摂取したらしく見受けられます。しかし、それもまたマスコミなどの情報に基づいているのだとしたら、わざとらしい気がして素直に楽しめないのでした。でもまあ番台風の料金支払所なんかは非常に魅力的な造りで、一度は来ておくに文句はなかったということを記しておきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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了解しました。9月下旬になったらまた誘います。お金貯めといてくださいww
でも何万も使わないですよ。割り勘だし、近場だし、4~5軒はしごしたら十分でしょう?ww 自分は酒場巡りピーク過ぎました。 浅田真央選手が引退したように気持ち切れてます。 毎週地方飲み歩いてます。多いときは週前半に神戸、後半北海道とか。 最初は楽しかったですが当たり前になり今はかったるいだけで、楽しいという気持ちはないです。 当たり前になり無感情です。最初はあんなに楽しかったのに。 やっぱり何でもピークはありますね。そしてそれを永遠には維持できません。 今は惰性です。 でも人と飲みに行くと話ができるから新鮮で今でも楽しいです。 たぶん夜が待ち遠しい様もブログ始めた当初に比べたらピークはすぎているという感覚はあるのではないでしょうか? でもお互い酒は好きですし、飲みには行きますよね。 ではまた連絡します。 (2017/08/18 03:12:19 PM) |