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カテゴリ:板橋区
ことさらにときわ台という町を褒め上げるのは何か違う気もするので、ここはあくまでも酒場の個性が豊かであるという程度の意味でご了解いただけると有難いことですが、とにかく行き場が定まらぬままにときわ台駅で下車してしまったのでした。狙いを定めていぬのであれば大山駅辺りで下車する方が的を外すことも少なかろうと思いはするのですが、大山ですらぼくには騒々しく感じられるのであって、もう少し色々と余裕がありさえすれば同じ東上線でももっと先に行きたいのでありますが、なかなかそうもしておられぬのです。さて、ときわ台という町は呑み屋自体少なくはないのだけれど、それが寄り集まって呑み屋街を成すというよりは適度にばら撒かれたように、例えると将棋盤上で駒を降ったような感じて風情というのにはやや欠けているのかもしれません。多分南口の線路沿いの一角がそれに近しい酒場情緒が漂っているのであって、ひとまずはこの界隈の動向を探る事になるのです。
実は、「居酒屋 一生」のことはすっかり失念しており、まったく他所の酒場を思い込んで書き進んでしまいました。ああ無駄なことをしたなあ。そして、アップロードの際に写真を見て思い出したのですが、この夜はたまたまなんですが、ときわ台の沖縄料理を売りにした酒場をハシゴしていたのでした。それが初めから分かっていたら、冒頭の文章も少しはしまったものになったはずなのにと、嘆いて見せるだけであえて書きなおすつもりなど皆無なのであります。さて、思い返すにこちらのお店、「一生」なる豪気というか演歌っぽい店名ですが、その実態はまったくそれとは違って、店の方も暖かく迎え入れてくださり安堵の息を尽くのです。さて、沖縄酒場と書いてはみましたが、ガチガチの沖縄とは違って、普通の酒場メニュ-にちらりほらりと沖縄料理のお馴染みの品が混じっているといった感じです。これは実はぼくにとってはありがたいのです。その理由はとってもぼくらしい。沖縄料理が嫌いなわけじゃない、というかむしろ大好きなんですけど、大抵馬鹿みたいに高いのであります。総じて肴がお手頃なこの店でさえもがいい値段が付いているのだから、むしろ沖縄料理にこだわらずにオーダーできるのは有り難いのです。だって沖縄の料理って食材が入手困難な場合を除いてはとてもお手軽に作れるからなのです。だから沖縄のものはほとんど食べていない。ここの美味しいものなんかはひろみんさんのページをご覧下さい。そうなのだ。ここもまたひろみんさんに先取りされているから適当だっていいのだ。リンク位張ってもいいのだけれど、何だか悔しいからそうはしないのだ。 次はどこにするかなと東武練馬駅方面に歩いているうちに駅から結構遠ざかってしまったようです。次の道を過ぎると全くの住宅街に踏み込んでしまいそうです。この町に来るたびにここで折り返している気がするなあ、もう少し先に踏み入る気力があれば思いがけぬ酒場があったっておかしくないのですけど目先の「沖縄村」で良しとするのでありました。どうしてこの時、沖縄でこの記事を飾ればいいと思いつかなかったのだろうか。絶好の好機をみすみす逃すのがこれまたぼくらしい。だからあまり覚えていないけれど、沖縄料理は多分頼まなかったような。でもお通しはもずくだったような。沖縄の食材ではもずくがもっとも好きな一品だからまあそれでいいのであります。カウンターだけの酒場ですが、ほとんどの席も埋まっており人気店のようでした。また酔ってお邪魔してしまいそうな気安さが非常に心地よかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/12/29 08:30:07 AM
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