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カテゴリ:豊島区
大塚はよく呑みに行く町ではありますが、ここぞという店が少ないことをかねてより憂うものであります。ここはいいななんて思って、じゃあこれからは酒場巡りの意欲の湧かない夜や遅くなって酒場探索の時間がないときなど、ここに寄ったらいいじゃんなんて思ったりすることもあるのだけれど、そうした酒場の大概が再び訪れるや、姿を消しているのであります。消しているというのは少し違うか。端的には居抜きで全く別の店になってしまっているということを言いたいのです。しかも他所の町は内装をリニューアルというのかリノベーションというのかその違いはよく分からんけれど、とにかく前の店舗がどうだったか思い出せぬほどに変貌を遂げている事が多いのだけれど、ここ大塚は少しばかり事情が違っているように思われ、つまりは元の内装を留めたままに、その実全く別の店に成り果てているようなのだ。目覚めると隣人が見た目も態度もさして変わったようには見えぬのだけれど、どこか違和感を感じるというような感じか。大概のオチは宇宙人に頭脳を含め身体全部を乗っ取られているといったものでありますが、そんな違和感に囚われながら呑むことも少なくないのです。
そんな事がつい先達てもありました。大塚でも店の入れ替わりが頻繁なのが「もつ焼き 英勇」のある店舗です。「空一」というお店の事もあった気がするけど、昨年末にお邪魔した「かくれんぼ」はとてもいいなと思って、また来ようと思ったはずですが、もう半年それをなし得ぬままとなっていたようです。そして半年経って訪れてみると、なんだかちょっと以前と違うかなという印象になっているから考える余地もなく店に足を踏み入れてしまうのでした。大陸風のオーラをまとった男女二人でやってるお店で、カウンター席に空きがあるのみであとは埋まっていたから早くも人気のお店に成りあがったようです。前の店が良かったので継続して利用する客も少なくないのかもしれない。というのが奥の卓席を陣取るジジババグループを以前も目にしているからです。前は若いお兄さんだからそんなに気にならなかったけれど、今度はママさんがいるからもうしつこく事あるごとにママ、ママと呼び続けてホントの赤ん坊よりも始末に悪いのです。さて、お通しはあるけれど酒は199円とお手頃なのは行けれど、外税なのが響いてだろうか3杯も呑むとなかなかセンベロ価格とはいかぬのでありました。でもそれでもまあ案外使い勝手がよくて前のお店ほどではないけれど、店選びに困った際にはお邪魔したいと思います。 なんとなく気になったので「究極の塩だし そば助 大塚店」に立ち寄ることにしました。酒の肴もそれなりに揃っているらしいのが立ち寄った理由。店内に入ると食券の券売機があるけれど、夜は勘定は人力で処理しているようです。とりあえずお酒を頼んで、さて肴はどうしよう。品書きを眺めるも何を頼んでも結構なお値段であります。これは失敗したかなと思っても後の祭り。だったら大人しくそばでも頂くことにしよう。頼んだのは春菊天の乗ったつまたいそばであります。春菊もボリュームあるし何よりそばが旨いからそれはいいのだけれど、店のイメージからお手頃価格を期待すると痛い目に遭うかもしれない。というかぼくは結構いい値段を取るなあと思ったものです。さて、味変のために自家製ラー油を大量に透過します。このラー油がなかなか旨いというかかなり旨くてこれを舐めているだけで、お銚子の一本も呑めてしまいそう、って呑んだんですけどね。おばちゃまたちはやはりここが高いと思ったのか、もやしのナムル風とビールで延々と粘っていたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/08/01 08:30:07 AM
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