夜が待ち遠しい

2019/08/04(日)08:30

またも群馬に物見遊山の旅 喫茶篇 その3

中部地方(北陸・東山・東海)(263)

 新前橋駅からは、上毛電気鉄道で西桐生駅に向かいます。ほぼJRの両毛線と並行して走るこの路線に乗車するのは初めてです。何度もチャンスはあったのだけれど、大概の場合、18きっぷを持っていたからそれを有効利用したくなるのはまあ至って当然だし、運賃はむしろJRが安いのであります。また、時間的な制約に阻まれる事もあります。先般は群馬県内の鉄道路線を乗り放題の世界遺産きっぷを用いたけれど、乗り継ぎの都合なんかで諦めるを余儀なくされたのです。なので悲願叶っての乗車という事になりますが、出発駅の新前橋駅がすっかりと綺麗に様変わりしているので、その興奮も随分と損なわれます。昔の駅舎は何回か眺めていますが、やはりその改札を通ってみたかったのです。まあ、到着の西桐生駅が少し趣を異にするけれど、端正で惚れ惚れするような構えだったので良しとします。また、到着して知ったのですが、上毛電鉄利用客はレンタサイクルを無料で借りることができるのですね。ただほど安いものはないから当然、レンタルすることにします。思わぬ形で機動力の向上を図れたので、早速に町に繰り出すことにします。  数年前に桐生の町を訪れた際に立ち寄った「モリムラ珈琲店」は、この界隈では早い時間から営業する一軒のようです。なので、久しぶりにお邪魔してみることにしました。まあオーソドックスな正統な構えで悪くないのだけれど、まあ特段変わってはいないので、2回目だとあまり刺激がないかも。モーニングを求めて数組のお客さんが入ってきます。皆さん、雑誌を何冊も借受けて熱心に頁を繰っています。店主もなぜかコップを置いたりの動作がちょっと乱暴なようで、様々な生活音がかぶさって、会話はなくとmおにどく賑やかだったのです。  目星を付けておいたお店や偶然見かけた喫茶も少なくなかったのですが、そのほとんどが閉業喫茶、残りの一部はGWはきっちり休業のお店ばかり。とてもたくさん目にしたのでいちいち書き留めるのは面倒なので止しておくことにしますが、特に残念だったのは「亜露麻館」に入れなかったことです。現役らしき喫茶でここだけは未練を残してしまいましたが、再び桐生を訪れることがあるかは極めて可能性の低いことに思えます。  さて、これから向かおうとしているのは、東武鉄道桐生線の藪塚駅です。コミュニティーバスを始め色々な経路が考えられますが、どうしたものか上毛鉄道で赤城駅に引き返すことは念頭に浮かばなかったのです。しかし桐生の喫茶巡りが不調に終わったことからこの沿線でもう少し遊びたいなあと考えて路線図を眺めると、そうだ赤城がありましたね。赤城駅で下車したことがないから塩梅がいいと向かうことにしました。途中、富士山下駅の車窓から「ていしゃば」を認めましたが、立ち寄るまでの気力がわいてはきませんでした。さて、赤城駅で下車するとここでも無料のレンタサイクルがありました。わたらせ渓谷鉄道の大間々駅まで行ってみましたが、ここから歩く手もありましたね。本町通りを歩いていると、「いりえ」なる喫茶店がありますがここもお休みです。がっかりなんですけど「長寿軒本店」なる和菓子屋さんに立ち寄ったところ、ここのロールケーキが大層旨そうなのです。まだ先があるけれど土産に買って帰ったところ、これがスポンジもねっとりとしていて上出来なのでありました。正解です。  東武線にて藪塚駅にやって来ました。目当ては、喫茶店でも酒場でもなく三日月村なのです。群馬県では知られた観光スポットでありますが、非常に中途半端な所謂B級スポットなのです。ネット上ではいくらでも情報が流布されているのでそれらに付け加えることはありませんが、宿場などの風情はそれなりに再現されていて悪くないけれど、いかにも貧弱で物足りぬのであります。せめてもう10軒程度は宿場が軒を連ねていてもらいたい。併設のびっくり系アトラクションは、これまた子供だましだけれどまあそれなりには楽しめました。ジャパンスネークセンターは、その食堂が気になったけれど、結構疲労が溜まっていたので、スルーしました。  東武線の線路を渡った先に「あしび」があるようです。ここまで来ると喫茶巡りはもうどうだって良くなっているのですが、多少の回り道で立ち寄れるので、一応回り込むことにしました。意外にも営業しているようです。ならば立ち寄らぬ理由はないということで店内に入るのですが.写真を見ていただければそれですべて伝わってしまうようなどうという面白味のないお店でした。でも駅そばにこうした店が残っているだけで感謝せねばならぬのでしょう。「喫茶 雅」というお店もあるようですが、こちらは体力切れでパス。時間までゆっくりと冷たいものをいただき、最後の町に向かうことに。  東武線にて藪塚駅にやって来ました。目当ては、喫茶店でも酒場でもなく三日月村なのです。群馬県では知られた観光スポットでありますが、非常に中途半端な所謂B級スポットなのです。ネット上ではいくらでも情報が流布されているのでそれらに付け加えることはありませんが、宿場などの風情はそれなりに再現されていて悪くないけれど、いかにも貧弱で物足りぬのであります。せめてもう10軒程度は宿場が軒を連ねていてもらいたい。併設のびっくり系アトラクションは、これまた子供だましだけれどまあそれなりには楽しめました。ジャパンスネークセンターは、その食堂が気になったけれど、結構疲労が溜まっていたので、スルーしました。  今回の最後の町は、羽生駅です。この町の酒場に来たいとずっと思っていたのですが、調べてみると喫茶店も何軒かはあるようです。ってそれを知ったのは随分以前のことですが、この機会を逃すわけにはいかぬと勇んで町を歩いてみるけれど、想像以上の寂れ振りに威勢も一気に吹き飛んでしまいます。「喫茶 こまつ」、「タイム」、「松屋牛乳」はお休み。「ピノキオ」、「喫茶 百合」は閉業したのだろうか。そんなとこだとは思っていたけれど、締め括りがこれなので一気に疲労があふれ出し、久喜駅ではへたり込むようにして「珈琲屋 OB 久喜店」に立ち寄ったけれど、まあこの系列店ではいかにも退屈なお店だったのでした。  おや、赤城土産の生ロールケーキの写真があるけど、これじゃ何がなんだかさっぱり分からんですね。まあ、切った写真があったところで、柔らかすぎて見た目が悪くなるから状況は余り変わらないかもしれません。

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