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カテゴリ:台東区
鶯谷と書いたけれど場所としては鶯谷駅と日暮里駅との大体中間位の場所にあって、正岡子規が晩年を過ごした庵がこの辺りにあったはずだけれど、それはまあ然程関係の異話です。とにかく鶯谷駅からでも日暮里駅からでもどちらでも構わぬけれどなるべく最短のルートを辿ればこの夜にお邪魔した中国料理屋に行き着くはずであります。ぼくも当然ながら何度となくここを歩いているけれど、実はずっとここの存在を見過ごしていました。それだけ中国料理屋は日本の町に馴染んでしまったようです。巷間で町中華などと呼ばれたりもする和式中華料理の店がむしろ現代の日本では町からは浮き気味に思えるのです。それはともかく何故今になってこの店に気付いたのか、それが今語るべきことであります。答えは実に下らなくて日暮里駅から鶯谷駅方面に歩いていたら急に雨が降り出し、軽く舌打ちしたところにこの店があったのでした。それだけなら通過していたのだろうけれど、モヤさまの面子が来店したとの掲示と8時迄ドリンクがお手頃との貼り紙が背中を押したのです。
誤解のないうちに断っておきますが、ぼくは消してモヤさまの良い視聴者ではないのです。たまたまテレビのスイッチをオンにしたらちょっと眺める程度でありまして、昔はそれなりによく見た事はありますが、どうにももの足りぬ思いがこの番組にはあったのです。それは滅多に酒を呑まぬ事が原因です。誤解かもしれぬけれどぼくが知る限りでは精々が一度か二度呑んでいるのを見た程度なのだ。まあモヤさまの話はこの位にして、店に入る事にしました。店の名は「味香房」とありますが、明日になれば忘れ去りそうな極めて薄い印象の没個性なお店です。などとどうでもいい事を考えている暇はありません。何しろ酒の安く呑める時間は限られています。時間が限られているはずだったけれど、抜け道があったのでしたがそれはまた後で書くことにします。まずは低価格帯の料理と190円のサワーを注文。届くとすぐに呑み干して2杯目に突入です。なんとかぎりぎりで時間に間に合いました。でもこうした中国料理店ではよく見掛ける何種類もあるメニューを精査していくと料理とドリンクの組合せによる3種のセットが時間制限なく頼めるのでした。この後、Bセットを際限なく注文する羽目になったのです。確かAセットは前菜風の料理とドリンクの組合せで、Bセットは定食メニューにもなるようなホイコーローや酢豚などのメインの料理を組み合わせるセット、Cせっとは前菜、メインにドリンクのセットになり、このCセットでも良さそうなものだけれど、Cセットは値段の設定がいかにも損な感じでいかにもおかしいから頼むはずはないと思うのであります。料理はけして不味からず特別旨からずでありましたが、確かBセットが590円であることを考えるとなかなかお得に思えるのですが、いかがでしょう。また、雨の日に通りがかった寄るかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/11/09 08:30:06 AM
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