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カテゴリ:喫茶店
今回は、先週報告したその1よりは少しは個性があるかもしれないけれど、個性のレベルが上がるのとは反比例するように、お客さんの入りは悪かったりするのでした。悪いと書くのは申し訳ないか。たまたまだと思うけれど、ぼく(もしくはぼくら)が訪れた際には、一人もお客さんがいなかったのでした。先週の喫茶は平凡だけれど混雑していたのとは対称的であるというのも偶然の一致であると申し上げたいものです。
最初は京成大久保駅前のそれなりに距離もあるしそこそこの活気も漂う商店街の真ん中くらいに「ボルツ 京成大久保店」はあります。外観を見る限りは、特に入るべきお店には見えぬけれど、中は案外に楽しめるのでした。どう楽しめるかというと端的にはモダンでクールな印象でオシャレなのです。スタイリッシュとでもいうのか、案外に古くからあるお店らしいからこちらの内装デザインをされた方は先取のセンスを持ち合わせているようです。そんなセンスが不思議と写真からはちっとも伝わってこないのが残念ですが、興味のある方は一度確認なさるとよろしいかと。 東浦和の「珈琲 あめんぼ」にも行っています。オーソドックスな町の喫茶店。少しも町っぽくないけれど、下手に奇抜な装飾無しなところが居心地の良さに繋がるのは、奇抜さというものが常に飽きるという感情の変化を伴う事に関係があるのかと思います。ここはどうもキムタクが撮影で訪れたということでも知られているようですが、先だっても一度お邪魔している馬橋の「レストラン セリーヌ」に来ていたみたいだし、あれだけテレビに出てればロケハンで訪れた店も数え切れぬほどだろうからいちいち反応するのも馬鹿らしい気がします。ともあれ、ちょっといい感じのお店を普段使いするのが長くお付き合いできる喫茶なのだと思うのです。 上中里駅前にある「喫茶店 サン」の存在はずっと知ってはいたのです。なので当然のことながら何度も訪れてはいたのです。しかし、何度来ても店は閉まっているのです。京浜東北線で山手線から一駅飛び出しただけだから、けして不便な町という訳ではないけれど、それだけのためにわざわざ行く―ケチなぼくは定期券の範囲からはみ出てしまう上中里には駒込もしくは田端から歩くことにしていたのです―のは、なかなかに難儀なことだったのです。とある土曜の昼下がり、その気もなしに駅を下車するとなんとも呆気なく営業しているのを目撃したのでした。土曜の日中に利用できるのにどうしてこれまで運に恵まれなかったのか。落ち着いた雰囲気と店の方の緩いムードでうっかりと長居してしまう、そんなお店でした。コーヒーを頼んだらなぜかサービスでペットボトルの水をいただいたのがなんだかちょっと滑稽でした。 そうそう、とっくに行っているものと思い込んでいた東十条の「COFFEE みかさ」、あまりにも馴染みある町のためか、後送りにしているうちに閉業したとの報を聞き、放置してしまっていたようです。もっと早く来ていれば良かったなあ。また、行こう。 最後に一軒。 ここのことを書いていいものか迷っているうちに閉業なさってしまったということなので、忘れぬうちに取り上げておこうと思います。業平橋の「喫茶 ポッコ」ですが、ネット上で公開されている写真などもあまりこの店の独特のムードを伝えきれていないように思ったので,少しでもここを愛された方たちの思い出に重ねられればと思い、アップしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/12/22 08:30:06 AM
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