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カテゴリ:家呑み
この記事を書いている6月上旬は九州地方の梅雨の影響で野菜価格が高騰しているとテレビのニュースで放映していました。これがアップされる7月上旬には緊急事態宣言とともに解消されていることを願うばかりです。とか書いておきながら今のところさほど野菜の値上がりの影響は受けておらず、そういえば近頃レタス類が高くなったかななんて呑気に思っていたのですが、逆に随分安価だなあと感じる野菜があるのです。それはトマトでありまして、しかも128円とかで中玉サイズ6個入りなんてのは普通ですし、特に気に入っているのが小玉10個程度入り138円でありまして、早くも7、8袋を購入しているのでした。これが安いばかりでなく高級なフルーツトマトのように甘くておいしいのですね。加えてトマトとの相性が抜群にいいバジルが1パック50円で売られていたからこれはもうトマト三昧とするしかないのです。ということで、近頃の宅呑みにはトマトが頻出することになるわけですが、トマトという食材が単純にカットしたら、後は塩だったり醤油だったりマヨネーズ、いや何もつけずに食べてもいい位だからどうしても料理するということが少なくなるのでした。定番のカプレーゼがせいぜいだったりするのです。後は硬かったり酸っぱかったりした場合はグリルしたりして食べることもあるけれど、もともとが美味しいトマトをさらに美味しくするという積極的な料理ではないのでした。でもこれだけトマトが潤沢にあるとそのまま食べるのも飽きてくるからいくつかレシピをかき集めて自宅にある食材の範囲内で料理してみたのですが、これがとても良かったので報告します。
まずは、ほぼ素材そのままの冷静スープのようなものを拵えます。 フルーツトマトのクーリとモッツアレラチーズ 【材料】 フルーツトマト 4個/モッツアレラチーズ 1/2個/オリーブ油 大さじ1+α/塩 適宜/バジル 2枚 【作り方】 1. フルーツトマト、オリーブ油、塩をミキサーにかけ、濾す。 2. 1.を盛り付け、モッツァレラチーズ、バジルの葉を浮かべる。オリーブ油を垂らす。 クーリというのは、フランス語で本来は「濾す」という意味のようで、作り方の1.にも「濾す」作業が記載されていますが、これは端折りました。洗い物が増えたりと面倒ですからねえ。ここで皮だったり種だったりの食感を悪くする部位を排除するということなのでしょうが、実食した限りではさほど支障ありませんでした。さっぱりして美味しいですねえ。 パプリカのムース 【材料】 赤パプリカ(薄切り) 2個/玉ねぎ(薄切り) 1/2個/固形ブイヨン 1個/水 200cc/生クリーム 100cc/オリーブ油・ゼラチン・塩 適宜 【作り方】 1. 赤パプリカ、玉ねぎをオリーブ油で炒める。固形ブイヨンと水を加えて煮込む。 2. 1/3量になるまで煮込んだらミキサーにかける。塩、ゼラチンを溶かし、冷やす。 3. 2.に泡立てた生クリームを少量づつ加え、混ぜ合わせる。冷蔵庫で冷やし固める。 せっかくなので、いずれやってみたいと思っていたパプリカのムースも作ってみました。アーモンド型に成型する作業をクネルというそうですが、ゼラチン量がちょっと多かったのか生クリームが少なかったのかちょっとぼってりとした質感になりましたが、味は悪くなくて、このムースの濃厚な風味がクーリとそして風味豊かなバジルのさわやかさと相まって非常に良い一品になりました。ムースなしで、ミニトマトを浮かべるのも良さそうです。 もう一品。これも何を参照して作ったのか忘れてしまいましたがトマトをトマトでマリネするという料理です。同一素材を別個に料理したものを合わせるというアイデアは様々な可能性が秘められていそうで試してみたいと思いますが、相応のセンスを要求されそうです。 トマトのマリネ 【材料】 トマト(湯剥き) 2個/トマト水煮 100g/玉ねぎ 1/4個/にんにく 1片/ディジョンマスタード・メープルシロップ・シェリービネガー 30g/オリーブ油 100cc/塩・白胡椒 適宜 【作り方】 1. トマト水煮をハンドブレンダーで撹拌。玉ねぎ、にんにく、マスタード、メープルシロップ、シェリービネガー、塩、白胡椒を加え、オリーブ油を少しづつ加えながらさらに撹拌する。 2. 1.に一口大にカットしたトマトを入れ、冷蔵庫で1時間寝かせる。 実食してみるとそのドレッシングというかマリネ液が非常に濃厚な風味で、前菜として立派な一品になりそうです。一方で、どこかしらほんのりとウスターソースのような風味も感じられ、様々な味覚を刺激するという意味では辛味としてタバスコを垂らすのも良さそうに思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/07/03 08:30:06 AM
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