代田橋はホントに沖縄タウンを目指しているの?
代田橋というと沖縄タウンがある町として知られており,何度か行ったことがあるもののそれはむしろ古い建物なんかが残っているからで沖縄タウンを目的にしたことはありませんし,第一,横浜市鶴見区のものと比べるとやや寂しい観は否めません。盛り上げようという機運に水を刺すことになっては申し訳ないのであまり悪くは言いたくありませんがもう少しなんとかならないものかと老婆心ながら思ってしまいます。 急に思いついてやって来たのでまるっきり当てずっぽうに歩き回ることにします。土地勘はあるのでさほど苦労なしに酒場と出会えるものと楽観しています。できることなら「ハシゴマン」で紹介されてぜひ行ってみたいと思った店名さえ覚束ない店に辿り着けたらラッキーです。 いとも簡単に辿り着けました。「升屋」です。テレビで見たのとなんだか印象が違います。テレビではもっとくたびれた様子だった印象がありますが、案外きれいで新しい感じがします。放映後に改装したんでしょうか。コの字のカウンターも想像していたよりもずっと広い気がします。だからといってけしてけして悪い店ではなくて気持ちよく酒を飲ませてくれるんですが、いかんせんお客の入りが悪くて酒場らしい活気にはやや欠けるようです。たまたま空いていたのだと思いたいものです。品書:ホッピー:400,煮込豆腐:330,ハムエッグ:350,くじら刺身:500 続いては「居酒屋 ゆう」というお店。若い店主がひとりでやっている狭いカウンターだけのお店でした。お客さんは女性2人組とおっさん2名。いずれも常連さんらしく楽しげに会話を交わされています。店主のお兄さんは一見でひとりのぼくに気を使ってくれて時折会話に引き込んでくれたりしてなかなか気が利いています。まあ気分が向けばお気遣いいただかなくても勝手に会話に割り込んじゃったりするんですけどね。こういったお店なので孤独に酒を味わいたい向きには逆に気疲れしてしまうこともあるかと思いますが、独りきりの夜に誰かと愉快に過ごしたい方にはもってこいのお店です。ぼくはどちらかというと酔客の姿態を眺めながら過ごすのが好きな性質なので、自らが酔客にならないうちに引き揚げることにしました。みなさんはこの後もずるずると飲み続けたのでしょうか。