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夜が待ち遠しい

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喫茶店

2020/03/22
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カテゴリ:喫茶店
 以前は喫茶巡りが楽しくて仕方がなかったのです。とにかく一軒、また一軒と飽きる事もなく次から次へと虱潰しに経巡ったものです。いくら回ったところで喫茶は無尽蔵にそこらにあって、行き先を見失うことになるなどとは思ってもいなかったのです。虱潰ししている最中はゆっくり構えている暇などありはしない、失われ行く喫茶はそれがそこにあるうちにできる限り行っておくべきなのだ。しかし、今のように精力も衰えてくるとせかせか駆けずり回るのは、じっくりと腰を据えて各店舗の空気感を堪能するべき喫茶巡りの醍醐味を自ら放棄する行為なのだから、慌てず騒がずのんびりやるべきといかにもご都合主義的な発言となるのです。いかにも取ってつけたような言い訳めいているけれど、それが言い続けるとさも真実めいてくるから人の感情なんてのは手練の洗脳者にとっては容易く操作可能なのも納得がいくのです。



 さて、蔵前ではたまたま全く未知のベーカリー併設の喫茶に遭遇しました。「マルセリーノ・モリ」というお店で、特別派手なところもないけれど、喫茶を鑑賞の対象としてではなく、実用という側面で用いようとするととても使い勝手の良いいいお店ということになるのです。以前なら、見過ごしてしまいにしてしまうという振舞い方を選択するだろうけれど、ひと時の安息を求めるのにはこれで十分なのです。



 北池袋の「Priepaju(プリコラージュ)」も昼食を兼ねた一杯の後にたまたま見掛けて立ち寄りました。以前も何度もこの駅前通りを歩いているからその存在を知らなかったはずがないのですが、なぜか見過ごしていました。こちらは多少外観が賑やかですが、店内はいたって普通のお店でケバケバシしくも見えなくもない外観とは一転して地元の隠居さんたちがゆったりとした時間を過ごしていて、自分がいかにせかせかとしているかを思い知らされるようです









 一転して、津田沼です。こちらは前々からその存在を認知していて何度も行こうかと思ってはいたのです。でもたまに津田沼を訪れる機会があったとしても、いざ到着するとこちら、「コーヒー ハウス サンヨー(COFFEE HOUSE Sanyo)」の存在は脳裏から消え去り、帰宅してから、もしくはしばらくしてから、しまった立ち寄っておけば良かったということになるのです。どうも津田沼にはいつも夕暮れ時になってからやって来るのがよくなかったようです。ということで、この日は回転してすぐにお邪魔することができました。期待以上ではないけれど、期待を裏切ることのないオーソドックススタイルの落ち着いたお店でした。そうそう、こういうのが当たり前にあるといいんですよね。駅前喫茶で駅からのデッキからも地べたからも入れるという構造が津田沼のJRと京成電鉄の距離感を埋めるよう上手いことで来ていてこれからも愛される店であるように思われました。






Last updated  2020/03/22 08:30:05 AM
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2019/12/29
カテゴリ:喫茶店
 もう何度も行って振られてるからいい加減諦めたらいいのに酒場巡りでちょくちょく出向いたりするものだから、せっかくだからと色気を出して相当な回り道を辞さずして足を運ぶいつでも休業喫茶があります。毎度シャッターが冷ややかに下されているのを見るたびに、これ限りにしようと思いつつもきっとまた足を延ばしてしまうのだろうなあ。来年こそはとの願いを込めてそんな喫茶を思いつくままに挙げてみたいと思うのです。
 
 と思い起こそうとすると案外どうしてなかなか思い出せぬものであります。なので、比較的最近に巡った喫茶ばかりになってしまうのでありますが、振られる機会の多い町が王子なのであります。王子という町は暮らしやすそうで利便性も高く好感度は高い割にいまひとつ相性が悪いから徹底して片思いの町なのかもしれません。


 
「喫茶 サントス(SUNTOS)」は、ネットで写真を見たけれどごく普通に使いやすそうで、気軽に飲食を楽しめそうな雰囲気が漂っているが、これだけ巡り合わせが悪いと、その雰囲気は嘘っぱちなんじゃないかと思えてくるのです。



「稲穂(INAHO)」もまたまたお休みですねえ。ここも普通に良さそうに思えるのですが、せめて営業時間と休業日を掲示してはもらえぬものか。常連にとっては周知の事実であるのかもしれず、周知を受けていない者は出入りしてもらいたくないのかもしれません。





 ここ「喫茶 しらはま」が一番気になるのですが、やはりお休みのようです。目の前でシャッターが引き上げられそうなくらいに現役感は漂っているのですが、どうしたもんでしょうかねえ。



「TEA&PUB じゅん」は明らかに閉業していますが、毎回遠目に見て気になって近寄ってしまいます。店内はごちゃごちゃ雑然としていて営業していた頃の面影を見て取ることはできなさそうです。何度来ても同じことを繰り返すのはまったくもって学習能力がないということですね。



 あとの一軒くらいは都電荒川線の学習院下から程近い「珈琲専門店 蜜蜂 高田馬場店」です。今年は早稲田界隈を案外マメに散策したのでそのたびに回り道したのですが、一度として開いていたことがないのです。とはいえ、やめてしまった感はあまりなく、まだまだ現役という気配は漂っているのです。まあ、そんな感想は、まったくアテになどならぬのでありますが、次に早稲田に行く時もまた立ち寄ってしまうのだろうなあ。

 そうそう、こういう写真が残っていたんですが、こちらも明らかに閉業しているようです。「CAFE SATSUKI」とありますね。これってどこの写真だったかなあ。



 結論から言ってしまうと、結局いつもこれらの喫茶には土曜とか行きやすいタイミングばかり選んで足を向けているからやっていないだけなんだろうと思うのだけれど、果たして有給休暇を取得してまで出掛けるべきかどうかは、やはり行ってみぬ限りはわからぬのであります。






Last updated  2019/12/29 08:30:06 AM
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2019/12/22
カテゴリ:喫茶店
 今回は、先週報告したその1よりは少しは個性があるかもしれないけれど、個性のレベルが上がるのとは反比例するように、お客さんの入りは悪かったりするのでした。悪いと書くのは申し訳ないか。たまたまだと思うけれど、ぼく(もしくはぼくら)が訪れた際には、一人もお客さんがいなかったのでした。先週の喫茶は平凡だけれど混雑していたのとは対称的であるというのも偶然の一致であると申し上げたいものです。









 最初は京成大久保駅前のそれなりに距離もあるしそこそこの活気も漂う商店街の真ん中くらいに「ボルツ 京成大久保店」はあります。外観を見る限りは、特に入るべきお店には見えぬけれど、中は案外に楽しめるのでした。どう楽しめるかというと端的にはモダンでクールな印象でオシャレなのです。スタイリッシュとでもいうのか、案外に古くからあるお店らしいからこちらの内装デザインをされた方は先取のセンスを持ち合わせているようです。そんなセンスが不思議と写真からはちっとも伝わってこないのが残念ですが、興味のある方は一度確認なさるとよろしいかと。







 東浦和の「珈琲 あめんぼ」にも行っています。オーソドックスな町の喫茶店。少しも町っぽくないけれど、下手に奇抜な装飾無しなところが居心地の良さに繋がるのは、奇抜さというものが常に飽きるという感情の変化を伴う事に関係があるのかと思います。ここはどうもキムタクが撮影で訪れたということでも知られているようですが、先だっても一度お邪魔している馬橋の「レストラン セリーヌ」に来ていたみたいだし、あれだけテレビに出てればロケハンで訪れた店も数え切れぬほどだろうからいちいち反応するのも馬鹿らしい気がします。ともあれ、ちょっといい感じのお店を普段使いするのが長くお付き合いできる喫茶なのだと思うのです。











 上中里駅前にある「喫茶店 サン」の存在はずっと知ってはいたのです。なので当然のことながら何度も訪れてはいたのです。しかし、何度来ても店は閉まっているのです。京浜東北線で山手線から一駅飛び出しただけだから、けして不便な町という訳ではないけれど、それだけのためにわざわざ行く―ケチなぼくは定期券の範囲からはみ出てしまう上中里には駒込もしくは田端から歩くことにしていたのです―のは、なかなかに難儀なことだったのです。とある土曜の昼下がり、その気もなしに駅を下車するとなんとも呆気なく営業しているのを目撃したのでした。土曜の日中に利用できるのにどうしてこれまで運に恵まれなかったのか。落ち着いた雰囲気と店の方の緩いムードでうっかりと長居してしまう、そんなお店でした。コーヒーを頼んだらなぜかサービスでペットボトルの水をいただいたのがなんだかちょっと滑稽でした。



 そうそう、とっくに行っているものと思い込んでいた東十条の「COFFEE みかさ」、あまりにも馴染みある町のためか、後送りにしているうちに閉業したとの報を聞き、放置してしまっていたようです。もっと早く来ていれば良かったなあ。また、行こう。

 最後に一軒。







 ここのことを書いていいものか迷っているうちに閉業なさってしまったということなので、忘れぬうちに取り上げておこうと思います。業平橋の「喫茶 ポッコ」ですが、ネット上で公開されている写真などもあまりこの店の独特のムードを伝えきれていないように思ったので,少しでもここを愛された方たちの思い出に重ねられればと思い、アップしました。






Last updated  2019/12/22 08:30:06 AM
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2019/12/15
カテゴリ:喫茶店
 なんだかんだあっという間に暮れも押し迫ってまいりましたが、振り返るにはまだちょっとばかり早い気もしますが、年末年始を有意義に、つまりは遊び惚けて過ごすためにもどんどん先行して、このブログを書き留めてノルマを極力解消したいのであります。遊びたい時に、こうして文章をコチコチ打っていはことを想像するだけでゾッとするのです。モノを書くのが好きとか嫌いとか吐かしているうちは、ろくなものは書けないんだろうなあ。書かずにはおられぬという切羽詰まる感動なりエモーションを発露させる、もしくはひたすらに書くという技術を学ぶ事でしか人に読ませるだけのものはものにできないのだと思うのです。いずれの才能からも見放され、さらには怠惰を極めたぼくのような者には、行き帰りの電車に揺られながら勢いだけを頼りにせめてもの自分という存在のあった事を恥ばかり綴ってはいるけれど留めておくしかないのです。なんて話しが詰まらぬ方に向かってしまいました。
 
 今年一年で回った喫茶店の決算をしたいということでありまして、しかし一応メモはしてあるけれど、それがアップ済みかどうか確認するだけの根気はないし、大体過去の写真を掘り起こすのが難儀でならぬのです。せめてPCなんかに保存してあればいいのですが、ここに楽天ブログに連動しているRakuten写真館なるサービスにアップロードしたらPCからは即削除してしまうのです。無料サービスといわれたらそれまでですが、アップロードした写真の検索やらが厄介でそれもしたくないから全くもって困ったものです。で、左記のことは分からぬけれどこの先、何度かは今年に限らないけれど、報告しそこなっていた喫茶店を書き残しておくつもりです。書き残してと書いたけど、多くが記憶から零れ落ちていますので、写真を見ながらの回想というちょっとインチキめいた手法を採用することをご容赦ください。







 まずは、稲荷町の「だっく」です。喫茶店ではありますが煙草店の空きスペースに無理やり卓を押し込んだ風でありますが、その割には豆の販売ブースに割かれた広さに開店当初の思い入れの強さを感じ取れなくもないのです。ブレンドと注文するとあっさりめと苦めのどちらにするか尋ねられたので、苦めを所望するとスペシャルブレンドのほうねだって。スペシャルな分値段が張るのかな、そいつはしまった。ぼくはコーヒーはよく飲むし嫌いではないのだけれど、酒類には比するべくもない程度の興味しかないのであります。ノンアルコールビールなる愚劣な飲料があるけれど、ぼくがこれを飲んだのは人生でたった一度きり、その店で一番安い飲み物がノンアルコールビールだったからなのです。なんてまあそんなのはどうでもいい。時折口げんかする夫婦を眺めながら、長く暮らしても夫婦なんてのは喧嘩ばかりか徹底して無関心化のどちらかに辿り着くのだなあとしみじみとしました。







 金町というよりは所謂ところの陸の孤島、水元公園のそばに「喫茶 カタリナ」はあります。駅からは遠隔だけれど立派な公園のそばということもあり、案外、古い中華飯店やらが残っていて、たまに頑張って出かけることもあるのだけれど、そんな時に遭遇しながらも見過ごしてしまっていたこの喫茶にようやく行ってきました。ごくオーソドックスでシンプル極まりない内装は面白みはないけれど、近頃はこういう普通の喫茶が案外居心地いいのでした。でも居心地がいいけれど見物としてはいささか退屈なので、そうそう長居するまでの気にはなれぬのでした。







 王子神谷からもかなり距離のある豊島中央通り商店街には、「珈琲 アン」がありました。これこそ町はずれの商店街にこれこそ町はずれの商店街にある本当にごくごく平凡で写真を見ても印象があいまいな位のお店なのであります。でも内装がかっこいいとか非凡なセンスが結実しているだなどと無駄に言葉を弄する必要もないこういうお店だって、やっぱり愛される店は愛されるもののようなのです。ひと昔前まではセンスのいい内装でお客さんを楽しませることも愛されるべき要素のひとつだったのでしょが、今ではそれよりもむしろ店の方や仲間たちと親しく過ごせる時間を確保できることこそが重要なのかもしれません。






Last updated  2019/12/15 08:30:05 AM
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2019/11/24
カテゴリ:喫茶店
 度重なる台風の被害で郡山の町もそこで暮らす方々も大変な心痛と御苦労を背負わされる事になったと心が苦しくなる思いですが、ならばこそ郡山を始めとした北関東や南東北の皆さんを不快にせずむしろほんの僅かでも励みになれたらと思い、郡山への一泊二日の旅について、書き残したいと思うのです。もしこれをご覧になって郡山に訪れたいとお考えいただければぼくも幸甚です。
 
 さて、おや、こいつ、つい先だっても郡山に行っていたではないかと思われたかもしれません。そうなのです、久し振りに行ってみてやはり郡山は汲めど尽きぬ酒場の宝庫であると確信するに至ったのです。なので、またしてもと思われるなかれ、まだまだこれまで報告してきた少なくない酒場にも負けず劣らずの素敵な酒場に遭遇できたので期待していただいて良いと郡山の方になり代わり自負するものなのです。でも逸る事なかれ、まずは喫茶巡りでこの旅はスタートします。













 まず降り立ったのは旅の大体中間地点である小山駅です。これまでも何度かこのブログにも登場しておりますが、正直余り面白みがあるとは言い難い町だとこの日までは思っていました。にも関わらず立ち寄ったのは、これまでスケジュールの都合で見合わせていた「コーヒー・軽食 フルル」にお邪魔するためだったのです。駅の西側のバイバスを延々と歩いた先にあるその立地の難儀さがそのまま見合わせた理由となるのですが、そのバイパスに至るまでの町の様子が他の町に見られぬ独特な景観だった事が到着を遅らせ、ひいてはスケジュールの変更を余儀なくされる事になるのですが、今ではその事を少しも後悔はしていません。ぼくにはユニークに思えたそな所以を上手く表現する準備がないので敢えてそれを語らぬ事にしますがもしこれから向かおうとしている喫茶に未訪でこれから訪れる事を予定しようという方がいたならば、ぜひ多目に時間を割いてくねくねと出来るだけ回り道しながら向かって頂きたいと思います。さて、ようやく到着したそこは多少の苦労をして訪れただけの価値はあるとてもチャーミングな内装のお店でした。多少古びているのも愛嬌のうちです。ママや常連のオバサマ達にお若いわねえなどとガッチリと絡んでもらって有意義ではあるけれど先のスケジュールが気になりますが、結局お喋りにお付き合いして予定の列車は乗り遅れたのでした。





 駅に引き返す際に「アイドル」、「コーヒー&ランチ まーめいど」などを見掛けましたが、前者は現役っぽい雰囲気ですが,後者は明らかに閉業なさっているようでした。









 お馴染みの黒磯で列車の待合せです。ずっと黒磯での時間を潰すのが憂鬱だったのですが、近頃は楽しみに思えるようになりました。それは「明治屋」の牧歌というシンプルなブッセを一度食べてから大好きになってそれを買い求めるのが常となったからです。だから今では黒磯で仮に乗り継ぎが良かったとしても敢えて一列車遅らせてもいいくらいです。もう一軒、「kanel bread」というパン屋が評判が良いので何種か買い求めてこちらも土産にしました。これがなかなか悪くないのです。というか都内の有名ベーカリーにも引けは取らぬと思いました。残念なのは少々値が張ること。







 いつ頃からかは忘れてしまったけれど、東北本線で旅すると大概の場合、新白河で乗り継ぎが必要となります。時間によっては白河ラーメンなど頂くのも悪くないけれど、ぼくは「ティールーム 高山」に寄る事が多いかな。過去の写真を探ってみたけれどないので外観のみ。「ボルドー」なるレストランもずっと気になっているけれどこちらも立ち寄る機会を作れていません。長居する魅力が感じられぬのです。せめて隣の白河駅だといいのになあ。






Last updated  2019/11/24 08:30:07 AM
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2019/11/03
カテゴリ:喫茶店
 梵寿綱の建築物件巡りも佳境となって来ました。もうすぐ持ち玉は打ち尽くしとなりますので、この一連の報告が目障りだと思っていた方はあと少しの辛抱ですので、懲りずにお付き合い下さると幸いです。てな訳で、実際に訪れたのとは順番も違っているのですが、そうした些細な事は脇に放っておくとして、この日、訪れたのは代田橋でありました。









 代田橋には氏の建築物件として早稲田のものに準じて著名な「ラポルタ和泉(作品名;La Porta IZUMI:和泉の門)」と「マインド和亜(作品名;舞都和亜)」があります。代田橋では何度か呑んでいますし、喫茶巡りもしているから巡り合っていても少しも不思議ではなさそうなのにどうしたものかそうした機会には恵まれませんでした。無論、ネットの珍スポット関係のサイトで目にはしていましたが、それだけで早稲田とか池袋の物件と結び付けるだけの想像力と記憶力に恵まれていなかったのです。それにしてもこの2棟の奇天烈な事といったらこれまで見てきた氏の物件の中でも派手さとアピール度では最強かもしれません。これで通常のマンションなんかと変わりなく賃貸しているというのだから驚きです。まあ、ネット情報を読む限りでは各室内は極めて穏当な造りとの事なので、実際に住んでみると異世界生活をしているという気分もそうは長続きしないものなのかもしれません。



 そばには「とんかつ クラウン」なんてお店があったのですね。こちらも見逃していました。ここもちょっと良さそうです。機会があればお邪魔したいですね。





 続いては、方南町に向かいます。梵氏が寿舞と呼ぶ個人宅については、ネット上にその写真が掲載されていますし、ストリートビューでもより鮮明な画像を確認することができますが、とりあえずここに掲載するのは遠慮することにします。というかまあ氏の魅力をお伝えするにはいささか物足りないからなのでありますが、ピンク色のファンシーな外観に氏がお気に召しておられるタイルなどもちばめられていたり、何より装飾の施されたブロック塀がいかにも氏らしいななんてことを思ったのでした。ここは探すのがちょっと厄介かとも思われますが、ぼくは難なく辿り着けました。どうやって探したんだっけなあ。その次は、「カーサ和泉」です。こちらはまだまだ余り氏の個性の感じられぬ仕上がりとなっています。クラシカルなマンションでそれでもどこかしらリゾート風のムードが漂っています。





 ちょっと「ボルボ」にて休憩。特に目立ったところはないけれど、こういうお店好きだなあ。マスターもどことなく投げやりでいい加減な感じが不思議とこちらをリラックスさせてくれます。そして値段の安さにも驚かされます。身近にあったらいいなあと思うお店です。

 せっかくなので「立正佼成会本部」のモスク風の建物を改めて近くから眺めたらやはり巨大ですごいなあと思う一方で、改装中の筒状の建物、世界宗教者平和会議日本委員会がより興味深く思えました。そんな宗教施設の裏手に「喫茶 砂時計」がありました。これはもう営業していないのだろうなあ。









 峰南町を後にしてさらに北上を続けます。かねてより行きたいと思っていた「堀之内妙法寺」を見学しに向かいます。こちらは厄除けで知られているそうですが、ぼくの目当てはこの境内にある和洋折衷の鉄門です。国指定重要文化財となっているそうですが、格調よりもユニークさが目立ちます。鹿鳴館、旧岩崎邸、ニコライ堂などを手掛けたジョサイア・コンドルの設計であります。そばには「COFFEE ROOM 白十字」があったようです。





 新高円寺駅を過ぎ、行きそびれていた「ニッタラタン(Nitta Rattan)」にお邪魔します。外観はとても喫茶とは思わせぬ不愛想な雰囲気でふと立ち寄ろうとはなかなか思えぬのです。内観もやはりあっさりとしすぎかとも思うのですが、広々としてリラックスできたのは良かったかも。






Last updated  2019/11/03 08:30:07 AM
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2019/10/06
カテゴリ:喫茶店
 まず向かったのは、都立家政駅です。この日は、池袋駅の東口から新宿駅西口に向かう西武バスに乗車してみました。この路線はなかなかに便利な路線で、西武新宿線の中井駅、JR中央線の東中野駅、東京メトロ丸の内線の中野坂上駅などを経由するルートとなっていてぼくにはかなり利用価値が高い路線であることをつい最近に知ったのでした。でもこの日は西武新宿線に用があるので、中井駅にて下車、西武新宿線に乗り換えて都立家政駅に向かうのでした。









 目指したのは、「コーヒー屋 珈琲館」です。下り列車からは踏切を渡ることになります。随分前に訪れた際はお休みだったのです。この日はやっていました。10人は入れそうもない古いカウンター席だけの店内は、喫茶マニアたちの琴線を揺さぶるというほどの派手な装飾はありません。かつてのぼくならやはり、古いことは古いけれどさほど興奮はしなかったかもしれません。でも今のぼくにはこういう飾り気はなくともしみじみと気持ちの鎮まるような穏やかなお店がとても気に入っているのです。マスターがとても気さくな方で、常連が来る前だったこともあって、コーヒーやこのお店についていろいろお話を聞かせていただけました。前回せかせかした気分の時に入らなくてよかったかもしれません。



 モダンな内装で知られるらしい「つるや」は、実は結構楽しみにしていたのですが、残念ながらお休み。またのお楽しみですね。









 ここから西武池袋線の練馬までは歩くことにします。途中、「コーヒー&スナック ボン」、「喫茶 ぱすとおる」などを見かけますが、いずれもお休みなのかはたまた閉店されたのか判然としません。さらに練馬駅方面に進むと、お馴染みの「丸十ベーカリー」がありました。この酵母繫がりの系列店は都内各地で見掛けますが、ここはかなり古い感じがします。お客さんもよく入っていてついつい店に入ってしまいました。ここは種類も量も豊富だなあ。そしてそのどれもかしこもが美味しいのです。丸十のパンは大抵が安いのだけれど、安いなりの商品が多かったという印象がありますが、こちらのは価格的にも他店より安いけれど、それより何より旨いのが素晴らしい。いつものお決まりのセリフですが、このパン屋さんはホント近所にあったらいいなあ。



 どうにも気乗りのしなかった練馬駅前の「マッシュポテト」に入ってみました。喫茶として利用するのはちょっと厳しいかな。



 そのすぐそばの「アルカション(ARCACHON)」では、缶の素敵なデュネットというお菓子を購入しました。予想外の小ささとチェック済みの値段とのギャップに迷ったけれど、思い切って購入。これがまあなんまあ美味しいことか。お酒のお供にもぴったりですが、うっかりするとあっという間になくなるのが難点です。









 桜台駅では「ちゃてい」に入れました。これまで何度となくトライしたのですが、ようやく悲願が叶っての入店です。住宅街の喫茶店らしいといえばそれまでですが、苦労して訪れたという感慨で満足しました。

 やはり桜台の「オオナミ」というパン屋にも立ち寄りました。個性的な店主が一人でやっているという触れ込みのお店でしたが、ぼくに語り掛けたいとは思わなかったようで、さほど忙しくなさそうにお見受けしましたが特に言葉を掛けられることもなく数個買い求めて店を出ました。カレーパンは巨大でなかなかおいしかったです。





 さて、西武池袋線からは少し逸れて、要町駅前までやって来ましたがそれも通り過ぎてハタボウルの裏手にある「COFFEE RESTAURANT ミナミ」にお邪魔しました。この日、最後の目当ての場所に向かう前にふと思い出して立ち寄ることにしたのです。どうしたものかここにも今まで入れたことがありませんでした。巡り合わせでどうしても店に嫌われる場合ってあるのですね。店内は特別どうってこともなく、まあ入れて胸のつかえが取れたという気分ですが、看板犬がやたらと吠えられてしまいましたが、やはり可愛くて癒されました。







 最後の目当ては、梵寿綱の建築物件、「PETTI ETANG」を眺めることです。これらの建築物件群を梵寿綱という人のものであることを知り、ネットで情報を調べるうちに知った物件でありますが、それを見た瞬間に池袋の住宅街奥の余程のことがなければ、行くこともなさそうなここがどこであるかを知ったのでした。なぜ分かったか。この裏手の通り沿いで暮らしたことがあるからで、もっと早くに思い出してもよかったと思うのでした。女神のレリーフなど一部が剥落している個所も見受けられたのでご覧になりたい方はお早目がお勧めです。不審者扱いされない程度にエントランス内も拝見しました。カッコ良かったなあ。






Last updated  2019/10/06 09:30:07 AM
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2019/03/31
カテゴリ:喫茶店
 これは喫茶巡りをなさっている方の多くに共通の経験でありましょう。自宅から遠かったり、職場からも遠かったりという分かり易い理由により再訪を先送りしてしまう喫茶が少なからずあると思うのです。そうした後悔を回避するためには、とにかく力及ぶ限りは少々の無茶も辞さぬと躍起になったひと頃もあったものですが、やがて、店内の様子があからさまに過ぎたり、優先すべき喫茶が多過ぎたり―財布の中身という即物的な都合もある―という理由によって、将来の愉しみに取っておくという言い訳を決まり文句にしてしまうようになりました。しかし、それが決定的に誤りであることは分かっているのです。誤りという言い方が適当でないとすれば、こう言い換えるのが正解に近いのかもしれません。つまりは、気になってしまった以上は、必ずや未練を残すことになるという事実であります。後送りにした喫茶にこそ珠玉な経験が待ち受けているのではないかというもやもやとした気持ちを晴らすには現実に足を運ぶしかないのであります。誰もが知っている喫茶にも無論誰もが知っているだけの理由があるけれど、見たことのない喫茶にこそ真の感動が潜んでいるのではなかろうか。落穂拾いにこそ喫茶巡りの醍醐味があると信じて、何軒かの放置しっぱなしになっていた喫茶店を尋ねることにしたのでした。自宅から遠くもなく、その気にさえなればいつだって行けると思っていてはいつまで経っても行動に移すことはあり得ぬのであります。



 まずは、本郷の「珈琲 待夢」であります。ここは「唄える喫茶♪」がネックとなって避けていました。店内が大体見通せるのも難ありです。感想としては内装やらインテリアが外から見る以上に真新しいのが残念で、まあごく普通のお店でしたが、喫茶店などというものは大部分が普通なのが当たり前なのです。これにめげることなく次なるお店に向かいます。







 湯島にやって来ました。湯島ハイタウンという湯島天神の足元にある古びた大きなマンションにある「飛鳥」という喫茶店を訪れるためです。ここは春日通りを歩いたり、バスで通過するたびに目にしていて、それこそ立ち寄るチャンスなら何度となくあったのですが、余りにも機会が多くて立ち寄れなかったお店です。いつもそれなりにお客さんがいるのも敬遠してしまう理由です。まだまだ現役で続けてくれそうですからね。この日に立ち寄ったのは、かなりの距離を歩いたからへばってしまって休憩したくなったからです。ここもまた有り触れた普通のお店ですが、広々としてゆったりしていて大いに休息できました。







 さらに、上野まで歩きます。前の二軒が使いやすいけれど少々物足りぬからという理由もありますが、池之端に面したビルの1階にある「ビルポート」に立ち寄ってみることにしました。ここもやはり普通に使い勝手の良い立地も利便なお店という印象ですが、一番居心地が良かったかなあ。マスターが数十年ぶりに顔を出した娘さんと昔話をなさっているのについ聞き入ってしまいます。見た目には新しくても店の歴史はそこばかりに残されているのではないのだなあ。



 続いては、亀有です。亀有の辺りにも昔からやっている渋い喫茶店が少なからず残されています。その中には華美な内装が待ち受けているわけでもない「カフェテラス 洋子」なんてお店もありました。こちらは無事営業をお続けになられているようです。ここには以前一度お邪魔させていただいていますが、記憶も不鮮明でもう一度立ち寄ることを真剣に思い悩むのですが、次にお邪魔するお店の事が気掛かりで後ろ髪を引かれながらも素通りしてしまいました。



 先般、亀有の町外れを散策するうちに迷い込んだ団地の隅っこでそっと営業を続ける「コーヒー ふじ」に立ち寄ることにしました。以前、通った際には結構酔いが回っていたので遠慮したのですが、そもそも店に入るのにそれなりの気合が必要だから恐らくはその時には、酒の勢いでまたすぐ訪れればいいと思ったのに違いありません。それから早くも半年も経過しているのだから、うかうかしている暇などないのであります。しかし案ずることもなくこちらは既に店を畳んで数年になるというから、ママさんは店を辞めても引き続きここを安住の場所として自分のためにご利用なさっているようです。営業していた当時もこのごしゃごしゃした環境がママさんにとって心地よかったのだと思います。



 駅から至近の「カフェテラス 四季」は、あれいつの間にか店をやめてしまったようです。こここそいつだって来れると後回しにして何度となく通り過ぎていました。店内の様子は今でも脳裏にありありと浮かべることができるけれど、いざそこに身を置いたことがないことを無念と感じるのは、いかにも愚劣なことだなあ。






Last updated  2019/03/31 08:30:10 AM
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2018/08/19
カテゴリ:喫茶店
ずっと懸案にしている喫茶巡りルートというのがあります。それこそ日本各地に土地ごとのプランを組んでいて、それを実行する機会を常に待ち構えているのであります。しかし、そんな機会は待っているだけではそうそう到来するはずもなく、やはり強い意志と交渉力で勝ち取らねばならぬものなのですが、面倒は後送りにしてしまいがちな性癖が災いしてなかなか実行に結実することはないのです。でもそうしたプランは何も遠隔地にばかり用意している訳でもなくて、半日もあれば行って帰ることの出来そうなものもあったりするのです。ならば目先のそちらを先に片付ければいいではないか、いつまでもあると思うな喫茶店なんてことを普段口走るぐらいなら今すぐにでもやっつけてしまうべきとのご意見はもっともであります。が、しかし、怠惰で吝嗇なぼくにはどうせやるなら一日掛かりで遊べるプランを練り上げてから実行したいと考えてしまうのです。そこで思い付いたのが先日決行したけれど、不調のままに終えるしかなかった酒場放浪記の取りこぼしをついでに攫ってしまうというアイデアでした。日中に東武東上線の志木駅をスタート、志木街道をJR武蔵野線の新座駅と東所沢駅の中央を串ざすように走る志木街道を通って、西武池袋線の清瀬駅まで至るというものです。武蔵野線を通過する付近がほぼこの散歩の中間地帯で、ここまでで約6キロ、計12キロ程度の行程であります。近くはないけれど、途中4軒の喫茶店に寄る予定だから、適度に休息も挟めるし何とかなるだろう。ところが、今年の夏はそうそう甘い考えを許してはくれなかったようです。



 志木駅に到着し、早速歩き始めます。紙で用意した地図上の「純喫茶 ミコノス」は、駅からそう遠くないはずですが、実際に歩いてみると思っているより歩き甲斐があったのでした。この時点で方針を変えることも可能であったはずです。しかし、楽しみにしていたこのお店が閉まっていたことが、そうした冷静さを完膚なきまでにぼくから奪うことになったのです。入りたかった喫茶に肩透かしされた無念と、そこで寛いで改めて地図を精査することで今回のプランを無鉄砲さを見直し機会を逸したのです。



 そこから次の目的のある新座団地までは、場末の呑み屋街などもあり見どころもあったし、いざとなれば逃げ込む店なんかもありました。「CAFE & TANGO にんじん」のある周辺にも団地に寄り添うように何軒かの飲食店があって、これは悪くないななどと呑気に構えてのんびり写真なんぞ撮ったりもしたのです。

 さて、ここから先は透かしばかり距離があります。基本的には志木街道をひたすらに進み続けることになります。ところがここから先には日蔭すらほぼないのであって灼熱の日差しをモロに浴び続けるしかないのであります。途中、一度だけコンビニに立ち寄りましたが、まさにオアシスのような楽園に思われ、再び炎天下に踏み出すのを躊躇ったほどです。それでも視界の先に関越道と武蔵野線の交錯するのを捉えるととりあえずあすこまで行けばという希望が湧いてきました。





 駅でいえば幾分か東所沢駅よりは新座駅が近いだろうか、そんな妙な場所に「みづほ」はありました。しかし、またもややっていません。貼り紙には休業する旨の断り書きがあります。ちゃっかり店内をじっくり眺めてきましたが、その感想はまだ見ぬ方の楽しみを奪うことになりかねぬのでここでは控えさせて頂きたいと思います。ただ、この絶望的な状況に急激な吐き気と目眩に見舞われます。典型的な熱中症の初期症状ですね。でもここで立ち止まっても狂暴な日差しを受け続ける事になり、いつも以上に重く感じられる身体を引き摺るようにして、最後の目当てを目指すしかなかったのです。













 やっていました。「Coffee shop Paris」という何とも場違いな店名ではありますが、ともあれ、ここまで足を運んだ苦労が一挙に吹き飛ぶような喜びでした。一般化するのは好きではないし、かりの欺瞞が混入する事にもなりかねぬので避けたいところですが、この喫茶、純喫茶というものが仮にあるのだとすれば、その原点のような古典とも呼んで良さそうな程の端正さと厳密な計算が施されているように思えるのだ。疲労困憊したいつもよりも虚ろなぼくなどが語り得る店ではなさそうです。とにかく、この環境に一度身を置いてしまうと席を立つのがとんでもなく苦痛に感じられるのが参ってしまう。しかし、強烈な光線の下から突如として薄暗がりの空間に移行したことが、疲労と眩暈も相まって激しい眠気へと転化するのは自明の理なのでありました。さすがにここで寝込んでしまう訳にはいかぬ。うつらうつらと眠りを欲する身体に鞭打ちながら、この地からの離脱方法を模索していると、何のことはない近くの団地―清瀬旭が丘団地というらしい―前から想定していた清瀬駅行きの路線バスが走っているではないか。途端に元気になり、睡魔を振り払い席を立つのでした。

 清瀬駅からは所沢駅を経由して東村山駅に向かいます。元々の予定では余所にも立ち寄るつもりだったのですが、その余力は残っていません。というか、この先も夜の部である酒場放浪記に登場の酒場を巡らねばならず、まだかなりの距離を歩かねばならぬから余計な体力の消耗の余地はないのでした。









 写真を見るまですっかり失念していましたが、駅前のこちら「ゆーもあ」にもお邪魔したのでした。何度も通り過ぎてはいるけれど、ついつい見て見ぬふりを決め込んでいました。店名と看板の能天気さとはそぐわぬ極めて真っ当かつ平凡なごく普通のお店で、普通に喫茶時間を過ごす方にはとても使い勝手の良いお店かと思いわれます。



















 さて、青葉町の酒場に迂回しながら向かう途中に「コーヒーショップ ポイント」がありました。何気ない構えの喫茶ですが、ここが実に良かったのであります。駅からは歩いて15分は要するであろうから、お客となるのは地元の住宅街の住民たちばかりのはずです。わざわざ東村山駅から歩いて訪れるには遠すぎるし、街道からは外れた狭い通り沿いにあり、駐車場も設置されていないようだから車で来るわけにもいきません。やはりお客さんはご近所さんが帰った後は仕事帰りの中年女性が立ち寄るといった使われ方をしているようです。シックで端正な装飾を禁欲的に排した内装は堪らなく素敵なのでありますが、品書などに今風の軽めのロゴで貼り出されていたりするのが少しだけ違和感があります。店内から扉を眺めると「珈琲専門店」の文字がくっきりと浮かび上がり挙がります。逆光をこれ程に効果的に活かすとはなかなかのセンスの持ち主です。アイスコーヒーのお供にはチーズが添えられており、これは面白いサービスです。お替りまで注いで頂きすっかり大好きになってしまいました。






Last updated  2018/08/19 08:30:11 AM
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2017/07/23
カテゴリ:喫茶店
順調に続けてきた旅ですが、ここに来て少しばかり披露を感じ始めました。喫茶店だけならまだまだ意気揚々と活動できるはずですが、途中2軒ー酒場篇にはすでに3軒が登場していますが、京王線にお詳しい方ならその路線図的に想像いただけるはずーで呑みも交えてしまったのでさすがに倦怠感というか虚脱感のようなものにも似た、まあ一言でだるさに見舞われたのでした。まさに一憩のひと時を過ごすためにこそ、本来の喫茶店の機能であり、客にとっての目的であるのでした。なので分倍河原では、その本来の目的を果たさんがために下車することにしたのでした。

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 ここには、以前訪れた際に滑り込みアウトとなった「カトレア」があります。民家のような小さな家屋の2階にあります。薄暗い階段を上がると意外と言ってはナンだけれど、思った以上に純喫茶らしい佇まいがありました。花がたくさん飾られるようなオバちゃまたちの寄り合いラウンジのそっけないムードかと思いきや、ソフトなヨーロピアンな雰囲気があります。クリーム色の合皮のチェアも具合が良いのです。もう夏とそれほど変わらぬような強い陽射しの中から目に優しい薄暗さの只中に急激に移行したこともあって、強烈で蠱惑的な睡魔に不意に陥りました。独りで店で眠り込むなどという無作法は避けたかったのですが、抗い難かったのです。そう長い時間そうしていた訳ではありませんが、申し訳ない気持ちになって慌てて席を立ち店を出たのでした。

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 府中では特に目的があったんじゃないけれど、ふと気が向いて降りることにしました。しばらく歩いて「ウェザーコック」なる喫茶店があったので入ってみましたが、何となくそんな気はしていたけれど以前お邪魔していました。とりわけどうというお店ではないけれど、そこそこにシックで落ち着ける空間です。そんな過ごしやすい店だからやはりここでも睡魔の誘惑にやすやすと乗せられるのです。しかし時折、テーブルに突っ伏して堂々と寝ている人がいるけれど、あの大胆さを無法だと思う一方でさぞや気持ちのいい事だろうと羨む自分もいるのです。いやあ、ぼくももう少しばかり図々しければ、人生も随分違ったものになったはずなのだがなあ、と凡そこのオーソドックスで使い勝手のとてもいい喫茶店で考えることではないのだがなと、そっと微苦笑を浮かべてみたりするのでした。ひとり演技が始まりだすということはそろそろ引き上げ時かもななんて思ってみたりもするけれど当然にぼくはそれほどには往生際が良くはないのであります。

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 京王堀之内の駅前にはいかにも川崎のベッドタウンらしい、人通りはあるけれど何だか人間味に欠けるよそよそしい町並みが広がっています。そんな駅前の大きな通りを渡って、裏手の通りを歩いてみてもやはりそこには味気のない住宅があるばかりです。そんな町にあっては、「友愛珈琲店」の上品できれいだけれど、喫茶好きには少しばかり物足りなく感じられる雰囲気ですら、憩いの場所となりうるのであります。陽が落ちて仕事帰りの女性一人客や近所の御隠居さんたちが集っています。一般的なボックスの客席に加えて、サークル状の大きなテーブルもあり、そこだけはいくらか個性的な風貌を見て取れます。町には街灯が灯り始める時間帯になって、ぼくもようやく夜への臨戦態勢が整いました。それではいよいよこの日予定していた最後の町に向かうことにしましょうか。






Last updated  2017/07/23 08:30:05 AM
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