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夜が待ち遠しい

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港区

2019/12/17
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カテゴリ:港区
 白金高輪というよりは、赤羽橋が圧倒的に最寄りではあるのだけれど、大いに気になる蕎麦屋があります。昼間だけの営業で土日も休みだとは知ってはいるんだけど、近くに来るとつい覗いてみたくなるのです。われながら未練たらしいことこの上なしではありますが、万が一にもやっていたとしたら目も当てられないなんて思ってつい寄り道してしまうのです。



 そのお蕎麦屋さんは「おそば むさしの」でありまして、見ての通り昔ながらなムードはありますが、極端にボロかったりヘンテコだったりすることもなく極めて穏当で慎み深いムードのお店でとても気になっているのでした。













 白金高輪なんてそうめったに来ぬからぜひともランチついでに一杯やりたいものだ。なんてことを思いながら歩き回っていたのでありますが、時間も昼飯時はとっくに過ぎていて、諦めと強烈な空腹を抱えて住宅街を彷徨っていたのでありました。しかし救いの手が伸ばされたのでした。「さつま屋」というお食事処って感じのお店が営業していました。大丈夫かなと控えめな様子で食事できるかを伺うと大丈夫とのことなので、ありがたく寄せていただくことにしたのでした。卓席、カウンター席以外にも奥に結構な広さの座敷があって、ここで宴会なんかやったら楽しそうです。酒の肴も豊富なので、定食メニューは見なかったふりで、ニラ玉やトンカツで一杯いかせてもらいます。お通しのたっぷりのポテサラもそうだけど、どれもけしてすごいわけじゃないけれど、量も味もここが港区であることを忘れさせてくれるようで、大いに気分が盛り上がるのでした。ぼくが近所の住民だったら、退屈で仕方のないような土曜の昼下がりにはこちらにお邪魔してのんびり呑ませてもらうのだけどなあ、あんまりしょっちゅうだと怒られちゃうかもしれないけれど。



 北里研究所病院の近くには、「中華 お食事 野沢屋」があります。ここもいい雰囲気なんですが、なかなか立ち寄るチャンスがありません。ショーケースを見る限りは結構いいお値段なのは場所柄か。



 ここまで来ると渋谷区になるみたいですが、「洋食 ハチロー」も中休みです。ここもいいですねえ。やはり随分以前から認知はしているけれど、なかなか機会がありません。今度思い切って、この2軒をハシゴしてみたいなあ。いやいや食い物屋をハシゴはさすがに無理があるなあ。






Last updated  2019/12/17 08:30:07 AM
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2019/12/16
カテゴリ:港区
 赤坂に来たのは何年振りだろう、などと感慨深げに語ってみせて過去のブログ履歴を調べてみたら案外そんなに久方ぶりではなかったりするから用心すべきだけれど、こんなことを書いていては元も子もないのであります。昔、知人にTBSに入社するのを憧れて、それをいつまでも未練に感じている知人がいて、金回りも良かったのか思い出したように一ツ木通りで呑もうと誘い出されたものだけれど、その方も年を取ってめっきり会う機会もなくなり、呼応するように赤坂に定期的に訪れる事はなくなったのです。そうそう赤坂では洋菓子屋の「しろたえ」もお気に入りで、有名なレアチーズケーキやレザンなどを買いに来たものです。無論、池袋西武の地下で買えるレザンには目もくれず懐かしのチーズケーキを購入して帰ってその今にしてみれば素朴だけれど程よい酸味と優しい甘さを堪能したのですが、それはまあ置いておくことにします。今回の目当ては、豊川稲荷 東京別院なのです。こ昨年、一昨年と偶然のタイミングの一致ではあるけれど、愛知県の豊川稲荷を参拝出来たのだけれど、その東京別院をこうと決めて参拝に訪れるのは初めての事です。かなりコンパクトではあるけれど盛り沢山で見所の多いなかなかに楽しいスポットであったのですが真の目当てはこの境内の端にあるお茶屋さんなのでした。















 境内に3軒並ぶ「家元屋」はお稲荷さんの準備で忙しくて店内飲食はお休み、左端のお店「菊屋」と真ん中のお店のどちらにしようか少し迷った末に、「美吉」にお邪魔しました。色々と御意見はあるだろうけれどぼくにとってはどこも似たようなものに思えました。こういうお茶屋いうか土産屋っていうのは大概の場合、似たり寄ったりで大概の場合は歴史の長短が店の価値を決定する材料となるように思われます。ぼくなどもさして創業時期に違いはなくても、どうしても歴史の長いのに気持ちが傾きます。ご想像通り、稲荷寿司が名物で、「家元屋」がどうやら歴史も長いらしいのですが、先に書いた通り七五三でにぎわっていることもあり店内の飲食はお断りされました。ともかくこうした並びの店や系列店といったのが近接している場合などは古ければ古い方にともかくは顔を出したくなります。見てくれは支店なりの方が味があったとしたらハシゴしたりもするのです。大宮の「いづみや」なんてのは甲乙を付け難かったりしますが、この場合もやはり両方訪れたくなるのです。さて、店内にはいかにもな雰囲気で4卓ほどの席はすべて空いていました。壁には北大路欣也の父と紹介され市川歌右衛門の写真が飾ってありますが、今どきはそうなのだろうなあ。さて、ビールを頼むと缶というのがこうしたお店っぽい。お稲荷さんは立派で具沢山でこうした観光地のものとしてかなり出来が良いように思います。酒の肴に油揚げの煮付けやかまぼこ、紅ショウガを刻んだのを添えてくれたりとサービスも良くてあたりを引いたように思えてうれしくなるのでした。






Last updated  2019/12/16 08:30:08 AM
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2019/12/08
カテゴリ:港区
 梵寿綱氏の建築物件も都内謹啓では残すところ2軒のみとなりました。その1軒を訪ねるついでに港区で行きそびれていた喫茶を併せて巡ることにしたのです。港区という地域は、時折訪れることはあるものの、好んで訪ねることは余りありません。好きか嫌いかと問われれば、好きではないとはっきりと言えるけれど、今晩にでも車で送り迎えしてくれるなんて幸運がありさえすれば喜んで出向きたいと思うのであります。つまりは実際に行ってみればそう遠くはないのだけれど、ぼくの行動範囲からはアクセスも不便―実際には一度の乗換えで大概の地下鉄駅には行けてしまうのであるけれど―で、物件ごとの距離も離れていたりして、結局は面倒な印象があるのです。なので、行くとなればなるべく効率よくノルマを済ましてしまいたい、つまりそういう区なのであります。



 まずは、白金高輪駅からちょっと離れた商店街にある「コーヒーショップ キャンディ(CANDY」ですが、こちらはお休みでした。以前もやはりお休みだったから平日のみの営業なのでしょうか。



 麻布狸穴町に移動しました。これから梵物件を見物に行くわけですが、逸る気分を抑え込むように「オリーブ」で休憩しておくことにします。特段目立った装飾などもないごく普通のお店で、どうも港区の喫茶店というのはこういう淡白な印象のお店が多いようです。

 梵氏は住宅のことを「寿舞」と呼ぶらしく、これ即ち「すまい」ということでありまして、ぼくは氏のファンだから口にはしないけれど、だから何なのだと問うてみてもらっても一向に構いはしないのであります。さて、普通の喫茶店のすぐそばに目星を付けていた氏の建築した「寿舞」があるようです。けれど、どうもこれが本当に氏の物件であるか定かではないのです。集合住宅はともかくとして個人向けの住宅をネットに晒すのは自制すべきとのチンケなモラルからアップロードは控えておきます。住宅を取り囲む鉄製フェンスや壁面の控えめな細工に氏の手によるものではないかという不確かな確信を信じることにするけれど、どうもこの物件は宅内の方にこそ魅力があるのではなかろうかと思うのであります。



 そこから数分の場所に「にしむら」があります。ううむ、ここも何というかけして悪くないのだけれど、すんごい普通なんですよね。ここまでずっと普通という単語ばかりを記載してしまったけれど、別に悪い意味で言ってるわけではないことだけは釈明させていただきたいのです。でも、でもですよ、地元の方や本当の意味でコーヒーでも飲んで休息したいという人にはとてもいいのかもしれぬけれど、喫茶特有のムードというか特異な空間を味わいたいぼくのような者にはやはり物足りぬと言わざるを得ないのでありました。









 でも、最後の最後になって普通なのに普通じゃないという大いに好みの喫茶店に遭遇したのでした。六本木の裏通り、懐かしの草月ホールやドイツ文化センターを脇目に路地を進むとさらにその脇道に餃子の有名店「珉珉」がありますが、ここはあらら行列ができていますね。すんなり入れそうなら立ち寄って、例の酢とコショウだけを付けて食べるという名物餃子をいただこうと思ったのですが、並んでまでいただくつもりはないのです。
 
 で、そこからすぐに「喫茶室 まつもと」がありました。実はここの存在を知ったのはこの時が初めてだったので大いに興奮しました。ぼくは後発の喫茶好きということを言い訳にして結構、事前の調べを怠らぬのでありますが、ここはどういうわけか完璧に見逃していました。まあ、実はそういうことは少なからずあるのですが、港区でこうした幸運に巡り合えるとは思っていなかったのです。写真を見てもらうと分かりますが、まあ飾り気も極めて控え目で目立った家具なんかもないのに何を一体そんなに興奮しておるのか訝しむ方もおられるでしょう。ぼくもご多聞に漏れずケバケバしい装飾に満ち溢れた喫茶を大いに好んだものですが、近頃はそれにも少し慣れてしまって、むしろ素っ気ない内装を好むようになりました。では先ほどの普通の喫茶とここのどこが違って、かほどに好意的な言い方となるのか。それは半世紀も前の事務所のようなのっぺりとしたところが気に入ったのでありまして、特にすりガラスの窓にノスタルジーを感じてしまったのですね。すりガラスの窓などどこででも見られるじゃないかと言われればその通りですが、これ以外ないという配置とサイズ感で内観をピタッとはまっているのを見ると、下手にゴテゴテと飾り付けたおもてっつらだけのお店など消し飛んでしまうのです。1979年創業ということだから、草月ホールが文化活動-特にこの時期は多くのすごい映画が上映されていたのではないか-に力を込めた最盛期なのではないかと思うのです。そんな土地柄だからセンスが悪くなりようもないのだと勝手に納得するのでした。






Last updated  2019/12/08 08:30:07 AM
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2019/04/18
カテゴリ:港区
 太田和彦という人も語っているけれど、なる程、新橋という町は容易に伺いしれぬ奥深さを内包しているようです。大体、新橋駅前ビルとかニュー新橋ビルなんていうよく知られたメジャー級の有名スポットですら、何度立ち入ってみても容易にはその全貌を掴み切れぬのです。ロールプレイングゲームに登場するダンジョンではないけれど、迷宮そのものが生き物のように変化を止めぬ辺り、やはりかなり似通った側面があると思うのです。昔のロールプレイングゲームは3Dの迷路が主体だったような気がするけれど、近頃のものは視点が俯瞰の構図であることが多いような気がします。最近のみならずかつてのゲームすら知らぬぼくが語るのは筋違いであるけれど、少なくともぼくにとって神の視点からの迷宮探索は少しのトキメキももたらしはしないのです。その感想は詳述するまでもないと思います。新橋を舞台にしたロールプレイングゲームがあったとして俯瞰して眺められるとしたらと考えてみてもらいたい。でもまあ呑み歩くばかりとはいえやはり人生なのだから、今更のVRで呑み歩きを出来るものなら試してみたいと思う程度の好奇心は持ち合わせています。その技術が洗練を極めたそのときに、VRを否定する準備も対抗策も持ち合わせてなどいないのです。











 と、酔っ払いの戯言をいきなり書きましたが、「如月」のような酒場に出会えるならば、酔っ払いを演じるのも悪くないなあと思うのです。その酒場は、ずっと以前から眼前に晒されてあったはずのもので、人混みを早々にすり抜けたいがために視野をすっと狭めて足早に通過してきたのだろうと思う。よく知られた真っ黒な店内のもつ焼店もあるこの一角は、酔っ払い視線で改めて眺めると古酒場の宝庫に見えてくるのです。ここはそんな一軒であるのですが、ここが何とも味わいがあるのです。店の造りがまず面白い。細いカウンター席は明らかに常連のための席になっていて、特に店の中央の5席ほどが独立した構えになるカウンター席は背後を頻繁に人の往来するというデメリットを撥ね退けてでも確保したい常連たちの指定席となっているようです。普通に開かれた酒場の一部にこうした常連さんが落ち着ける場所があるというのはいい事です。無論、余りに混み合っている時に常連特権で長々と居座るというのはマナー違反であるけれど、それなりに空いてさえいるならば、彼らはその権利を行使すべきと思うのです。店を育て守るのは彼らにとっての義務のようなものであり、生き甲斐ですらあるかもしれません。さて新橋となると登場するO氏とぼくは、何だよやはり新橋にはまだまだ良い酒場が隠れて、いやいや堂々としかし我々のような好奇心を満たさんがために酒場を巡るような不埒な者の視線を避けるようにあるものだなあ、と新橋への思いを強くしたのでした。奥の座敷席も殺風景で素敵だなあ。そんな少しばかりやさぐれた佇まいのお店に若い男女の勤め人たちが普通に酒を酌み交わすのも新橋らしい風景であります。さて肴は定番が大部分で安心感があるけれど、よくよく品書きを眺めると妙な品もあって、今回頼んだカレー春雨も結構なキワモノに思えるけれど、これがとても良いのです。これを摘みにまた訪れたいと思わせる位に美味いのであります。水っぽく味の乗りにくい春雨の調理は結構な技が求められると思うのだ。そんな料理を用意できる店の主人は物静かな生真面目を絵に描いた方のようにお見受けしました。この方と言葉が交わせるようになって初めてこの店に認められたことになるのだろうなあ。









 もう一軒、「初島」もいいなあとお邪魔しました。ほぼ満席で始め断られてしまいますが、今出るからとお客さんに声を掛けられ無事に入店。入口付近の少し窮屈な席ですが構うことはありません。うろ覚えで相すまぬことですが、こちらは山形と縁があるようで、肴には芋煮などもあり迷わずオーダーです。店を任されるのは、何代目か知らぬけれど若くてシュッとした感じのいい男で、酒場のオヤジと呼ばれるにはまだまだ風雪を浴びねばならぬようだけれど将来が有望に思えます。手早く明るく料理を仕上げていくその手捌きも様になっていて、堂々としたものです。店の古びた雰囲気と若くセンスのある主人―と書いたけれど実は彼が本当に店主であるかすら定かでないのですが―の相乗効果が遺憾なく発揮され、老いも若きも男も女も揃って賑やかに酒の酌み交わせる良い酒場でありました。もう何軒もいや何十軒も新橋の酒場を呑み倒してきたけれど、ここに至ってようやく心底から安堵できるぼく向けの酒場を見出だせた事にしみじみとやがて盛大に興奮し、したたかに酔うに至るのでした。






Last updated  2019/04/18 08:30:08 AM
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2019/04/12
カテゴリ:港区
 新橋で呑むのは随分久し振りな気がするなあ。わざわざ振り返って調べはせぬけれど一年近くは近寄らなかったかもしれません。まあその真偽が判断できぬ程度にはご無沙汰しているという事です。新橋を避ける理由、それはひとえに人が多いからというのが正解とは相も変わらず芸のないことでお恥ずかしい事です。人混みが嫌いなら都内の繁華街になど住むのはおかしいだろうとしばしば指摘されることでありますが、都内の少なからずある繁華街を思い浮かべてみてもどこもかしこも雑踏に満ち溢れているかというと、案外そうではない場合も多いのです。ぼくも駅と自宅との往復では一部雑踏を掻き分けして通過せねばならぬ場合もあるけれど、それなりに通い慣れてくるとフッと人通りが疎らになるエアポケットなんかが見えてくるのであります。それが果たして新橋に当てはまるかどうか。ぼくは酒場好きになるより以前の方が酒場巡りを始めるよりずっと頻繁に新橋に通っていたものです。それはお得意の映画を巡る思い出に繋がるのでここはこれ以上語らぬことにしますが、そう例えば映画館なんかも都会のエアポケットと呼べるかもしれません。









 さて、5時前に新橋に到着してしまいました。この夜はO氏と待合せしていたのですが、合流までにはまだ少々時間があります。そうした場合には新橋ならビルの飲食店街が便利で、ワンパターンに陥るのも承知でつい足が向いてしまいます。この日は烏森口のニュー新橋ビルを目指すことにしました。ここも多くの店舗を擁しており、時間を潰すための酒場には事欠かぬはずです。地下に伸びるエスカレーターに乗るとさすがにまだ活気らしき気配は感じ取れません。営業している店もまだ3割程度でしょうか。何軒かでは従業員が客席に横たわり、間もなく始まる開戦に備えて休息に余念がなかったりする。なる程、新橋にも安息の場があるではないか。それがほんのひと時であっても、そして間もなく雑踏に晒されることになるとしても確かにここには都会から取り残されたような空間が広がっています。しかし、しばらく来ぬうちにこの地下の様子も随分と変わったように思われます。「立ち呑 破天荒」なんてのも全く知らなかったなあ。店内では既に長時間を過ごしたらしきサラリーマンがいる。随分とお気楽なものですが、こんなサラリーマンがいても良いと思うのは親近感を覚えるからでは消してないのだ。さて、店のお姉さんは懇切に店のシステムを語ってくれるけれど、多少のセルフ的な流儀がある以外は格段変わったところはないのです。これからあれこれ摘むことになるから控えめにパリパリチーズを頼みチューハイを頂く。余りピッチを上げてはなるまいと肝に銘じるけれど、この外界とは時間の経過に差異があるらしい環境に身を置くとつい呑みに勢いが増します。あゝ、新橋も悪くないなあ。











 という事で先般、酒場放浪記に登場したとかいう「だん亭」に向かいます。到着して店が眺められる程度の場に立っていると、まだ暖簾も出ておらぬのに一組、二組とお客さんが店内に吸い込まれていきます。おやおや、これはいかんと慌てて先に入っているという結論に至ります。何とかかんとか入り込めたのは店の最奥のカウンター席でありました。とにかく常連というかもっと間柄の深い顔馴染みたちが大部分で中には何年振りかに訪れて再会を笑顔で分かち合う方もおられます。待つ間にビールでも頂く事にします。楽しげな常連と店の方たち、特に常連の皆々からビールを注いでもらいチビチビやりながらも調理の手を休めぬ店主を眺めているとなぜだかとても落ち着くのです。おからはしみじみと旨いし、常連たちがこぞって食べている煮豚、余りに美味しそうだからつい注文してしまったがこれがやはり旨いのです。煮豚なんて料理としては技術がどうのといったものでもないはずなのだけれど、のらりくらりとして見せてこのオヤジ、なかなか繊細な技の持ち主なのかもしれない。だからこそこうして多くの長年通う客を獲得しえたのかもしれません。客たちは勤め人という感じではなさそうだし、きっとこの界隈で生活を営んでいるとしたら江戸の粋なお兄さんがたということになるのだろうけど、そんな人たちをも魅了するのだから大したものだ。ここは賑やかながらも暖簾の向こうの新橋らしい喧噪とは打って変わった未知の新橋像を植え付けてくれるのでした。ちょうど暖簾も掛けられ、O氏も到着したようです。しみじみ呑みたい気分であるけれど、粋に呑むにはそれなりの予算も準備しておかねばならぬようです。適当にお暇しましょう。






Last updated  2019/04/12 08:30:06 AM
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2017/04/05
カテゴリ:港区
田町という町は、つい数年前のことでありますがまだ辛うじてぼくを迎えてくれるエリアを留めていました。それがつい先だって訪れてみると、まるで見違えるかのような無愛想な表情を晒していて、もはやここはぼくのような綺羅びやかな町にそぐわぬおぢさんなど受け付けてはくれぬのだなと、半ば決別めいた思いですっかり改装されて町並みにしっくりと収まり切った老舗居酒屋を訪れ、これでもう本当にこの町ともお別れだなという思いを強くしたものです。ところがそんなぼくの浅はかな感傷など嘲笑うように、しぶとく生き延びる一軒の寿司屋があることをひょんな事で知ることになったのであります。ひょんな事の内幕は少しも話が膨らまぬので割愛しますが、そこに映し出された店の有り様がぼくの心を強烈に掴んで離さず、すぐさま訪れることにしたのでした。この夜はそれなりの時間を田町界隈で過ごしてきたという華やかな経歴を持つT氏を伴っての訪問となります。

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 かつては東京湾に向かうショボくれた呑み屋が並んだ東口側も一新、巨大すぎるほどに巨大なビルが建設中です。小さな運河を渡り芝浦方面に進路を取るとT氏はかつてこちらのビルでも仕事していたけれど、そんな店はあったかなと不安になりそうな事を言い出すじゃないか。でもそんな心配はすぐに吹き飛びました。街路樹に隠されるようにして「和洋食 さくら寿司」はありました。T氏もぼくも寿司屋とはほとんど無縁な人生を送ってきたものだから、いくらそこが渋い佇まいであったとしても、無意識に視界からは排除するという選別機構が備わってしまったようです。視界に「寿司」なり「鮨」なりの活字の過ると、瞬時に視界からそこは消え失せるのです。それは謂わば防衛本能のようなものなのでしょうが、ここではこの話題は本筋ではない。なかなか凄いなと感心しながらもT氏は吝嗇なぼくが寿司屋に好んでくることを訝しんでいるようです。無論、寿司屋に来ることなど伝えていません。案の定、T氏の記憶からも視界からもこのお店は除外対象であったようです。そんなT氏にほらほらと壁面のショーケースを指し示します。そしてまた目が輝くのをぼくは見逃しません。まあ大体においてこの人はリベラルを気取っているが、実際に他人を偏見やら見かけで判断することは少ないと思うのです。そこはまあなかなかにてきた人物であるなあと思うし、随分長くなった付き合いの中でも起こった姿を見たことは殆どないのではないか。おっと、T氏のことはまたにしよう。ともあれ、それにしてもこのお店、カウンター席はネタケースが置かれたりして、辛うじて寿司屋らしい風貌があるけれど、それ以外は大テーブルがドスンドスンと置かれていて、まるっきり大衆食堂の面持ちであります。いやあ、楽しいなあ。こんなに風情がある店が残ってるなんて思いもしませんでした。女将さんはちょっとおっかないけど人は悪くないらしい、江戸っ子なんだと思うことにしました。ハムエッグはこれだけでビール二本は軽くいけそうだし、カツ煮は味は普通に美味しいのだけれど肉厚でこれまた酒が進むなあ。若い二人組の背広くんたちは上カツ丼を所望、品切れとのことで悔しがっていたけれど、以下ほどのシロモノなのか確かめたくなりました。






Last updated  2017/04/05 08:30:08 AM
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2017/03/23
カテゴリ:港区
三田という町にはあまり縁がないし、ここ三田にある慶應義塾大学のように都心としては広大な敷地で町を占拠しているような所ってどうも敬遠してしまうのです。巨大な役所や公園は、建物自体の面白みはさておき町歩きには邪魔なシロモノに過ぎませんが、その周辺はぼく好みの役人御用達の古くからやっている喫茶や酒場、食堂なんかが残っていて見逃せないけれど、こと大学などの学校関係というのは詰まらない。最近の学生、生徒たちは仕送りも減っていると聞くから外食など贅沢ということなのかもしれぬが、とにかく学校の町というのは古い商店や飲食店が淘汰されているように思われる。あっ、先に述べたばかりで恐縮でありますが、改めて町を見回してみるとラーメン屋ばかりが蔓延って供給過多のように思われるということは、店の主要な客に思しき今時の若者たちは案外贅沢者じゃないか。ぼくの学生の頃などは、と語り始めるといつもの如くに無駄話で紙幅を埋めてしまうのでーだからそんなものはないってー三田の古い商家、いやそんな気取って言わずともかつて酒屋さんで角打ちもやっていたお店が、今ではそこを使って呑み屋になっていることは随分前から知っていました。

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「津国屋」がそこですが、当然のことで文句を言えた義理ではありませんが、外観こそ往時の姿を留めているけれど、店内はすっかり改装されて、一旦中に入ってしまうとそこらにある普通の居酒屋と何ら変哲がないのでうら寂しいことこの上ないのです。それはまあハナから分かっていたことなので文句は言うまい。大体において日本の伝統的な家屋というのは地域ごとに多少のニュアンスの差異があって、その微細な変化を楽しむところにこそ妙味があるのかもしれなけれど、ぼくには外観の風情を楽しむことでそれなりに満足ができてしまうのです。ぼくにとって建物の面白味は生活感にこそあります。だから城とか武家屋敷なんかを見てもそこには人が暮らしていたという痕跡をなかなか汲み取ることができないのです。明治の文豪なりが暮らしていた家とかになると幾分か生々しい生活感が漂い出してくるものの、まだ足りぬのです。やはり現役で人が住み、商売したりするような建築こそが楽しい。その点において「津国屋」は、単なる有形文化財などに成り果てていないから、その維持管理の努力には敬意を払うべきなのでしょうが、もう少しなんとか工夫を凝らしてもらいたかったと願うのはぼくだけではないはずです。なんてこうしたリノベーション店舗に対してはいつも凡庸で退屈な恨み言を述べることになり、その点あ読みくださる皆様には不快な思いをさせてしまい誠に申し訳ないと思うのです。店に入るやもうお終いとわれわれに告げたのは、随分早いなと思いつつも致し方なしと思うのですが、結局その後しばらくしてから来た客にも同じ事を言うのはどんなもんだろう。それから今まさに呑み始めたその目の前で片付けを始めてしまうのも何だか気分が良いものではない。そりゃまあ人件費のこととかあるのだろうけど、それは客商売では御法度じゃないか。しかし、酒はこうした店にしては値段も手頃で、案外しっかりした量なのは結構なことであります。わずかな肴をチビチビ突きながら、慎ましく呑むなら悪くないかも。






Last updated  2017/03/23 08:30:05 AM
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2017/03/15
カテゴリ:港区
何だか少し来ぬ間に田町は酷いことになっていますね。芝浦側に出ると駅前に軒を連ねていた呑み屋さんは、ビルごと一掃されてしまい、新たに巨大なビルが建設の真っ只中なのでした。それほどこの界隈に思い入れはありませんが、同行した三田に勤務していたT氏はその激変ぶりに驚愕と幻滅を語って憚らぬのです。そんな愛嬌のない町を歩くのは退屈なものです。退屈な町にも古い店舗がまだあるという。実のところこの夜向かう酒場のぼくの思惑については、伏せていました。T氏からはそこに以前行ったことがあるということを聞いた記憶がありましたし、そこに行きたいというと嫌がられること必死と考えていたのです。ところが以外や以外、互いの目的地は一致していたのでした。だったら迷うことはない、こんな味気のない町など脇目も振らずに通り抜け目的の地に向かうのでありました。

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 向かったのは、「割烹 い奈本」でした。敷居の高そうなお店なのでこれまで来るのを躊躇していました。が、ここでT氏の口から意外な言葉が発せられるのです。おかしいなあ、場所はこの辺でいいのだけれど肝心の店が見当たらぬ。何をと言うのは如何にもわざとらしい。建て替えられて、かつての木造店舗はすっかり様変わりして、今時の代わり映えせぬ極ありふれた佇まいへと変わり果てていたのでした。いや、いつもついこういう露悪的な言い方をしてしまいますが、店の方にとっていかにも耐震性に劣るかつての建物は、愛着は当然あったのでしょうが、住みにくいし、危なっかしいに違いないのです。かつての店舗に来られなかったのは、敷居が高そうと躊躇っていた自分に否があるのてす。観念して店に入ります。あゝ、これじゃやはりそこらの居酒屋と少しも変わらぬなあなどという感想はおくびにも出さず、カウンター席に通していただきます。オヤジさんがわれわれの様子を眺めながらプロの視線を浴びせます。こちらも呑みに関してはプロなんかではないけれどそれなりの場数は踏んでいるという程度の自負はあるので、品定めされていることを敏感に感じ取ります。すぐさまこちらの懐具合を読み切ったらしき店主ですが、笑みは絶やさぬのは立派です。無論、こちらも負けてはおられぬ。主人が比較的手頃な煮込みの火を入れるからそれにすかさず応じる。その隙にやはり最安価と瞬時に判別した菊正宗のお燗をオーダーするのでありました。ちっちゃいのを頼んだら守盛りも想像以上にちっちゃいなあ。でも濃いめの味付けが菊正宗にバッチリです。ゲソ焼きもご想像通り最安価の品ですがちゃんとしてたなあ。驚いたのが、妙にセコいところのあるT氏がゲソというかイカにあまり興味がないということが判明したことてす。彼とはこれまでどれくらいゲソ焼やらゲソ揚げを食べてきたことか。ぼくなどは尿酸値を気にして毎夜呑んでいるのに、それなら今後はゲソは控えめにしようーイカは尿酸値に良くないらしいー。でもここ、思ったより良かった、オヤジさんはビンボー人に優しいのかもと思うのでした。






Last updated  2017/03/15 08:30:08 AM
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2016/03/26
カテゴリ:港区
 麻布十番って下町っぽくて楽しいですねなんて白々しいお世辞を、それほど都内を歩いているとも思われぬ売れ損ないのタレントたちが語っているのを見ると不快な気分になる、なんてことをのたまうぐらいならそんなテレビ番組なんて見なけりゃいいじゃんと自ら突っ込んでしまうことになるのですが、それ位頻繁にメディアに登場するにも関わらず、ぼくにはこの町がそこまで遊べるとはとても思われないのてす。居酒屋の有名店も何軒かありはしますが、どこもやたらと混み合っていて、しかも店によっては予約でいっぱいですなんて言っちゃってくれて、何だよもう来ないよなんてことを腹の底で呟いてみるのてす。でもそんなぼくを受け入れてくれぬ町でも良い酒場はあるものです。選り好みせず、先入観など放り捨てて無心に歩いてみるのはなかなか難しいものです。

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 それでも一軒目の酒場は何だか得体がしれぬ。どうにもその正体がよく分からぬのであります。取り敢えず店名を書いてみようとするのですが、それが果たしてい本当に「タチノミアジト」で良かったのが、今でも腑に落ちていないのです。とにかく看板がひとつの建物にいくつもあって、いちいちその看板に書かれた店名をメモしたりはしなかったのですが、少なくとも案内された店内には椅子が置かれていたので、タチノミの意味が取り敢えずぼくの知っている日本語とは違っているらしい。最初、店の方に奥のやたらとかっこいいスペースに通されるのですが、いやいやこの雰囲気はさすがに違うだろうとおずおずと辞去するのですが、入口付近のその場所も十分気取った雰囲気なのです。さて、何を呑もうか、こぼしスパークリングワインとかいうのを頼んでみました。品名通りの品でしかないのですがまあ美味しい。最近は安くスパークリングワインが手に入るものだからちょっとこぼしてみたところでちっとも有り難くないのです。こんな日々を送りながら実はスパークリングワイン大好きなのです。家で呑んだら一杯100円程度で呑めるのにななんてせこい計算をしてしまうのですが、それはどうしようないこと。思いがけず長くなりましてが、実のところあまり感心しませんでした。スモークしたあれこれもそれほど良くないな。

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 嬉しかったのは「居酒屋 十番」です。十番なんて謙虚な店名ですが、紛れもなく良い酒場です。案外広い店内を這うように設置されたカウンターは、ここがオシャレな下町麻布十番を忘れさせてくれます。ヘンテコな男女混合グループや西洋人のオッチャンなど、多種多様なメンバーが幸せそうに呑んでるのがそれだけで楽しくなるのです。好き好き大好きと呟きながら呑んでいると大いに怪しいけど、どうしてもその思いを口にしてしまうのです。肴は別にうまいわけじゃない、酒も品揃えがあるわけじゃない、でもこれこそ酒場なのです。なんでこれまでここに来なかったのか。外国人のおぢさんの満面の笑みを眺めるともなく見ていると、洋の東西を問わずみんな居酒屋文化を本当は求めているのかもしれないと少し誇らしくも思うのです。こういう愛すべき外国人にはお節介にあちこちにある酒場の存在を知ってもらいたくなる誘惑に心が揺れるのですが、これこそまさに余計なお世話、愚の骨頂のような気がします。彼はまさしくこの酒場にこそ理想とする酒場を見出したのでしょうから。もとより今ここで堪能しているのに、他所の酒場のことを話題とするなんて不粋なことこの上ありません。どうでもない肴を味わいもせず淡々と口にして、しかししっかりとお湯割りを含んでいると、こんな日本だけどやっぱり日本で生きていきたいなあなどと大げさな感想などを思ってみたくもなるのでした。






Last updated  2016/03/26 09:06:00 AM
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2016/02/09
カテゴリ:港区
 このブログに登場するのは、東京と言ってもその中心部はごく稀にしか登場しておらず、つまりはぼくの行動範囲はその中心を欠いているのであってそれではイカンとー一体全体何がイカンのかはよく分からんのですけどー急に思い立って、都心部とはいえ比較的敷居の低い気楽な町並みの残る麻布十番に行くことにしたのでした。滅多に近寄ることがないと言ってもこの町にはこれまでも何度も来ているのであってたい焼きや蕎麦なんかを食べに訪れてもいるし、豆菓子を土産にしたことなんかもあります。でもその周縁となるとあまり歩いておらず、ましてや夜呑むこともほとんど片手に余る程度の経験しかありません。新橋以外にはほとんど登場することのない、羽振りのいいいけ好かない連中ばかりが暮らすー呼ばれもせぬのに偏見に溢れた視線を撒き散らす男のやっかみでしかないー港区の下町もどきの町はこれまで知らなかった一面を見せてくれるのでしょうか。

 麻布十番を散歩するといってもさすがにこの町だけでは物足りないに決まっている。なのでスタートは赤坂にしました。赤坂からゆるゆるとアップダウンのある道を歩いてみると、近寄りたくない六本木なども通過しながら何軒かの喫茶店にも遭遇し、案外楽しめるのです。

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 やがて麻布十番が迫ってくるとほんの数軒ですがちょっと良さそうな居酒屋が軒を連ねています。でも居酒屋の暖簾が下がるにはまだ時間があります。なので遅めの昼食を兼ねて「じゅうばん」というテラス席もあって気取ってみせてるけど、どうにも垢抜けない雰囲気の店がありました。その実体は基本はお弁当屋さんらしいのですが、店内で飲食も可能となっています。この店の来歴は奥の席の壁に飾られたこの店の変遷を三枚に描いたスケッチで確認することができました。昭和50年に「木村活字店」として創業、昭和59年に「じゅうばん」に転業、平成15年に現在の店舗でリニューアルオープンしたようです。まあお弁当屋が本業ということもあってか酒場感は当然ながら希薄です。でも定食メニューを中心に品数も多く毎日通っても飽きなさそうです。まあ値段がこの界隈では大変お手頃でありますので、味はまあ程々というところではあります。酒もこういう店としてはそれなりに揃っているので、雰囲気さえ置いておけば昼呑みにも重宝します。ともあれ夕暮れまでのひと時を客の引いた店内でゆっくり過ごさせてもらいました。

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 夕方に職場の近いS氏と合流し、先ほど見かけた呑み屋の一軒に行ってみることにしました。半地下で居酒屋というよりはバーとスナックの中間のような洋風の扉のある「一(はじめ)」に伺うことにします。他店は休みなのか開いていなかったのです。店内は一転して和の趣で、とは言っても一風して個性的な造りになっています。カウンターはファミリー割烹ーというジャンルがあったようなー風で代わり映えしませんが、奥がテーブルではなく炉端の店のような低めのカウンターになっていて、でも奇妙な形状はあまり見たことのないものでした。品書きを見るとなかなかのお値段なのは予想していましたが、これはそうそう通えないなあ。それにしても上品な初老の男女が似合う店です。我々にはまだ早いようです。父と若い兄弟とお見受けした方たちは仲睦まじい雰囲気でアットホームなのがよい雰囲気で息子さんーらしきー方たちが店を次ぐ頃には我々もこうした酒場を値段を気にせず楽しめるようになるのでしょうか。でも今のぼくらには長居は無用、早々に店を後にしたのです。






Last updated  2016/02/09 09:15:50 AM
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