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夜が待ち遠しい

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台東区

2020/03/28
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カテゴリ:台東区
鶯谷の猥雑さに初めて駅から降り立った時には驚愕させられたものですが、何度も足を運ぶとすっかりそんな感性も消え失せて鈍感になってしまうものです。これからお邪魔しようとしている眠らない町-ただし線路の外苑に沿って20mばかりだと思いますが-にある休まない店で呑むということになったのでありますが、かつて初めてそこを訪れた際には店の雰囲気というよりは町のムードに圧倒されてしまったことをかすかに覚えています。今では微塵とも戦慄するような瞬間に陥るという甘美な体験はまず得ることができなくなりましたが、それは老化による感情の鈍磨でないことを祈るばかりです。







 すっかりお馴染みになった「信濃路 鶯谷店」ですが、ぼくが初めてお邪魔した頃には、まだまだ知る人ぞ知るという程度の知名度のお店で、初めての時こそそのどことなくやさぐれた雰囲気にドキドキしたものですが、それも今は昔のこと。何度か通うまでもなく2度目にはそうした刺激的な感情とは無縁になってしまったのでした。慣れ親しんだ酒場の良さを知らぬ訳では消してないと思ってはいるのです。でもそうしたほっこりとした気分より当時は冒険心が勝っていたようです。久し振りに訪れるとどうかと思い何年ぶりかで来てみましたが、何の躊躇もなく入れてしまいます。もはやときめきを失ったすれっからし、いやそんな若気すら持たぬ単なるオヤジと化してしまったということか。それでも左右に分かれる店の構造を楽しむ程度の児戯は持ち合わせていたようです。カツカレーの頭にするか厚揚げのカレーがけなんてのもあったのだなと品書きも愉快で何を頼もうか迷えるというのはうれしいことなのです。しかしまあ特別旨いわけでもないのであるが、そんなことは少しも瑕疵にならぬのです。ファミリーまでいる大賑わいの店内は酒呑みの気分を激しく高揚させてくれるからそれだけでもうたまらなくハッピーなのです。






Last updated  2020/03/28 08:30:05 AM
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2020/03/23
カテゴリ:台東区
入谷はいろいろと見逃しているお店の多い町だと常々思っているけれど、なかなか時間の都合もつけにくくあと回いにしてしまっています。この界隈は日比谷線も通っているから不便というわけではないけれど、ぼくの行動範囲からは少し外れているし、かといって休日を使って出掛けるには少し退屈に思えるのです。大体において、この界隈は休みの日に営業しているんだろうか。この町が下町っぽいポジションを占めている割には、実際の町並みは幅員の広い淡白な様子だし、散歩をしていてときめくということが希薄なのです。日がな一日、呑み食いするだけの胆力は今のぼくには期待できないのでありました。











 なので、積み残しっぱなしの所要を片付けてからの昼下がりにランチ客も引いた頃に訪れるのはちょうどいい頃合いなのです。こんな半端な時間にやっているお店があるものかと恐る恐るでやってきたところ、ファミリー向けの中華食堂といった風情の見た目はちょっとパーラーっぽいお店がありました。しかし店名はいかめしく「中華料理 栄龍」なのがちょっと愉快です。1階席のカウンターでは独り腰を据えて呑んでいるお客さんがいて、読書しながらの理想的な過ごし方をなさっている。2階でもどうやらそれなりの人数で宴席が開かれているようですが、こちらは終焉が迫っているようです。なので、二世代、いやもしかすると三世代でこちらをやっている店の方たちは奥の卓席で客が羨むくらいにゴージャスに皿を並べて遅いランチを代わる代わるに召し上がっていました。幸い背を向けていたからよかったものの彼らを眺めつつに呑むのはちょっと切なく思えたかもしれません。ファンシーな見掛けしながら味は全くの和式中華というのもそのギャップで楽しませてくれます。異化効果というのは単純なぼくのような者にとっては、今でもそしてこれからもきっと有効なのです。いつも思うのですが、例えばラブホを買い取ってそのままビジネスホテルでもいいし、カラオケでもいっそのこと個室居酒屋なんかにしてくれたら喜んでお邪魔するのになあ。まあ実際にそうなったとしてそこに足を向けるのがぼくとか、それに類するような人ばかりでも責任は持てませんが。とにかくぼくはここの事はちょっとだけどノスタルジックな気分を喚起してくれるし、普通よりちょっと美味しくて、ほっこりした気分にさせてくれるという意味でまたこの界隈で行き先に迷ったら立ち寄りたいお店になったのでした。






Last updated  2020/03/23 08:30:06 AM
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2020/03/13
カテゴリ:台東区
以前、東京の事をよく知らなかった頃、蔵前と両国を取り違える事が良くありました。それはきっと田舎者にはありがちな印象の錯誤でありまして、良くは分からんけれど東京には大相撲をやるための国技館なれ施設があって、まあそうした安直で退屈な過ちがもたらす錯誤なのですね。地名のどことなく古式ゆかしい字面と響き、そして川を挟んで向かい合うというように近接しているのも勘違いの原因とみても良いかもしれません。とまあ、己のみっともない過去の思い違いを汎用的な理由に還元してみる試みはさしたる成果をもたらしはしない気もするけれど、酔っ払った勢いで紙幅を埋められたから良しとしよう。ともあれ、与えられた情報に基づくとはいえ、先日、蔵前で初めてとなる驚愕必至の酒場に巡り会えたのだから、もう少し綿密に捜索してみるにしくはないのであります。







 とか勢いこそあったけれど、日中であれば喫茶巡りで何度も蔵前を訪れているから、昼間は看板や暖簾というようなそこが酒場であるという目標を晒していない店はともかくとして、そうでもなければ未だ認知しておらぬ酒場との遭遇はやはり困難なのでした。ということで、「おいわ木」というどうということのないお店に妥協せざるを得ないのは、わざわざ蔵前に出向いたことを思うと無念ではあります。でも入ってみなければその店の真価など見極めようもないのです。という事で迷っている時間が惜しいというよりもうすぐにも呑みたい気分が昂じていたのですぐに入る事を決断するに至ったのです。入ってみると店内は大衆割烹風のゆったりとした造りで、この夜のように知人を伴っている場合には都合が良いのです。部長という役職が似付かわしいようなちょっと敷居の高い感じが悪くないと思えるのは歳のせいか。にしては役職が全く追い付いていないのであるが、そんな事は一向に構うまい。席に着くとお通しが自動的に供されるスタイルも面倒がなくて良いと言ってしまうと、酒場好きとしては不徹底かもしれぬ。肴選びに迷うのも妙味かもしれないしねえ。でもまあ、しがないおっさんが3名寄り合ったりすると熱燗に簡単な肴でもあれば満足です。実際、品書きもなく店の方が今晩はクリームシチューもありますよ何て仰ってますが、そう品数は揃えていないようですが、それで良いと思うのです。カウンター席では女性客が独りで呑んでいたりもして、それはそれで肩の力を抜く場所があるのっていいなあなんて思うのです。






Last updated  2020/03/13 08:30:06 AM
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2020/03/12
カテゴリ:台東区
新御徒町には古い酒場や喫茶店が数多いというイメージを持っていました。実際にかつてはそうだったんだろうと思うのです。昔、地方の町で暮らしていた頃に東京に遊びに来て、地方人らしく都内の電車を使いこなす知識も度胸もお金もなかったから上野の町をあてどもなく彷徨ったりしたものでした。その当時は、これまた地方出身者らしく上野を見ただけで自分の住む町よりも貧弱ではないかと東京恐るるでもなしなんて勘違いをしてしまったものです。戦後飛躍的な発展を遂げたなんてテレビ番組でのナレーションを鵜呑みにしていた若いぼくは上野の古ぼけた商店街や店舗を眺めて、テレビで言ってることは全然違っているじゃないか、むしろ地方都市のほうがよほど進んでいるではないかと思ったものでした。地方都市が再開発やら大型店の進出で全国各地が一絡げに退屈化していくことを素朴にも発展と捉えていたようです。実際には上野は東京を構成する一ピースに過ぎなかったわけですし、町それぞれに個性があるのであって、古臭い店の多い町として上野、御徒町から浅草方面は特別な個性を放っていたように思うのです。











 新御徒町駅の南側は、どうやら町中華の過密地帯らしいのですが、その辺にのみかつて賑わいのあった名残を見て取るしかないのは残念なことですが、それだけでも生き延びてくれたのは幸いと思って、せっせと通うのみなのです。さて、店頭にありがたみを全く感じさせぬかのように無残にも風雨に晒されっぱなしなのきたなシュランが店先に放置されているのでした。まあ店の方にしてみたらきたなくても旨いといわれても手放しで喜べるものではない。ぼくにしてみれば「幸楽」は古くて傾いてはいてもまったくボロくはない素敵な中華飯店なのでした。短冊の品書きは赤青黄とどきつく鮮烈なのがユニークです。ビールを注文、あとは野菜炒めと餃子をオーダー。カウンターにはキムチなどの漬物数種や味変用のマヨネーズに豆板醤など潤沢な無料食材が揃っているのでありました。しかも量も多めなので、この先に呑みに行くことを思うとあまりに頼みすぎるのは禁物なのであります。しかも狭い店内で収容能力も少ないけれど、ほぼ満席なのでオヤジさんがてんやわんやの状態なのです。暖簾を仕舞う時間が近付いても次々にオーダーが入り、店の夫婦は度々困ったように顔を見合わせるけれど、他の客は見て見ぬふりをしています。そんな表情には慣れっこのようです。初めてのわれわれはさすがに気兼ねしてしまい席を立つことにしたのでした。






Last updated  2020/03/12 08:30:06 AM
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2020/03/02
カテゴリ:台東区
御徒町に来るとどうしたものか気分が沈み込むのを感じてしまうのです。どうしてだかはよく分からないけれど、振り返ってみるとぼくの永くもない人生ではあるし、波乱万丈などと表現するにはいかにも地味な生き方をしてきたけれど、それにしてもその人生の岐路に立つ機会を何度かは経験しているのでありまして、その記憶と御徒町は引き離す事ができない様なのです。それがどのような岐路であったかについては詳らかにする気はないのでご安心あれ。大体において人生の重大事などというものは、本人がそう思えば思うだけ凡庸なものなのです。そうした岐路について懐かしい思い出だと御徒町の酒場で語れるようになったら、今感じている御徒町でのわずかな胸の疼きを伴う呑みにも変化が生じるだろうと思うのです。







 さて、そんな感傷などにふけっておられぬもっとずっとのっぴきならない状況にわれわれは追い込まれていたのです。われわれのもう一人がまたもT氏であった事はこの際何ら関係がない。ともあれ、写真の外観と店内との手ブレというか投げやり感の差異を見ただけで凡そ事態の深刻さがお伝えできていると思うのです。なんにせよ、なんとか事態の収拾を図った後にわれわれの他に客がいないことを知るのですが、これは事態を収めるに当たって都合がよかったことはまずは間違いなかったことなのです。しかし事が済んでしまうと余りに閑散とした状況は必ずしも客として気持ちのよいものではないのです。「餃子酒場 山海楼 東上野店」にお邪魔したわけですが、御徒町店もあるからそれなりの人気店であってしかるべきと思うのですが、まだそれほど遅い時間でもないのにこの状況はどう捉えるべきなのか。といったことを思いつつもすっきり晴れやかな気分なのですぐに気を取り直して、呑み気も回復したのでした。餃子酒場という位なのでとりあえずは餃子を注文します。でも正直この餃子のことはあまり覚えていません。それよりも棒棒鶏の肉量のすごさにちょっとびっくりさせられたことをよく覚えています。けしてそんなに旨いわけではないのだけれど、これだけの量があれば2人が各々ホッピー中3つでやるのに不足はないのでありました。店の方たちにはやる気の欠片すら感じられぬのではありますが、たっぷりの棒棒鶏という取り柄さえあればそれにも目を瞑っていいと思うのです。






Last updated  2020/03/02 08:30:05 AM
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2020/02/29
カテゴリ:台東区
まずは最初にハードコアさんにお礼を申し上げたい。よもやかくも魅力的な酒場が都内でも話題のエリアである蔵前に残存しているとは思いもよらなかったのであります。さて、蔵前のどこが一体話題のエリアかと問われれば、明瞭な答えは持ち合わせておらぬのですが、先日のアド街で蔵前が取り上げられというだけでは少しばかり横着過ぎる回答となりましょう。ハードコアさんからのご指南の直後に放映されたものだからてっきりその酒場が番組で放映されたりはせぬかと気ばかり焦ってしまい碌々番組に集中できなかったからうろ覚えなので致し方ないのです。微かな記憶を振り絞り総括すると古い商店などを今に留める下町に若者達が興味を示し、この地で思い思いのやり方で共存し始めて、ムーブメントを起こしつつあるといったもっともらしいテーマで番組は進行したように思うのです。しかしまあ何より大事なのは、幸いにもかの酒場が番組では映り込まなかった事なのです。













 そんな訳でようやくにして「酒の店 松紀」を訪れる事ができました。先ほど書いたような古い町が次々と淘汰されている町でありますから、酔っ払った勢いで浅草辺りから歩いたりもすることはありますが、初めから蔵前を目指して訪れることなどまずないのでした。けしてややこしい場所にあるわけじゃないのに近隣を歩いていて気付かなかったのは、周辺に眺めて楽しい何物もなかったからということで、きっとこの脇道も覗き込んではいたのだろうけど、夜でなければ何もないと素通りしてしまっても無理からぬと思うのです。実際に夜に訪れた今回もすぐそばまで来ていたのに、そしてその店構えも予め目にしてしまっていたにも関わらず、遠目には物件は確認できずにこれはお休みではないか、それとももっと悲惨なことになったのではなかろうかと早合点してしまいそうにもなったのでした。ともかく辿り着いた時には安どと満席ではなかろうかという興奮と不安が綯交ぜになってしまっていたのでした。「酒の店」と記された紺の暖簾はカッコいいけど仕立て直したのか、ともかく店に入ることにしました。この夜は、久方ぶりにA氏とT氏と3人で行ったのです。戸を開けるのはいつだってぼくの仕事になっていて、一番乗りできる喜びもあるけれど落胆に陥るのが最も先なのが不公平な気もするものです。でも今回はT氏が先に店に入って席取してくれるよう頼んであったのです。店内はちょっと雑然としており、手前にカウンター席があって、後ろ側が座敷になっています。そこではわんちゃんがうつらうつらとしていました。可愛くて上品なおかみさんが一人でで切り盛りされているからあまり無理させては気の毒に思えたのです。サワーから日本酒に流れるという報告はすぐに決まりました、肴も簡単なものがいいと豚肉豆腐鍋を注文。小鍋で豆腐と豚肉を茹でたものをポン酢とネギ、鰹節に付けて食べるだけなのですが、これがとってもおいしいのだ。後から来たお隣さんも食べていたからここの名物みたくなっているのかもしれません。そうそう彼らは女将さんを下の名前で呼んでいたのだけれど、ここではそれが習わしのようです。いつしか店はお客で混み合ってきました。揃いも揃って30前後の若い方ばかりです。座敷ではやはり若い女性がわんちゃんと遊んでいたりして、おばあちゃんちに遊びに来ているような気分なのかもしれません。






Last updated  2020/02/29 08:30:05 AM
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2020/01/30
カテゴリ:台東区
湯島は上野―御徒町の喧騒とは一線を画したしっぽりとした町というイメージがあります。確かにそうした風情は今でもあって、情緒ある通りも残ってはいるけれど、迂闊には近寄りがたいのであります。それはどうしたことかというと、路地の風情と店構えの渋さに促されるままに店に足を踏み入れてしまったばかりに深い痛手を負ってしまうことが何度もあったからです。3年ほど前に訪れた焼鳥店は確かに雰囲気も店の方も肴と酒もいうことがなかった。さらに以前に訪れた老舗バーもまた雰囲気も店の方も肴と酒も素晴らしかったのだ。だけれどもね、店の印象を最後の勘定が決定付けることも少なからずあるのですよ。まあ、ケチ臭い客は近寄るべからずといわれたらそれまでだけれど、貧乏人お断りの貼り紙もないのだから、ムードに釣られてついふらふらと店に吸い込まれる客も少なくなかろうと思うのです。事前にそれを知っていたならそこまで愕然とさせられることはなかったはずだけれど、心の準備もなきままに他の町の相場の5倍近い金額を請求されてはしょげ返っても恥ではないと思うのです。



 なので、湯島で呑む場合には、風趣よりも実利を選ぶべきと学んだぼくは、例えご馳走になることを前提とした場合であっても、己の欲求に流されることなく身の丈にあったお店を選ぶのでありました。というわけで訪れたのは、見るからに新しいお店だし、面白味もなさそうな「串焼 炭火焼 だるま」にしておくことにするのです。ここなら無茶な勘定書きを突き付けられることはなかろう。同じように考えるお客は多いようで、人通りの疎らなこの通りではひと際賑わいを放っています。1階席は満席で2階にかろうじて空きがあるようです。なんとか窮屈なスペースに身を滑らせて、さあ張り切って呑むことにしようじゃないの。忙しそうに店内を這いずり回る従業員の女性を捕まえて、やっとのことで注文してみたら、なんとも惨いことに頼む注文ことごとくがないないずくしなのでありました。カキフライ以外ははっきり覚えていないけれど、とにかく頼む品がオーダーを通すたびに戻されてくるのであります。別に呆れ果てて写真がない訳じゃなくて、これは単に取り忘れただけに過ぎにけれど、ちょっと余りに酷いんじゃないかと思うのです。これが2軒目、3軒目ならむしろ歓迎したかもしれないけれど、さすがに最初は美味しい肴を摘まみたくなります。なので、今後もし来ることがあるならば肴不要の2軒目以降としたいと思うのでした。文句を述べつつまた来ることもありそうだし。










 ということで定番のように訪れている「赤提灯」に足を運ぶことになるのであります。湯島では他にも気になる酒場や時折訪れる酒場もあるのだけれど、明朗かつ開放的で通りすがりに入店の可否を眺められるのも入店のきっかけとして決め手となりうるのです。そういう安心感があるからつい繰り返し立ち寄ってしまうのだけれど、さすがにちょっと飽きてきたかも。通される席がいつも決まって入口付近というのもマンネリ気分を醸成するのであります。だから次に湯島で呑む場合はきっと違うお店に入ることにしようと固く心に誓ってみたりするわけだけれど、そうしょっちゅう来るわけじゃないからまた、今度も日和ってここを訪れることになりそうです。






Last updated  2020/01/30 08:30:06 AM
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2020/01/08
カテゴリ:台東区
 上野駅の入谷口のホントに駅近の一角はかつて宿泊施設が充実していました。ここから鶯谷駅方面に向かうと極めて限定された用途を目途としたホテルが目白押しということになりますが、さすがに観光名所も数多いこの一角はかつては修学旅行生などの受け入れ先となっていたと、今はなき酒場の女将さんが語っていたことを思い出します。本郷の受験生向け旅館やら町ごとに違ったタイプの宿泊施設があるのも東京も面白さです。そんな町並みも徐々に姿を変えていて、古いホテルが次々と姿を消す中にあって、今でも古いスナック街が残っていたりと、その情緒を味わうだけでも楽しくしばしば歩いたものです。それなのにこれまでこれから伺おうとする一軒について見覚えすらないというのだから、単なる体たらくなどという生易しい言葉で片づけるわけにはいかぬのでした。











 外観だって見るからに立派な構えでありますねえ。店名は「みノ房」とあります。なんだか風変わりで気になるお店です。こんなの今にして思えば、気付かずに済ませてこれたほうが異常であります。ちょっと格式が高そうではあるけれど思い切って入ってみることにしました。そして、店内の様子の風変わりなことにまたも驚かされるのでした。まずはその広さに驚くのですが、客はわれわれだけというのがドキドキしますねえ。異色な雰囲気はそれとは別にもあって、一般的な卓席に加えて黒の革張りスツールがずらりと並ぶ細いカウンター席があります。どうやらここはスナックコーナーらしくて奥にはカラオケの機器が置かれています。かつては引率の先生たちが生徒たちを眠らせてからここで宴会となったのかもしれません。全国各地の先生たちが一同に会するなんてことがあったかもと考えると、ギスギスしたニュースばかりが取り沙汰される現代と比べると牧歌的な感じで羨ましい時代に思えます。店はご高齢の女性二人でやられています。名物の貼り紙があるので、頼んでみることにしました。とんかつ煮と読み取ったのですが、実際にはとんもつ煮だったようです。まあどっちだって構いはしまい。って気分はとんかつだったのでちょっと無念なのです。もつ煮の上にはたっぷりと玉ねぎのスライスが乗っているのがユニークで健康にも良さそうなのでありました。といったわけでカラオケに手を伸ばすことはなかったけれど、とても古い酒場のムードを堪能することができました。






Last updated  2020/01/08 08:30:07 AM
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2020/01/05
カテゴリ:台東区
 東上野には、都内としては案外たくさんの喫茶店がありますが、メジャーな喫茶店を今さらおさらいしてみても芸がないということで、少し毛色の異なる喫茶でも巡ってみようと思ったわけであります。というか、先だってもタバコ屋さん併設、いや喫茶店をタバコが侵食したような喫茶店を報告したばかりですが、どうもこの界隈の喫茶店は客層を特化していて営業日や営業時間が限定していることが多いようで、なかなかすんなりと喫茶巡りできずにいるのでした。ならばどこか休みを見つけて行ってくればいいじゃないかといわれると、そんな時間があるならばあまり上野には出掛けたいと思えぬのでありました。その気になれば毎晩だって行けてしまうような利便な町にわざわざ休みを費やしたくないのであります。だからいつまで経っても行けぬ喫茶が少なくないのです。でもそういうお店は独特のムードはあるけれど、必ずしも純喫茶系の好事家を喜ばせはしないのであります。



 まずは、「コーヒー&スナック LE GOULUE(ラ・グール)」であります。看板のキャラクターが印象的ではありますが、新しめのお店に見えるのでこれまで見て見ぬふりで通過してきたのですが、そろそろ入ってみてもよかろうとお邪魔しました。至って普通のお店でちょうどお客さんが切れたのか人柄のよさそうなご主人と二人きり。こういう状況はうれしいような面倒なような、複雑な気持ちです。でも、きっとこの辺で勤務されている方にとってはとても居心地のいいお店なのだろうなあ。







「喫茶 ひまわり」は、これはもう何と評するべきか、迂闊な物言いをすると酷い誤解をもたらしそうで、うっかりした事は言えぬのです。だから初めに断っておくとぼくこのお店の事、結構好きなのです。ちっとも飾り気がないし、居酒屋でも食堂でも、さらにはスナックとも一線を画する独特なお店です。見るべき何物かがある訳でもないから普段ぼくが喫茶と付き合う際のような眼福とは一切縁がないし、酒場に向き合う際の多様な観点からの観察にも全く相容れぬのです。スナックのような気怠い人間関係など気に掛ける余地すらないし、ここは一体飲食店として得られる体験のいずれとも異なった単なる人に邪魔されぬだけの場所として成立しているように思えるのです。誰にも邪魔されず、店のムードやらそうした贅沢とは別種の特別な場所に思えたのです。そこでぼくは独りのオッサンとして少しも哀愁を孕まぬ孤独に包まれるのでした。







 だから「カレー専門店 クラウンエース 上野店」に来た訳ではありません。そもそもここの業態に喫茶を重ね合わせるのは無理がある。その一方で外観などは喫茶そのものだったりして、ぼくも喫茶巡りを初めて間もない頃にここに来て喫茶だと思いこんで店に入りそうになった記憶があります。というか、見通しの良い店内だからすぐにカレースタンドであることには気付いたのだろうけれど、紛らわしい看板などもあり、二階は喫茶になっているのではという風に思ったりもしながらそれを自ら確かめるまでに至らなかったのです。ここはいつだってそこそこの客で賑わっているのだから悪い店ではないと思っていたし、新橋の店舗も含めぼくに変な拘りがなければとっくにお邪魔していたはずなのです。その拘りとは、喫茶もしくは酒場及びそれに準じるお店以外は己の埒外と決めて掛かっていた事です。今ではそれが余りにも偏狭な考えだと思っているのでありまして、面白そうな店舗には極力入ってみる事にしたけれど、残念な事にかつてのようなキャパシティは望めないのでした。
 
 と、年の初めにいきなり半端な報告をしてしまいましたが、身体的衰えやら諸々の事情から以前のようには奔放な行動が難しくなりつつあります。暮れまではこの日曜の喫茶レポートというルーティンを放棄する事も考えないではなかったのですが、細ぼそとは喫茶報告も継続するつもりですので―時にはお休みさせて頂くこともあるかもしれませんが―、変わりなくお付き合い下さい。






Last updated  2020/01/05 08:30:10 AM
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2020/01/01
カテゴリ:台東区
 上野で呑むということになると、多くの人はアメ横から御徒町に繋がる南に移動するか、広小路や湯島に至る西側に向かうことになるでしょう。でも北の入谷や東の稲荷町方面で呑むという選択肢は一般にはあまり選ぶことはなさそうです。別に通ぶるつもりじゃないですし、実際に賑やかな場所に行くのは気が重いのです。でもだからといって人気のない方向に向かったから酒場がそうそうあるかというとそういうわけにもいかないのでありまして、やはりそれなりに彷徨わざるを得ないのでした。かっぱ橋本通りに辿り着きました。ここをまっすぐ行けば田原町を抜けて浅草に至るのですが、浅草まで行く気力がなかった。というよりはたまたま偶然に枯れた雰囲気の酒場に遭遇したのだから迷うことなく立ち寄ることにしたのでした。









「鳥千」なんですけと、この界隈の方はどうやらこの店を余り重用していないようなのであります。その理由は明確極まりないのであって、つまりはお客が独りもいなかったのであります。それもここに来る前にあっちこっち寄り道した際にもそれらしき姿を認めなかったから多分そうなのであります。でも、T氏とぼくの目にはこの酒場はとても魅力的に映ったのであります。ただし、いくらルックスにひかれても2度、3度と繰り返し通わぬ店が少なくないことを考えると多くの他のお客もわれわれと少しも変りなく、一度は訪れたけれど再訪することはなかっただけなのかもしれません。と書くとさもやばいお店のような印象を与えかねませんが、肴は水準を越えていたし、店の方はちょっと冷淡な印象もあるにはあるけれど、けして不親切なわけでもないから決めつけてはならないのです。実際、われわれが2度目のホッピーの中身を追加した頃に近所の会社でお勤めらしきお二方が残業の夜食としてこちらで実に驚くべき量の焼鳥などなどを注文なさっておりました。食事だけでの利用の方が案外多いのかもしれません。






Last updated  2020/01/01 08:30:09 AM
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