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テーマ:ミステリはお好き?(1494)
カテゴリ:ブラジルっぽい話題
なんかテキトーな生活を送っている間に、
ブームの宮沢やサッカーブラジル代表のシシーニョや、 一流スタイリストのマウロ・フレイリーなど、 結構な有名人との出会いができてしまいました。 記者マンセー。 コレ昨日の話。 ぶらりぶらりと歩く間に、何の気はなしに日系書店に入ってみると、 何と僕の大好物「角川ホラー文庫」の棚を発見! えーウソー、ブラジルで角川ホラー?よくなくないコレ?あ…でも…。 どうせ横溝正史とかぁ、江戸川乱歩とかの探偵モノでしょ? 私はそんなカタいの好みじゃないの!もっと…どろどろして、 生臭くて、鈍い光沢を放つような雰囲気の現代ホラーが読みたいのよ! ふんだ。無いでしょ?ブラジルの日系書店なんか、古いのしか無いに決まってんだから! まぁ…少しは覗いてみてもいい…かな? ギャー! 小林泰三サマの作品が!しかも『密室・殺人』『玩具修理者』『人獣細工』だなんて、 ニクイとこちゃんと押さえてる!他には?ウヒャー! 大石圭サマまで!しかも『処刑列車』って文庫じゃ今年五月発売よ? やるじゃない、フォノマギ書店。この分だとじきに『復讐執行人』も入荷するわね。 はぁ…クラクラする。 まだ読んでない角川ホラーが…こんなに…。すっご…い。 もう駄目。我慢できない。 私…。 買 う わ 。 という感じで買ったのは大槻ケンヂ『ステーシー ―少女ゾンビ再殺談』! いや、ブラジルで日本の本買うのって勇気いるんですよ。 だって、日本から輸入しなきゃいけないからほとんど倍額近くになるし。 一大決心をして買ったんが大槻ケンヂかい、って自分に突っ込みたくなりましたが、 「少女ゾンビ」って響きが良かったのでつい。 ちなみにブラジルで日本の書籍を買う場合、一般的なレートは0.058。 つまり100円の本→5.8レアル→約250円。ギャー! さて内容はと言えば、グチャグチャドロドロな代物でした。 舞台は近未来。 15歳から17歳の少女が急に死んで、数時間したら「ステーシー」という ゾンビとなって生き返り、人を食べるという現象が蔓延しているという設定。 ありがとう、さようなら、大好きだよ。 ステーシーは、もう何も考えない。肉に向かってゆらゆら歩いてゆき、その歯を突き立てる。 で、男たちは泣きながらステーシーを電ノコ165分割。ぶおおおん。 ロメロ再殺舞台はアサルトライフル200発。たんたんたん。 「情」と名のつくものは全て奥底に仕舞い、たんたんたん。ぶおおおん。 そうしないと、心が壊れてしまうから。 …みたいな?ゾンビと純愛。 これ書いた時はノイローゼだったらしいけど、大槻ケンヂ、やるじゃん。 彼の頭ん中には今も80年代サブカルが渦巻いてるんだと思う。 「オススメ」って言いたいところだけど、この小説は人を選びます。 プロットなんか有って無いようなもんだし、主人公達以外の状況描写もない。 というか、登場人物はそれらに(意図的にだろうけど)触れようともしない。 あと表現も相当グロいので、苦手な人にはもうホントにオススメできない。 でも僕は読み終わったあと不思議と爽やかな気分だったし、 燃えるような恋がしたくなったりしたのでやっぱりオススメなのです。 ・ ・ ・ にしてもワケわからんな、今日の日記。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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