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2014.12.22
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スサノオ神社の御神木 橘の実の輝きが一番惹かれた。。。



-------------------- 橘の不老不死伝説と菓祖田道間守 --------------------
 田道間守(たぢまもり)は第11代垂仁天皇(BC69)の勅命をうけ、常世(とこよ)の国にある、非時香菓(ときじくのかぐのみ)と呼ばれる不老不死の霊薬を求めるため、海を渡りました。田道間守は、唐、天竺をさまよい、常世国に至って、非時香菓と出会いました。そしてその実を持って急ぎ帰国しました。出発より十年の歳月がたっていました。

 ところが、垂仁天皇は田道間守が帰国する前年、彼のことを九年の間案じつつ崩じられていました。九年母の語源もここから来ています。田道間守は嘆き悲しみ、御陵に非時香菓を献じ殉じてしまいました。この逸話を残す「日本書紀」には、非時香菓は橘であると記しています。

 橘は田道間花(たぢまはな)がつまったものだとの説もあります。橘は花も実も香気が高く、寒暖の別なく青緑の濃い枝葉が常に美しく生い茂り栄えるので、長寿瑞祥の樹として重用されました。中国の宮城、平安京の紫宸殿前庭にも「右近の橘」として植えられています。

永遠を象徴する常緑の橘は家紋としても使用されました。橘紋は実と葉をかたどっているといわれますが、花と葉のようにも見えます。万葉以前には、皮は風邪の薬として用いられていました。
香りがよい非時香菓は菓子の材料としても食され、わが国の菓子のはじまりとされます。田道間守は菓祖(お菓子の神様)とされています。
 
また「文化は永遠である」との昭和天皇のお言葉から、文化勲章は常緑の橘を勲章にしたといわれます。
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最終更新日  2015.01.01 18:52:44
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