サプライズ
開店準備中の9時台に毎朝Mさんと珈琲を飲む。そのとき「これ、一日早いけど」とケーキを出してくれた。明日は私の誕生日。ちょうど定休日なので前日にお祝いしてくれたのだ。「私は恥ずかしいから歌はうたわんよ」と言いながらもろうそくは立ててくれた。そして、プレゼントはかわいい靴下と梅酒。ありがとうでやんす。そう。今年の誕生日はちょうどお休み。一日家族と一緒にいられる。ふっふっふ。『誕生日だから』という言葉でどんだけわがままいってやろうか。誕生日だからお茶とってきて。誕生日だから新聞とって。誕生日だから…うーん、お願いがしょぼいことしか思いつかんな…とあれこれ考えながら帰宅。「ただいまー。」「おかえりー!!」重い荷物を運びながらリビングに入ると「たんじょうびおめでとーっっ!!」と子供たちが折り紙で作ったレイをかけてくれた。「かあちゃんっ、たんじょうび前夜祭だよっ!」部屋の中が・・・すごいことになっとった。「じゃぁ、ここに立って!!3・2・1!!パンっっ!!」後ろから風船クラッカーが鳴り響き部屋に紙ふぶきが舞い散った。こんなメデタイ室内、見たことない。三人で一生懸命かざりつけてくれたんだろうなーと思ったら心が温かくなってきた。I君が用意してくれたご飯は私と子供たちが大好きなメニューから揚げ。ご近所からいただいたスイカや蟹もあって、それはそれは豪華な晩餐となった。私を驚かせようとして前夜祭となったらしい。こんなに祝ってもらったら、誕生日にわがまま言いにくいな。まぁ、ちっぽけなわがままばっかりだけど。とにかくみんな、ありがとう。N