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テーマ:囲碁全般(752)
カテゴリ:囲碁
ルーラさんやだすさんの大学選手権の記事を見て、知ってはいたけれどこの大会は地区によってだいぶ趣きが違うなあ、とあらためて思った。
私が参加していたのは、北信越大会である。当然対抗戦ではあるけれど、集団合宿みたいな感じであった。どの大学も遠方から車で何時間もかけてやってくる。 私のころは、必ず富山で春と夏に団体戦を行っていた。参加者全員が同じ施設に泊まる。施設と言っても、安くて小さな田舎の古い公共施設だ。 昼に集合して1~2局打ってから、夜は全員で宴会である。親しい友達達との年に2回の大宴会、という趣きなのだ。夜遅くまで飲んで歌って大騒ぎである。 そのうち、各大学入り乱れて麻雀をやったり、他の大学の初級者に碁を教えたりして、明け方まで遊ぶのである。K大学のOさんが天和を上がって大祝福されたのが、昨日の事のような気がする。 外が白み出すと、そろそろ寝ようかといって、ほとんど全員がたたみの大部屋にぎゅぎゅう詰めで入り乱れて寝るのである。 それでも、8時頃には起き出して対局をするのだから、若さとはすごい。女性がいる時はどうするかと言うと、別に個室を用意した。 当時は5~6チームくらいが参加していたと思う。春と秋とで別のチームが優勝すると、秋の大会に続いてその場でプレーオフである。 上位2チームがいつでも激しい争いをしていて、和気あいあいの大会の中にあって、この2チームの対戦の時だけは突然すごい真剣勝負になり空気が張り詰めていた。 かなり実力が接近していたこともあったけれど、私の在籍中には記憶によると我が母校が東京行きを逃したのは一回だけだったはずだ。 今から思うと不思議で楽しい大会だった。2日間で、10時間以上車を運転して、夜を徹して遊び、さらに真剣勝負。まあ、祭りみたいなものである。 うわさによると、現在の参加チームは3チームらしい。相変わらず同じような雰囲気でやっているのだろうか? 毎年週刊碁の記事を楽しみにしているけれど、我が母校はもうず~っと全国大会には参加していない。さびしいけれど、そんなに強い人がいなくてもクラブが存続しているだけでも良しとしよう。 クラブがあれば夢が見られる。またいつか全国大会で活躍する時が来るのを期待している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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