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nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

Apr 16, 2010
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テーマ:囲碁全般(732)
カテゴリ:カテゴリ未分類
※緑星学園

 碁を覚えてしばらくして、棋道などで緑星学園の名前を聞いた。碁に教室があるなんてと驚き、私には不思議な存在だった。特に中学名人になった青木プロや高校生ながら一般の大会で旋風を起こしていた村松プロの活躍は鮮烈だった。縁のない世界の話だと思っていたのだが、突然そうでなくなったのは大学に入学して囲碁部に入り、同期のO君に出会った時だった。

 緑星学園出身のO君と出会った時の衝撃は強烈だった。まず、その美しい手つき。そして、惚れ惚れするような筋と形の良さ。トップアマ以外はみんな田舎碁を打つものだと勝手に思っていたので、無名の彼がこんな素晴らしい碁を打つのかと愕然とした。

 次に、彼にとって対局時計を使って打つのが当たり前だったこと。大会では対局時計を使ってはいたが、普段の対局で時計を使うという感覚が全くなかったのでこれにも驚いた。  

※カルチャーショック

 でも本当に天地がひっくり返るほど驚いたのは、彼と出会って数日したある日のこと。突然彼が「そんな事していいの?」と言う。私は何の事か分からなかった。「えっ?何?」と聞くと「碁盤を下敷きにして」と言う。私が碁盤を下敷きにして何か書類を書いていたのを見て、彼が怒ったのだ。

 田舎の碁会所育ちの私は、下敷きどころかビールやラーメンを碁盤に乗っけるのを普通に見ていたので、そんな事で怒っているとは思いもしなかったのだ。彼にしても、こんな野蛮な碁打ちがいるのはカルチャーショックだったに違いない。

 彼は私にとって最大の目標となり、連日のように挑戦し続けた。基本的には永遠に田舎碁から抜けられないけれど、彼から吸収したものは大きかったと思う。

 内容はともかく勝敗だけは意外に早く拮抗するようになった。たぶん彼にとっては筋悪碁は打ちにくかったのではないかと思う。その証拠に大学の個人戦ですぐに全国の上位に入賞した彼も、不思議な事に田舎の一般の県大会では一度も代表になれなかった。

 入学して2年ほどしたころだろうか。突然、彼は碁を止めてしまい、大会にも全く参加しなくなった。勉強に専念したいとのことだったが、大会に出るだけなら負担になるとも思えないので、本当の理由はよく分からない。いろいろに鈍感な私が何らかの要因を作った可能性も高いと思うが、あれだけのレベルに達した彼が碁を止めてしまうという事も理解できなかった。O君、今は碁を打っているのだろうか。







Last updated  Apr 17, 2010 01:14:45 AM
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Comments

nipparat@ Re[1]:心が揺れに揺れた碁(05/05) あっじょさんへ  かなり南北に行かれたの…
あっじょ@ Re:心が揺れに揺れた碁(05/05) nipparatさん ありがとうございます。ウナ…
nipparat@ Re[1]:心が揺れに揺れた碁(05/05) あっじょさんへ コメント気づくのが遅くな…
あっじょ@ Re:心が揺れに揺れた碁(05/05) ご無沙汰しております。 記事と全く関係な…
nipparat@ Re[5]:心が揺れに揺れた碁(05/05) GO!さんへ  御紹介ありがとうございます…

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