テーマ:囲碁全般(745)
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※プロ試験に思う ずっと韓国や中国に苦戦しているけれど、英才教育を受けている子供の数が圧倒的に違うからやむを得ない状況だ。(日中囲碁交流シリーズhttp://plaza.rakuten.co.jp/nipparat/diary/200710290000/) ただその中でも、実にもったいないと思う事がある。 10代のそれもできるだけ早いうちから高いレベルの相手との真剣勝負でもまれる事が一流になるには何より大事と多くのプロが言っているけれど、芸を売りにする料理人とか職人などの世界を想像しても良く理解できる。 また入段するまでは大したことないのに、プロになった途端に恐ろしいほど強くなってしまうという現象も頻繁に見てもいる。調理師学校の成績優秀者が料理屋の見習いに歯が立たないという漫画があったけれど、どの世界も同じだと思う。 プロになる時の強さよりプロになってからが勝負と思う。実際、おそらくずっと以前から中部のプロが入段する時は東京で入段する子より弱い事が多かったと思うけれど、入段してからあっと言う間に追いつき追い抜いてしまう事が多い。最近中部は外来受験を広く受け入れていて、地元の院生は百戦錬磨の東京の元院生などに苦戦しているけれど、けして弱いわけでも将来性がないわけでもない。面白い個性のある子が何人もいる。勝つテクニックが足りないのだ。 もったいないと思うのは、日本では貴重な存在である10代半ばで相当なレベルにある子が、何年もプロ試験で苦労して時間を浪費してしまうことである。プロ棋戦のオープン化が無理でも、この世代の有望株を見習いプロにするとかしてどんどんプロ棋戦に参加させてあげれば良いと思う。すぐに勝率をあげるテクニックはなくても、高いレベルに入れる事で大きく伸びる可能性のある子をすでに何人も逃しているのではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
国 入段者数 プロ試験の回数 その他
韓国 11人 年6回(外来と合同試験2回) 女子2人 中国 20人 年1回 小学生プロ 特別制度に日本 6人 年2回(院生試験&合同試験) 女子1人 台湾 4人 年2回(院生試験&合同試験)同率の場合 一緒に入段 *日本は日本棋院のみの数 提案として 日本は入段者数を増やし その後 たとえば 組織的に強化訓練をして その中から強い棋士を作る(選んでいく)ことはどうでしょうか。 (Dec 1, 2010 07:30:25 AM)
山椒魚さん
ようこそ。 よその国ですが韓国の厳しさは凄まじいですね。すでにプロの高段者に近い実力者で将来世界戦で優勝しても不思議ないような人材がなかなかプロになれないんですから、もう悲劇的な感じがします。 中国は2年前に杭州から来た小学生にプロがいたんですが、日本の県代表くらいの力だったですね。複雑なシステムがありそうなんですが、聞いてもよくわかりませんでした。 日本はとにかく有望株が桁違いに少ないんで、大いにチャンスを与えてほしいと思います。 (Dec 1, 2010 08:29:03 PM) |
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