nipparatの日記　囲碁　不思議体験　

だす（先番）　対　nipparat（互先）

黒中押し勝ち　

総棋譜再現

詳細

　黒7かかりに8コスミは気合い。ただ、左上定石通り打って、良い感じで黒25に構えられては甘かった。白20では左辺に挟むのだった（参考図１）。26の位置が洒落ているかと思ったが、じっくり左側から詰めて黒は十分の展開。

　右下白52が悪手。ここは保留して白54から中央に顔を出し、右辺の白も助け出し、凌ぎ勝負にすべきだった。右辺の石を味良く取られては苦しい。

参考図1

実戦図1

　白6・8は黒からのコスミを拒否して気合いと思ったが、どうもまずかった。右辺の這いを打つべきだったと思う。黒は13と引いて冷静な対応で十分だ。

実戦図2

　白5が大失着手で、先に9・11を決めるべきだった。その展開なら、ヨセ勝負の碁だった。ここで、黒6・8が絶好のタイミングで好手。白11に対して14の駄目詰めで応えられてしまった。これが致命傷になった。黒18が見事な決め手で白は痺れた。黒14に石が無ければ、黒18の手は白が上に立つので成立しない。

参考図2

　参考図白1と打っても、黒6が強手で白が駄目。前の図の9・11を決めなかったのが、敗着となった。この形最近あまり見ないが、思い起こすと決めを惜しんだのが致命傷になった碁は時々あったと思う。

　終始冷静な着手を続けて、さらに最後に隙を逃さなかった黒のだす師匠の充実を感じる一局だった。

　最終局のたきぽり対nipparat戦は予定変更で3/12（土）夜10時開始の予定。