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オークション奮戦記2
思わず1万2千円でその時点での最高値をつけてしまってからハッと我に返った。小物ならまだしも、こんな大物が家に送られて来たらすぐ妻にバレてしまう。それに、これを競り落とすのにまだまだ値が上がるのは確実だ。 新婚の時に、家具屋の処分市を見に行った事がある。定価200万くらいの美しい長火鉢に50万くらいの値がついていて、さらに値切ると10万なら売ると言う。男のロマン長火鉢を絶対ほしいと思ったが妻の許可が出ない。いくらならいいのか妻に聞くと、3万でも駄目だと言う。置く所がないと言うのだ。 結局、家具市に行って3000円の手紙入れを一つ買ってきただけだった。その数日後に妻がパチンコで3万円負けて来たので文句を言うと「儲かる可能性があるのだから、意味のない買い物とは違う」とはねつけられた。悲しかったが後から考えたら大正解。長火鉢なんて買ったってホントに置く所がない。結局リサイクルショップに持ち込むのが関の山だったろう。手紙入れは書類入れとして今も重宝している。 それ以来、家具類はすべてリサイクルショップで購入している。贅沢品で買ったのは、妻の真珠の指輪とネックレスくらいだろうか。ただ、食べ物と碁の勉強に金を使うのは、病気と諦められているようだ。 翌朝、恐る恐るオークションの事を話す。「数百万の品が3万円で手に入るチャンスなんだ。」思いつめたような迫力に押されたのかOKサインはなかったが強い反対もなく、消極的に了承されたようだ。いろいろと後ろめたい事があるに違いない。とにかく、第一関門はクリアした。ついに運命の夜が近づいた。予算は三万円?だ。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 3, 2011 02:14:42 AM
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