2006/04/20(木)17:32
パスクアはVivo d'Orciaで
今日はパスクア(復活祭)
朝はゆっくりして、ランチ前は散歩がてら、親戚の家巡りして過ごす。
ダンナ両親はいつものように前日夜のミサに出かけ、
復活祭当日のランチに使用する卵の“祝福”を受けに行くのだが、
昨晩・・・“この卵チョコも祝福を受けてくるからね!”と、
マンマは予想通り買っていた赤ちーの向けのキンダーの卵チョコまで持って行った!
マンマ、マジですか・・・ と思ったけど、意外と普通らしい。ホ・・・
ランチはいつものように、昨晩祝福を受けた卵でゆで卵、トルテッリのラグーソース、
子羊肉とカルチョーフィ(アンティチョーク)のフライ、フルーツに、コロンバ(鳩型スポンジケーキ)、
そして、〆は・・・卵チョコ・オープン★Sorpresa(サプライズ)は何かな~?
今年はマンマ奮発?したらしく、お値段高めで人気あるキンダーチョコの。
Sorpresaもぬいぐるみで、プラスチックのちゃちいのじゃないし、チョコが何より美味しい~♪
“お前が食べれるようになるまで、お父さんが代理を務めるからなっ”と
真面目に?お腹の赤ちーのに言ってから、ダンナは嬉しそうに食べ始めました。
昼寝の後は、消化の為にも、地元のお散歩。
ここVivo d'Orciaは、はっきり言って何もないが、
古の町が残った場所があり、そこが私達のお気に入りでもある。
石造りの橋を渡ると、石門があり、そこを下っていくと、さびれた教会がある(今は閉鎖)。
そこの左が昔のメインストリートで、当時ここを治めていたチェルビーニ家の紋章が残る建物も。
その奥が、アミアータ山がキレイに見える絶景スポット。
教会まで戻って逆に行くと、石門の右手に残るチェルビー二家の館がそびえている。
このチェルビー二家、実はローマ法王マルチェッロ2世も輩出したなかなかの名門やったらしい。
桜?がいっぱい咲いてきれいやったな~
人口1000人ほどの過疎の村だけど、何回来てもVivoはいい。
しかし、悲しいかな、昨年まで2軒あったホテルは両方とも閉鎖してしまい、
(1軒はオーナー没後に継ぐ人がいない・もう1軒は??売りに出っぱなし)
村の活気が見出せるのは、それなりに有名な秋のきのこと栗祭りしかなくなってしまった・・・
ダンナの友人などと話していても、2004年にオルチャ渓谷一帯が世界遺産にも指定され、
その中心町のモンタルチーノ、ピエンツァなどにも車で30分ほどだし、
元々狩りが盛んな地域で狩りする人はごろごろいるし、秋はポルチー二狩りに栗拾い、
アミアータ山にはスキー場もあるし、しかも近年、
イタリア屈指のクロスカントリーコースも整備されたそうで、
村の活気を取り戻すためのきっかけはいくらでもありそうなのに、行政が全く無関心らしい。
実際、ツーリスト・インフォメーションも開いてるの見たことないし・・・
ダンナ家族の故郷がたまたまここで、たまたま何回も来ることができている私だけど、
来る度にここの良さを感じる私としては、残念で仕方ない・・・。
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