Ogni giorno sara` sereno!

2008/11/16(日)06:38

ヴェッキオ宮殿挙式

おシゴト(52)

ミケランジェロ広場での写真は、フォトツアー最後でブログでも通常終盤に登場してますが このお2人の歓喜 のポーズが、この晴れやかな日 を象徴しているのでTOPでご紹介! 幸いにも、今年は2回も挙式のコーディネイトと通訳をさせて頂く事ができました。 (過去にコーディネイトさせて頂いた挙式の様子は → 1 、 2、 3) 基本的な翻訳は全て同じだし、いろいろお客様の希望を取り入れて手配するオプションは もはやすでに “チーム化” しており、ある意味ルーティンな部分もあるのだけど、 どの仕事よりも特別で、何度やっても緊張感 があり、そして充実感の溢れる お仕事です。 実は朝からハプニングあり!それも何とかなって時間通りにヴェッキオ宮殿に到着! ・・・のはずが、その前のカップルとその家族・友人が待合室にあふれている・・・ 彼らは10時15分の予約らしいけど、この時期混んでいるのか15分おきに予約が入っていた。 その彼らがやっと入っていったのがもう11時を過ぎ 彼らが皆中に入って行って、やっと私達も落ち着き、待ち時間に写真を撮ったりリラックス。   11時20分頃になって、身分証明証などを持って婚姻記録の確認の為、私が先に中に入る。 その10分後、遂に私達の番がやってきた!   挙式中は私も通訳で忙しいので、写真 は入場の時と、婚姻記録にサインの時のみ。 当日もドレスになってやっと実感が沸いてきたと言っていた新婦さんも緊張していて お互いに妻、夫として迎えますか?の問いには声が震えつつ、感極まる声で “はい!” 先に新郎さん、そして新婦さんはそれ以上に大きな声で、 式を司る市役所役員の方も、 “おお、愛の強さ を感じますねぇ!!” その市役所役員の方なんですが・・・          忘れもしないロンバルディさん、実は、 私自身の挙式をしてくれた方 でもあるんです! 友人の挙式やこれまでのコーディネイトした挙式で他の役員さんも見ましたけど、 個人的にはロンバルディさんの決して 儀礼的ではない温かみのある態度と祝辞 が大好き 私の事もわざわざ“Bellissima interprete”(お美しい通訳さん)と呼んでくれるし(笑) 次の挙式もすでに控えていたので とっとと追い出され、ヴェッキオ宮殿外へ。   花びらは、いつも素敵なブーケを作ってくれるマウリッツァさんからのプレゼント 今回はカメラマンのダニーロが目の手術の為、相棒であるファブリッツィオを派遣してくれました。 “オレよりも若くて腕が良くて格好いいのを派遣するから!” と言っていたのに、 実際はロマンスグレーのおじさんでしたが・・・          ほっと柵に飛び乗るほどフットワークも軽く 新郎新婦さんを盛り上げながらのノリノリ撮影。 あとで新婦さんに聞いた話ですが、ホテルにCDを納品する際に、 現像した写真とフォトフレームをプレゼントしてくれたとか! そうした何気ないサービスをこっそりやってくれるのも 粋 じゃないですか いつも通訳をしていて、実は何気に一番辛い・ストレス なのが いい加減なイタリア人相手の段取り だったりするのですが 今私がコーディネイトさせて頂く挙式で仕事を依頼するイタリア人は、 皆人柄が良くて真面目!几帳面!そして何より良い仕事してくれる。 いくら人が良くても仕事となると別・・・って人は結構います、ハイ・・・ 信じられないのが、皆が皆、 当日2~3日前に何も変更がないか、待ち合わせなどの確認を 向こうから (イタリア人から!) 電話をくれる こと これってイタリアではかなり奇跡です・・・ 一方マウリッツィアさんのブーケ は          今までの挙式のブーケも全て彼女の作品ですが、どれも新婦さんのイメージ通りいやそれ以上、 希望の花を挙式に近い日に手配して、新鮮なお花で見事なブーケを作ってくれます。 そして、相場よりもかなり安いというのが周りの人の話・・・ こちらではブーケは新郎が買って当日立会人を介して届けるので、私は自分のブーケがいくらだったか知りません さて、新郎新婦さんですが・・・          挙式の緊張もすっかりほぐれ、だんだん写真慣れしてきましたよ~! イタリア人ばりのポーズもなんのその   いろいろんな場所で使えそうなものを見つけては指示を出すファブリッツィオ。 ヴェッキオ橋での自転車に、メリーゴーランドの中!(しっかり係員にSTOPをかけて) そして、新婦さんのたってのご希望の場所でも。 通称ポルチェッリーノ、新市場にある 金色 のイノシシ君 と共に、 そしてフィレンツェと言えばコレ の ドゥモ 。 その後ドゥモ裏でドライバーのジュゼッペとダニエレと落ち合い、 ミケランジェロ広場で撮影、これにてフォトツアー終了となりました。 さて、ウェディングランチは・・・前回と同じく、郊外の Osteria da Melo` でした。               すでに2時をまわっていたので、お腹はぺッコペコ! 朝7時半から、しかも緊張で張り詰めた7時間だから当然です。 今回のメニューはこちら プロセッコで乾杯の後、前菜:海の幸の前菜ミックス プリモ:海の香りのクスクス&キターラパスタのトラーパニのマグロのボッタルガソース メイン:マグロのステーキ マルサラソース&ブロンテのピスタチオ添え   デザート:カンノーロシチリアーノ ワイン:シチリアの白ワイン IGT Felice modica (INSOLIA)+食後にジビッボ(Zibibbo) なんとこの日は 新郎さんと双子の弟さんの誕生日 でもあったのです! それを聞いたフランチェスカが、気を利かせてロウソク をたててくれました。 お店からの提案と、お店のサイトから新郎新婦さんが選んだ料理を混ぜ合わせたもので まぁ、どれもどれも極上の美味しさ!!!! このお店の なところは、例えばパスタにちょこっと添えてある乾燥トマトを刻んだものとか アクセントになるものがすご~くお料理にあっている事。 そして新鮮なお魚、今回もメインのマグロは分厚くて中は半生でジューシー! でもでも今回の感動ピカ1 は クスクスの出汁の美味しかったこと!+カンノーロ! 1皿1皿のボリュームは多くはないですが、全部食べるとちょ~ど日本人のお腹がいっぱいの加減。 前回の方も今回の方も、フィレンツェで挙式なのにトスカーナ料理じゃなくシチリア料理って 少し悩んでもおられましたが、正直トスカーナ料理は農民の貧しい料理でウェディングには?だし、 ローマ・フィレンツェと旅されて肉ばかり食べてきた新郎新婦&ご家族には 久しぶりの新鮮な、そして比較的軽い魚料理で、大正解!の選択だったようです。 4時過ぎにランチは終了し、フィレンツェのそれぞれのホテルに車でお送りして 私がダンナ実家にたどりついた頃はもう真っ暗 になっていました。 こうして新郎新婦さんの、ご家族の、そして私にとってもながーい1日が終わり・・・。 120%満足な1日だったとおっしゃっていただけて、私も感無量 Mさん&Aさん、いつまでも、お幸せに ↑ 今年は2組、来年は+1くらいできれないいなぁ・・・ぽちっと応援よろしく♪

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