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カテゴリ:おシゴト
この月曜、そして火曜も月曜に直接依頼されて仕事に行ってました。
通訳の仕事は 3月 以来、今回の企業間は5月にも依頼を頂いたけど臨月でお断りしたので 昨年の12月 以来で3回目。 毎度ヘビー な内容の通訳で、過去2回も落ち込んでリベンジを誓ったので 今回はあわててながらも数字のアンチョコを作ったり、 曖昧にしか知らない経済用語をいくつか調べていったけど ・・・やはり同じく反省(爆) 予想通り大きな数字が出てきて、よしきた と滑り出しはよかったものの、 お互いに言いまくるし、,000を省略したりもして余計に私は混乱だし、 幸い、表を出して数字をさしながらの会話になったけど、 コレに○○の何%で、コレの分ひいて、だからコレで・・・とか暗算されるし、 必死で通訳するけれど、イタリア側からショックな一言 “君がちゃんと通訳できてないのか、彼らが理解できないのか分からんけども” ・・・って私の通訳も褒めたもんやないけど、アンタのイタリア流主張は日本人には理解できんよ!! 更にこんなご時世なので経営状態も宜しくなく、払う払えない、銀行のチェックだ、 guardia di finanzia(財務警備)だ、裁判だ・・・とお堅い言葉の応酬。 後で考えると、間違いではないけど適切でない単語を使ってたし。例えば 株:borsaを使ったけど、話の内容からしてazioneが適切 debito:借金と言っちゃったけど、内容と額からして負債が適切 他にもcapitale(資本)、fondo(資金)とか微妙なものがちゃんと訳せてたか あと他にもいっぱいあるけど、もう思い出せない ・・・やっぱりアカンがな~ しかし、今回何よりひどかった(反省)のは、 私の日本語 。 日本人なのに と思われそうだけど、日→伊は日本語で分からない言葉は基本的にないので どんぴしゃの単語が分からなくてもなんとかイタリア語に訳せる。 逆の場合、まずイタリア語で分からない単語があった場合、前後関係で推測する場合もあり、 相手に聞く場合もあるけど、それに適切な日本語が咄嗟には出てこない。 更に普段話しなれていないキチンとした 日本語を話さなくてはいけない。 なのに出てくる日本語は何かむちゃくちゃで・・・日本人だけにそれが余計に恥ずかしい その後と2日目は、大半がOEM供給してくれる会社(工場)見学やミーティングだったので イタリア側の私の苦手な豪腕 (強引とも言う) 社長はいなかったからよかったけど この見学先でもしゃべりまくるおっさんに翻弄されるし それを助けれくれようとした付き添いの女性も最初は助かったけど チャチャ入れすぎてかぶりまくってくるから余計何言ってるか分からんし、 ・・・まぁいつものように波乱含みながらも、何とか2日の仕事を終了しました。 いつもこうして凹んだ時に思うのが、 私がこんなレベルで通訳やっていいんやろうか ダンナは、それでも私を呼び続けてくれるって事は彼らは私の仕事に満足しているか、 替わりを探してもいないんだから、 (これは私より上のレベルがっていう意味なら嬉しいけど、ただ単に人がいないだけだと空しい) そんな内容の通訳はかなり高レベルなんだから、と慰めてはくれるのだけど、 私自身が自分の仕事に満足できていないのにそれでお給料をもらってるのだから、 何だか申し訳なくなるのです 唯一の励みがこの本で 【新品】[本] パーネ・アモーレイタリア語通訳奮闘記 / 田丸公美子 今やイタリア語通訳トップのこの方が、今の地位につくまでの恥ずかしい失敗談が書かれていて 私もこの経験をしないとレベルアップできないんだから・・・と言い聞かせてます。 が、実際問題は、育児だなんだと言い訳せずに 日々精進 しなアカンのですが。 しかし、今回、私を更に厳しい状況に追い込んだのは ・・・おっぱい!! 朝出かける前にちょうど授乳できたとはいえ、1日目、遅いランチの14時ころにはパンパン。 そそくさと1つだけパニーノを食べたらトイレへ直行してみると、母乳パッドはひたひた まずはカチカチになったおっぱいから半泣き状態で母乳を搾り出し、 母乳パッドの替えを忘れたのでトイレットペーパーを間に挟んでみる。 だって、ミーティング中におっぱいが濡れ始めたら、あまりにも恥ずかしい。 それでも母乳はまだまだ生産されて、痛くて痛くて通訳に集中できない チャンスがあるごとにトイレに行き搾乳、最後は電車に行く前にもマクドのトイレで搾乳、 帰ったら即効JOを抱えて吸ってもらい、まだ痛いので次回仕事のためにまた搾乳×2! 幸い2日目は前日の状況を学習したのか 搾り出しは1回でよかったけれど、 これも母乳育児中の仕事でクリアせんとアカン試練なんですねぇ・・・。 私のいない間はダンナ有休+マンマで万全の体制でしたが、帰るともう8時前、 晩御飯もマンマが準備してくれたから助かったけど、片付けにマニーノ寝かしつけ、 翌日の準備などでバタバタ、たった2日でもブランクのせいもあり疲れ果てました。 でも、ドアを開けた瞬間に “おかーさん!!” と抱きついてきたマニーノ、 “おしごと、がんばった?” と聞かれて胸がドキッ! 家族がサポートしてくれて、可愛い息子がいて、仕事にも呼んでもらえて、 ほんまに頑張らないとバチがあたります・・・。 なんか、グチなのか、ぼやきなのか分からん内容ですが(苦笑)久々のお仕事はこんな感じでした。 次回のために、ちょっとでもいいから、日々、何かせんとね。 ↑ ウハウハだったのは2日目のランチ:生ポルチーニ、コロンナータのラルド、 ビステッカアッラフィオレンティーナ・・・でもランチも仕事のうち、 2倍しゃべらなアカンから極少量でした(涙)・・・ぽちっと応援よろしく★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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