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テーマ:仲間との旅(18)
カテゴリ:イベント
俺たちもいつの間にか48歳。 そして申年。知らぬ間に干支が四回も廻ってきてしまった。 でも俺たちは決して、疲れた中年ではない。自負がある。 その自負だけで生きてきた。そしてそれを証明するべく1年に1回旅に出る。 今年もその瞬間がやってきた。28回目。多分.... 若い頃は身につけたくとも身につけることができなかった哀愁を背中に漂わせて。
雨が降るしきるなか、T邸に集まる猛者たち6人。無言で、ラヴワゴンに乗り込む。 いよいよ出発だ。 信州路へ、目指すは諏訪大社!あの大国主命の国ゆずりの時にここに 来た建御名方命が祖といわれている大社で、しっかり身を清めた俺たち。
まさに雨降って痔固まる。 そして信州と言えば伊那市。伊那市といえばローメン発祥の地、ソースカツどんが 大活躍している地であることは誰でも知っている。 リサーチよろしく、もちろん店名も選択の大きな趣旨のひとつである 田村食堂へ。
当たり前だが、人数分以上の品数が提供されている。男は時として 自分の胃を大きく拡張させなければならない宿命を持っているのだ。 ここで名古屋に永住中のNパンが合流。完全に7人の侍がこれで成立した。 俺たちは日々命を削って生きてはいるが、体を労わる術を知らない訳ではない。 きちんと食べ過ぎたあとのケアも知識としてある。 ここは養命酒の駒ヶ根工場。 美しい案内役の女性たちに癒されて、出された試飲酒を全部飲んだ。 中年の礼儀だ。
中年たちは早くも湯につかりたい衝動に駆られた。 若い頃では考えられなかったPM3:00のチェックインという荒行を敢行した。 天竜川温泉へ。
大河を見渡しながら、 大きな口からこんこんと湧き出る単純泉温泉を見ていると、身も実も心も 思わず溶けてなくなりそうになる。ただ溶けてなくなる寸前の気持ちよさMAX のタイミングを俺たちは熟知している。亀の甲より鶴の恩返し。
風呂上りに待っていたのは勝負の世界。いついかなる時でも、男は 懐に刀を持っていなければならない。外に出れば百人の敵がいるのだ。 刀をパイに持ち替えて、男たちは戦う。 1回三千円の卓と牌の賃借料金が痛い......
そしていよいよ始まる、夜の勉強会。今年も地元女性講師を3人招いての 講演会が始まる。お題は「中年よ大志を抱け、そして泣け」 メンバー全員、講師たちの登場を今か今かと待ちわびて....... 夜が明ける..... の前に!飲んだ後のラーメン!しかも!フロントのおやじたちが作り出した ラーメン!ちゃーしゅーがハム!出汁がまるでないスープ! 生ラーメンの麺!これほど完璧なラーメンと出会うことは今後ないだろう。 夜が明ける....
朝食に生卵がないだけで、怒り心頭の俺たち。卵ぶっかけご飯こそ俺たちの アイデンティティーである。 たとえフロントでの清算で100円/玉を徴収されてもメゲナイ! 男たちは学びを忘れない。郷土史探訪。妻籠宿へ。 この日本に俺たちの生きてきた証を残したい! この身がたとえ滅ぼうとも、精神は生き残る!
ここに集いし7人の猫侍!! 光をあびて光り輝くおでこ!どうだ!
気持ちの高ぶりをどうしても抑えることの出来ない俺たちは 昨年も訪れた、清里のアフガンへ。ここのカレーはいつでも俺たちを 優しく厳しく辛く出迎えてくれる。 その恩返しに、ショルダーベーコンをトッピングさせてもらうぜ! 満腹宣言!
上信越道の渋滞に巻き込まれながらも、高速逆走を取り締まりながらも 無事に帰宅した俺たち。 この一泊二日でまた一回り腹がでかくなった俺たち。 戦国時代は恰幅の良さがそのまま領国の大きさに直結していたとか。 まさに俺たちの時代がやってきた。 旅は終わったが、また来年は必ずやってくる。 その日まで、精進を重ねなければならない。この日本を背負う俺たちに 輝かしい明日がある。ひたすら前を見つめて這いずる。 俺たちの一歩が日本の一歩!ハロー&グッバイ!
コミュニケーションを育む住まい 田村工業株式会社
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