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カテゴリ:食べ物
まいう~なカツ丼と言えば皆さんはどんな丼を想像するだろうか?
今回、訪れた狐狸庵(こりあん)は福岡のカツ丼好きなら、 その名を知らない人の方が少ないのでは、という名店です。 狐狸庵、こりあん、コリアンで韓国料理の店かと思った人、違います。 狐狸庵先生は、遠藤周作です。 世のため人のためには何一つ為さず人里離れた庵に隠居する仙人・・・。 この店は昼時、夕時は常に満席になるほどの人気店なんですよ。 特に宣伝してるところを見たことがないのに、です。 さて、冒頭の問いに対する私なりの見解ですが、 「肉厚の柔らかい豚肉と衣に、じんわりと上質のダシの味が 染みていて、かつダシにも卵にも肉の味が負けていないカツ丼」です。 その要件にストライクなカツ丼がこれです。 ![]() 狐狸庵のカツ丼 700円 もともとのカツは非常に肉厚のものを使っています。 それを細めにスライスしてあります。 とにかくカツ丼のオーダー数がハンパないので、ある程度作り置きされてます。 今回カウンターに座って、厨房内で作っているところを逐一観察しました。 すでに揚げてあるカツを、小型鍋にダシと一緒に3分ほど中火でグツグツ 煮込みます。 なるほど、この過程で細切りにしたカツにじっくりダシが染み込むわけです。 その後、卵を落としダシを追加して30秒ほど煮ます。 卵は丁度とろとろ状態で、丼の上に乗せられます。 豚肉は上質なバラ肉です。 脂身たっぷりでとっても柔らかいです。 やや甘めのダシで煮込まれているため、油っぽくなくあっさりと頂けます。 でも、肉の味がしっかりしてます。 ダシの甘味は玉葱によるものです。 ダシ汁の中に飴状になるまでしっかりと炒められた玉葱がたくさん入ってます。 カツ・卵・ダシの絡み具合が最高です♪ 全体的にやや甘口ですが、後に引く不快な甘さではありません。 むしろ癖になる甘さと表現したらいいのでしょうか。 甘口の丼にはあっさりのお吸い物がベストマッチです。 この店は実はうどん、そばの専門店です。 細めんの讃岐うどんで、これまた美味いんです。 お腹すいてるときは「かつ丼に素うどん」が最強ですぞ。 狐狸庵 大野城市御笠川3-9 092-503‐1202 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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