東レ 当社樹脂製品における第三者認証登録に関する不適切行為 および有識者調査委員会の設置について
1. 不適切行為の内容
ULが定めている、樹脂の難燃性能を示すUL94の規格に関し、一部の品種でULが実施する認証試験で指定されたグレードと異なる、試験用のサンプルを作成し、提出していたことが判明しました。
また、認証登録された品種の一部で、弊社は、登録時の組成と異なるものを製造・販売していました。
■ 本件発覚の時期 2021年12月下旬
■ 対象製品
樹脂事業で販売している6製品(ABS樹脂「トヨラック®」、ナイロン樹脂「アミラン®」、PBT樹脂「トレコン®」、PPS樹脂「トレリナ®」、LCP樹脂「シベラス®」、PLA樹脂「エコディア®」)の中で、一部に不適切行為が確認されています。第三者評価機関による検証含め弊社で難燃性を再評価していますが、製品の登録品種によっては難燃性能がULの安全規格要求に達しておらず、今後改めてULの適正な手続きに従った対応が必要となります
<対象品目>
樹脂事業で販売している6製品
・ABS樹脂「トヨラック®」
・ナイロン樹脂「アミラン®」
・PBT樹脂「トレコン®」
・PPS樹脂「トレリナ®」
・LCP樹脂「シベラス®」
・PLA樹脂「エコディア®」
(東レHPより)