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2006/06/23(金)21:33

オリックスは神戸を捨てる気なのか

オリックス・バファローズ(199)

 先日、オリックス・バファローズが発表した来季の試合開催計画では、神戸スカイマークでの試合を3分の1に減らし、残りの3分の2は大阪ドームでやるとのこと。'08年からフランチャイズを大阪府に一本化する計画だそうだが(合併後の特例期間が終了するため)、私はこれは正しい選択だとは思わない。  オリックスは神戸市民を裏切る気なのだろうか。阪神大震災が起きた'95年、その年にオリックスは仰木さんの力でリーグ優勝を果たした。「がんばろう神戸」がスローガンとなり、オリックスの優勝に神戸市民は多大な勇気、感動をもらったはずだ。その翌年には巨人を倒して日本一に輝いた。まさに栄光である。オリックスは神戸市民に愛されていた。  ところが近鉄との合併後、大阪府と兵庫県のダブルフランチャイズ体制を採ることになり、神戸での主催試合は激減した(これまでの半分になった)。そして来年からはさらに神戸での試合が削減されることになる。経営環境が厳しいのは仕方がないとしても、まさかオリックスは神戸市民に愛されていたことを忘れてるのだろうか。もし神戸での試合が消滅すれば、神戸市民を裏切ったことになる。  主催試合の過半数は本拠地球場で開催する、という規定があるそうだが、ではずっと3分の1でもいいから神戸で試合をしてみてはどうか。  2軍チームについても同じようなことが言える。穴吹工務店に命名権を売却しているため「サーパス」というチーム名がついている。しかし昨年まで「サーパス神戸」と名乗っていたものの、今年からチーム名から神戸が削られたのだ。これも神戸市民からの恩を知らないことになってしまうことになるのではないか?  いつぞやの日か神戸、いや兵庫県内からオリックスファンがいなくなってしまうのかもしれない。大阪への完全移転の最大のリスクはそれだ。

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