4月30日に敢行した、東海道本線全線制覇の旅もあと少しで終わります。
久しぶりの更新の、完結編です。
今回は熱海からのスタートです。
444M列車で熱海駅に着いた途端、自分は首都圏に戻ってきたことを実感した。単純にそれは熱海駅がJR東日本の西端の駅だからだ。E231系とか、見慣れている首都圏のJRや、伊豆急の車両(元東急の車両など)が色々見えてきた。
私が神戸駅を出発してからもう8時間以上が経過していた。私は熱海で少し休むべく、16:36発の普通・東京行(526M列車、E231系)を見送った。その間にサンドイッチや飲み物を購入し、待合室で腹ごしらえを済ませた。そして次の快速アクティーが5番ホームに入線してくると、最後の移動に備えて重いリュックを背負い、車内へと乗り込んだ。いよいよ最後の列車である。
第9(最終)走者:16:51発、快速アクティー・東京行(3766M、211系、15両)
ロングシートに座り、211系電車は定刻通りに熱海駅を出発。途中、小田原までは各駅に停車する。車内での他の乗客のおしゃべりはすっかり標準語になっていた。神戸を出るときは関西弁だったのだが、大垣辺りで関西弁が聞かれなくなり、静岡辺りで標準語が強くなっていった…というのが実感かな。
列車は熱海を出発後、すぐトンネルに入り、神奈川県に入る。湯河原駅に到着したとき、車窓から横浜銀行の広告が見えた途端「東京まであともうちょっとだ」と思った。長い旅もいよいよ終わりに近づいている。列車は小田原辺りまで海沿いを走り、小田原を出ると内陸部を快走。スピードもぐんぐん出す。
小田原の次の駅は鴨宮。快速はここを通過するが、この駅付近では東海道新幹線開業前の実験線が敷かれていた。戦後日本の新幹線の歴史は鴨宮から始まった、と言うべきだろう。
3766M列車は国府津、平塚の順に停まり、終点の東京には118:29着…のはずだった。
しかし平塚駅で事件が起こった!
車掌:平塚~茅ヶ崎間において、人が線路内に立ち入りましたため、出発を見合わせています。
…なんという迷惑な野郎だ、と一瞬思ってしまった。1人のせいで何万もの人々が足止めを食らうということを実感してしまった。列車の安全運行にも関わることなので、やめていただきたい。
結局、211系・快速アクティー(3766M)は平塚を定刻より10分ほど遅れて出発。そして…打って変わってノロノロ運転である。指令所から徐行の指示が出ていたからだ。(続く)
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Last updated
May 18, 2007 08:46:39 PM
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