昨日(30日)、久間防衛大臣が終戦直前に広島・長崎への原爆投下について「しょうがない」と発言した。
このことについて野党からは「防衛大臣としてふさわしくない!」との非難があった。また、自民党の中川昭一さんも「誤解を招いたのであれば、釈明すべき」と批判した。
確かに「唯一の被爆国の閣僚、それも防衛大臣の言うことか!」との批判を出てくるだろう。他にも「原爆で亡くなった人々は、仕方なく死んでいったとでも言うのか」という広島県被団協の抗議もあった。
しかし「この久間さんの発言にYESか、NOか?」と聞かれたら、私はどちらかというとYESと答えるだろう。第2次世界大戦の末期、アメリカは日本の降伏に向けてラストスパートをかけていた。そして1945年7月に日本がポツダム宣言の受諾を拒否した際に「このままでは日本はますます危ない国になってしまう」という認識もあったのだろう。事実、原爆投下後もアメリカは関東平野上陸作戦も本気で練っていた。
広島、長崎に在住の方々には申し訳ないが、日本を降伏させるための、とどめの一発という感じで原爆を広島、長崎に投下した。だから戦争を早く終わらせるために、こういう判断は仕方がなかったことだ、と。私はこう解釈している。
私は久間さんの支持者ではないが、この発言が参院選にどう影響するのか、じっくりと注視していきたい。
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