先月30日に開通した、日暮里・舎人ライナー。JR京浜東北線と東武伊勢崎線に挟まれた鉄道空白地帯と日暮里駅を結ぶ新交通システムだ。もともとこの舎人地域は長い間、軌道系公共交通機関がなかった。以前は都営バスで日暮里駅まで行く通勤・通学客がいたのだが、バスは時間が読めない、温暖化ガスを排出する、とデメリットが多かった。この対策として開通したのが日暮里・舎人ライナーである。
車両はゆりかもめとほぼ同じで、5両編成のセミクロスシート車だ。ちなみに運営主体は東京都交通局。都営交通の中では、かなり異端児的な存在であろう。
私は2日に、この開通したばかりの新交通システムに乗車してみた。西新井駅から東武大師線に乗り換え、大師前駅へ。そこから西新井大師西駅に向かったわけだが私は環状7号線を西へ15分程度歩いた。甘く見ていた(汗)。駅に到着すると、開業直後だけあって「祝・開業」というポスターがあったり、開業を祝う近所の幼稚園児のかわいい絵も飾られていた。開業を報じる新聞記事を読んでみると、多くの住民がこの鉄道の開通を待っていたように感じた。
5両編成の車内の座席はほぼ埋まっていた。そして運転士がいない無人運転なので、展望席は子どもに大人気だった。私は見沼代親水公園行きの電車に乗車し、北上することにした。全線で高架橋を走っているので遠くの景色が見渡せて気分が良くなった。よく晴れた日には富士山も見えるそうだ。
舎人公園駅はその名前の通り、舎人公園の最寄り駅であり、車庫隣接駅でもある。唯一、ホームが4番線まであり、当駅発着の列車も存在する。また、終点の見沼代親水公園駅は東京都の北の端に位置し、すぐ北は埼玉県という位置にある。開設と同時に駅前広場が整備され、路線バスも乗り入れるようになった。(続く)
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 5, 2008 08:15:20 PM
コメント(0)
|
コメントを書く
もっと見る