私は昨日、午後に自宅を出てどこかに向かった。そのときはまだ行き先不明だった。
何を思ったか、小田急線に乗り、登戸に向かう。
登戸駅では工事がだいぶ進んでいた。和泉多摩川~登戸間の新橋梁工事はもう完成に近づいている。橋梁の上に新しい線路も引かれていることも確認した。架線が引かれるのも時間の問題だろう。たぶん、早ければ今年中に工事が完成し、来年3月までにダイヤ改正が行われて新宿方面行きの
急行のスピードが上がるだろう。
私は
南武線に乗り換えて川崎方面を目指す。本来ならば武蔵小杉で乗り換えて横浜方面に行きたかった・・・のであるが、あることを思いついたのである。
「そうだ、浜川崎支線に乗ろう!」
浜川崎支線や鶴見線にはまだ一度も乗ったことがない。というより、そこに行く用事がなかったからだ。
しかし尻手についたのは13:23。
次の浜川崎行きは13:35!10分以上も待たされることになった。尻手駅には武蔵小杉方から貨物線が合流し、貨物列車も走る。炎天下、蒸し暑いなかで待っていると、2両編成の電車が来た。
205系1000番台である。クモハ205-1003だったと思う。ワンマン運転対応。
このような顔の205系は他に、
南武線(本線)、鶴見線、仙石線で活躍している。
浜川崎行き(13:35発)は2両編成だが、乗客はまばらであり、空席も非常に多かった。
確かに1時間2本の運転にとどまってしまうだろう。
浜川崎行きは定刻通りに出発すると八丁畷、川崎新町、終点・浜川崎の順に止まる。わずか7分の旅である。
この路線は貨物列車がメインで、写真のように扇町方面へとつながっている。平日の朝夕は利用者が多いが、それ以外の時間帯はかなり少ない。神戸の和田岬線とよく似ている。
臨海工業地帯らしい鉄道風景というべきか。ちなみにこの近くにはJFEの事業所がある。
折り返しの出発を待っている205系。
浜川崎駅では鶴見線・扇町方面と接続している。しかし浜川崎駅は元々無人駅。浜川崎支線から鶴見線に乗り換えたい人は、浜川崎駅のSuicaリーダーにはタッチしない。もしタッチしたら運賃が別立てになってしまうからだ。逆も同様である。
鶴見線も臨海工業鉄道の性格が濃い路線で、平日朝夕は利用者が多いが、それ以外の時間帯は利用者も列車本数も少ない。海芝浦行きと扇町行きが1時間1本ずつ走っている。それでも1時間2本、と非常に少ない。特に鶴見駅から大川方面は日中は列車は走っていない状況である(
鶴見8:26発の次の大川行きは、16:58発!)。
鶴見線の浜川崎駅ホーム。出入り口から撮影したもので、ホームへは跨線橋を渡る必要がある。
案内板。かなり細かい。(続く)