最近になって私には尊敬している人がいる。その人は・・・、
清原和博である。
そう、番長・清原。今年を最後に現役を引退する。
10月1日には大阪ドームで引退試合も行われる予定だ。
ただ、私がただオリックスファンとして尊敬しているのではない。尊敬しているのにはそれなりの理由がある。
今日、我が家は家族総出で、あるパーティーの準備に備えていた。詳しくは言えないが、とにかく多くの人々を招待したいのである。そう、招待状を作るという地道な作業だ。
そんな中、私は感じた。「私はこんな簡単な作業も放り出してしまうのだろうか」
地道な作業だが、100枚近くある招待状を準備しなければならない。三つ折りにし、写真を紙に貼らなければならない。そんな中でも、私は途中で放り出したくなった。
自分の情けなさを恥じた。
清原はルーキーイヤーの1986年、わずか19歳でホームランを31本も放った。その後も西武の主力選手として若いながらも屋台骨を支えた。そして積み上げたホームランの数は通算525発。
また、巨人の坂本にも尊敬の念を抱かずにはいられなくなった。彼はまだ19歳。未成年なのに開幕からずっと1軍の試合にスタメンで出続けている。今年の巨人で開幕からずっとスタメン出場を続けているのは、ラミレスと坂本の2人しかいない。
それに比べて21歳の私は、家族の中での作業も心の中で「つらい」と感じる。そして企画力もない。この数日間で私があまりにも受動的な人間だということが分かった。
プロ野球の世界は受動的であってよいはずがない。自主トレにしたって、能動的な姿勢が問われると思う。私のような受動的な人間は(たとえプロ野球選手としての資質があったとしても)とっくに戦力外通告を受けているだろう。
我が家での母、そして6月の教育実習の際の指導教諭、それぞれから私に対しての疑問があった。共通点は次のことだ。
「指令を受けると、いろいろと疑問が湧いてくるはずなのに、分からないことを質問しようとしていない」
そう指摘されている時点で、私は19歳の坂本に比べて精神面でも負けたと感じた。
就職活動も「失敗」の空気が漂う中、19歳の坂本に負けたらダメだ、当時19歳の清原はホームランを31本も放ったのだから、若さは不可能の言い訳にはできない。
「若さがあるのなら、もっとチャレンジしろ。積極的に行け」と言われたような気がする。
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