Nishikenのホームページ

　F1を統括するFIAは先日、チャンピオン決定の順序についての変更を発表した。
　その中で最大の変更点は、シーズン最多勝ドライバーをチャンピオンとすることである。ただし、シーズン最多勝ドライバーが2人以上いる場合には、得点が多い方がチャンピオンになるのは従来と同じである。

　これは昨年、チャンピオンになったハミルトンはシーズン５勝だったのに対し、総合2位のマッサはシーズン６勝だったことが問題として挙げられたことによる。シーズン最多勝ドライバーがチャンピオンになれなかったのは、1987年のマンセル以来21年ぶりのことである。ちなみにこのときは、総合2位のマンセル６勝、チャンピオン・ピケ３勝だった。


　この変更による影響は少ないのではないかと私は見ているが、結果は実際に見てみないと分からない。メルボルンで新シーズンが開幕するまであと9日。ブラウンGPが意外にもテストで好調、台風の目となりそうな予感なだけに、今年のF1にも注目したいと思います。