昨年、母がガン摘出手術を受けてから1年が経過しました。5年間での生存率8割と告げられた母は今、すっかり元気になり、8月下旬から今月上旬まで仕事の関係で出張中です。
それに関して、私は母のことについて考えました。
母は、子どものしつけについては厳しい女です。自宅の内外問わず、大きなドジをこいたらすぐ注意・説教する。例えば、私と弟は「人の話を聞きなさい」と何百万回も注意されてきましたし、食事時のマナーにもうるさいです。また、祖母から「あの人は忙しい方が性に合っている」と言われるほど、仕事や家事に熱心なのです。
その忙しい生活や蓄積したストレスのせいなのか、昨年夏、倒れてしまいました(
昨年9月1日の日記)。料理や家事をしばらくは父と私がメインでやりきったのは言うまでもありません。手術は無事成功し、退院しました。それから4カ月もすれば元の厳しい母が帰ってきました。
母から(非常に厳しい)説教を受けると、私は「俺はなんてダメなやつなんだろう・・・」と自己嫌悪になり、内心では「食事は要らない」と思うほどでした。しかし!仕事先であいさつがしっかりしていた時、一緒に仕事をしていた人から「お母さんはしつけが上手い人なんだね。だからしっかりした人になってるんだ」のようなことを言われたことを思い出しました。
私はそんな母の息子であることを誇りに思う、と初めて悟りました。