先週に続き(
11月18日の日記参照)、クロスレビューのコーナーを進めます。
「ニシケン・クロスレビュー」
第2弾は書籍で、個人的に気になった小説を取り上げます。
太宰治「津軽」(ジャンル:書籍)1944年発表
それでは、「サンガンピュールの物語」のメンバーにレビュー(10点満点)をお願いしてみます。
「サンガンピュールの物語」については
こちら。
サンガンピュール(2)「難しい漢字が多くて、何が何だかさっぱり分からなかった・・・。昔の人は大変だったんだね。東京から青森まで14時間もかかったなんて!それに比べると新幹線ってすごいね!」
K(7)「東京から本州の北の辺境、津軽の三厩(みんまや)を目指すシーンは圧巻!青森市から地元の友人とふれあいながらバスを乗るところは旅情を引き立てる。しかし戦時中とはいえ、三厩地区の説明が少ないのが残念。」
岩本あずみ(7)「生まれ故郷に帰って地元の親戚・友人とふれあうところは胸がキュンキュンするよ。これほどまでに郷土愛が強い人だったんだね。ただ、お酒を飲むシーンが多いのはちょっとねぇ・・・。」
原作者=私(8)「中二病作家・太宰治の個性溢れる紀行文。太平洋戦争当時の地方都市の実情が垣間見えるのは貴重。津軽への旅行気分を盛り立てる一作!」
ちなみに私はこの本を読んで、北海道新幹線の開通がより待ち遠しくなりました。来年3月に新幹線が奥津軽を経由して新函館北斗まで延伸するのを機に、皆さんもこの小説を読んで思いを馳せてみてはどうでしょうか。
(
その3へ続く)