アニメ「三者三葉」の主人公3人組の1人に、
西川葉子(にしかわ・ようこ)というキャラクターがいます。
この人は、(元)お嬢様。大金持ちから没落した少女です。非常に裕福な家庭の出身で、実家は何人か使用人を抱えていました。そのせいか、葉子はとても横柄、高飛車で偉そうな性格でした。
でしたが、それはもう昔の話。
会社経営者だった父の事業が失敗してからは、
一気に貧乏人に転落。アニメ本編では、安アパートで一人暮らし。学校に持参する昼食は、パンの耳とマヨネーズ。
大金持ちだったキャラクターと、貧乏人としてのキャラクターが混在する、稀有な人物になってしまいました。
なぜ私が彼女に親近感を抱くようになったのか。
それは私も、葉子ほどではありませんが、
親依存の生活から脱却して、自立して「自分のカラー」を出せている人間・・・だからだと思います。
私自身、小中学校時代は同級生と比較すると恵まれた環境だったかと思います。
今となっては15年以上昔のこと。
日曜日になると、大田区・田園調布のカトリック教会に家族4人で礼拝に出かけました。帰り道には必ず
紀ノ国屋・等々力店に出向き、そこで
ワインだとか
ゴーダ、カマンベールといったヨーロッパ由来のチーズ、
フランスパンなどを買っていったのは良い思い出です。昼食は家族全員揃ってゆで卵とフランスパン・・・というのが、東京の実家での当たり前の(日曜日限定の)風景でした。
今や、私は北九州市で一人ぼっちの生活を始めて1年が経過しました。お金に余裕があるとは言えない状況。日曜日の昼食は、面倒くさがって、たまに食べない日があります。平日の昼食は、私自作のおにぎり(これで足りるかどうか微妙な状態)。
西川葉子ほどではありませんが、置かれた境遇は酷似していると思います。
すてきな体験を、ありがとうございました。そう、改めて、両親に感謝する次第です。
余談。
葉子は、氷川いおな(プリキュア)にしか見えない。