この日、私は寂しい話題を聞きました。
小田急電鉄の8000形(8251F)がついに廃車になったと聞きました。この車両は、小田急線で最後まで界磁チョッパ制御のまま残った車両です。他の8000形が改修工事の過程でVVVFインバーター制御(要するに更なる省エネ電車)に改造されていく中、6両編成の2本(8251F、8255F)だけが昔ながらの界磁チョッパ制御のまま残りました。この2本は2003年に改修工事を受けましたが、8000形全体の中でもトップバッターで改造されたのが特徴でした。
詳しい話は、Odapediaさんのサイトをご参照ください。
8000形の8251Fが廃車に 小田急がVVVFインバーター制御化率100%を達成
1982年から'87年にかけて、6両編成16本、4両編成16本が製造された8000形電車。これまで6両編成3本が廃車になった以外は、残る全ての車両が活躍を続けています(4両編成は全てがVVVFインバーター制御に改造されました)。廃止の内訳をみると、
8251F、8255F・・・老朽化による廃車。
8264F・・・2019年6月の踏切事故による廃車。
これにより、
小田急は首都圏の大手私鉄の中で、東京メトロ、京王、相鉄に次いで営業用の全車両がVVVFインバーター制御となりました。
また、小田急では最後の昭和生まれの電車である
1000形にも廃車が発生しています(1053F、1081F)。その代替として3代目5000形(令和生まれ)が増備中。
首都圏の鉄道を外側から見てみると、短期間での環境の大きな変化に驚いてしまいます。