私の現在の勤務校では、教員が不祥事を起こさないようにする研修会が定期的に行われています。生徒の身体と心を傷つけないために、教職全体への信用を失墜させないために、私は教師の不祥事に関するニュースを定期的にチェックしています。
それに関して、私はとある「教師の不祥事」を聞いて愕然としました。それが以下の通り。
18歳未満の少女とホテルでわいせつ行為…児童買春で小学校の男性教諭(23)を懲戒免職処分(3日、あいテレビ)
愛媛県教育委員会は3日、児童買春の疑いで逮捕されていた小学校教諭を懲戒免職処分にしたと発表しました。
懲戒免職処分を受けたのは、四国中央市内の小学校の男性教諭
(23)です。
県教育委員会などによりますと、この男性教諭は去年12月、SNSで知り合った県内に住む少女が18歳未満と知りながら、市内のホテルで現金を支払いわいせつな行為をしたということです。
教諭は先月7日、逮捕され、16日に処分保留で釈放されていましたが、県教委の聞き取りに対し、本人が事実を認めたということで3日付けで懲戒免職処分としました。
教諭は「被害者とその家族に深い心の傷を負わせ心からお詫びしたい。教職員全体の信用を失墜させてしまったことを深く反省している」などと話しているということです。
(引用終わり)
私が一番呆れたのは、免職となった教諭が
23歳であることです。
「てめぇ・・・、大学を卒業したばかりのヤツが何してくれてんだよ!!」
私は大学院を卒業してからもフリーター生活が続きました。それを前提に話をします。
クビとなった彼は、地頭はすごく優秀だと思います。教諭というと本採用です。おそらく彼は新卒で教師として働き始めたのでしょう。将来のビジョンをしっかり持ち、どんな子どもたちを育てたいのか、夢や情熱も強かったものだと思います。
お前は、どこで何を間違えたんや?
懲戒免職というと、社会的には「死刑宣告」と同じ感覚です。再就職の活動をする際にも、履歴書の賞罰欄にも「懲戒免職になった」旨を書かないといけません。その人のキャリアに大きな傷がつきます。また、
子どもたちや他の教職員といった仲間たちを裏切ることにもなってしまいます。
私はこの不祥事を「対岸の火事」には絶対にせず、自分事ととらえて仕事に取り組んでまいります。