2011/10/13(木)10:27
富久心の薄にごり酒
ども♪ 連日ギックリ腰と戦っているヨーツー王子です(オヤジだろっ!)。
昨日は某蔵元さんが来てくれ酒の味について話し合う機会に恵まれましたが、いつも思うのは同じ酒を呑んでも商売人(酒販店)と職人(蔵元)では評価の視点が微妙に違うと言う事。私は無意識のうちに「値段に見合った品質か?」と販売価格に重点を置いているような気がしますが、単純に言えば「美味しい」と思えれば高い評価になって、これは“消費者目線”と言えばいいのかも知れません。この漠然とした“美味しい”には私なりの基準はありますが、口で説明出来るもんじゃありません。
職人である蔵元の場合は販売価格よりも、醸造方法と製造過程に目が行くのは至極当然の事でしょう。私と違って一口舐めただけで、造り方や酵母は何を使っているんだみたいな事が色々と見えているようです。
酒造りは頑固な職人の世界でもありますから、自分の酒造りの方向性(香りや味わい)と違っていると素直に良いと認められないように見受けられます。蔵元さんに他の蔵元さんの酒をセールスする事は全くありませんが、もしそうだとすれば一番めんどくせーお客さんかも知れません(笑)。
その蔵元と同じカテゴリーにある味わいの酒を呑ませてみても、なんやかんやと難癖つけてくるもんねー。私が良いと思った酒を誉めらるのは素直に嬉しいと思いますが、それよりも辛辣な意見を聞かせてもらった方が勉強になります。
職人さんは口では何も言わなくても、酒の味に“らしさ”や“個性”を出そうと一家言を持って切磋琢磨していますから、一つの味を追求する蔵元と千差万別な好みのお客さんを相手にする酒販店とでは相容れない部分もあるように思いました。でも、これはどっちが良い悪いの話しではありません。色んな立場や視点で見る事によって、日本酒全体の酒質が向上しているんだと思います。
唯一意見が合うのは、「チミの造っている酒はとても美味い!」と言った時に決して否定されない事だけかも知れません(笑)。乱暴な言い方をすれば、わたしゃ香りがあろが無かろうが「美味けりゃいいじゃん♪」派で、節操が無いのかなー? でも似たような味のタイプの酒ばっかり並べていては、お客さんの様々なニーズに応える事は出来ません。改めて“味の世界”は難しいもんだとつくづく思いましたよ。
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富久心 純米吟醸うすにごり生酒20BY
◆蔵元:椎名酒造店 茨城県日立市十王町高原 私の富久心ブログ集
◆原料米:兵庫県産山田錦100% ◆精米歩合:50%
◆日本酒度:+5 ◆酸度:1.5 ◆アルコール分:16度以上17度未満
◆お値段:720ml/1,700円
一本一本味のある手書きのラベルには“にごり酒”と記載されていますが、画像の通りほんのりと薄にごりです。また、にごり酒はピチパチと口の中で弾けるガスのあるタイプとガスを含んでいないタイプがありますが、これは後者のガスを含んでいないタイプです。
私が今まで呑んだ富久心の純米酒ラインナップの中では、ちょっと路線の違うほのかに柑橘類を想わせる香りを感じます。それに私が『富久心限定』で表現する“エレガント”な味わいに、ジューシーな旨みがプラスされています。
「まいう~♪」 (ふっ、古いですね。)
ジューシーな旨みと豊かな酸に食欲がわき、料理がより一層美味しく感じられます(ここ大事です)。
相変わらず包み込まれるようなソフトさもあり、実にウマイ!! ほんといい蔵元さんに出会えて、あたしゃ幸せもんですよ。営業のやりがいも有るってなもんです。今日はこの酒を売り込んでこよっと♪
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