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テーマ:トランプ大統領(62)
カテゴリ:FP業務その他
皆さんご存知の通り、トランプ米大統領が日本に対して24%の関税をかけるって言ってます。 その影響で株価が暴落しちゃってますね。 今回は、トランプさんが何故関税をかけようとしているのか?について簡単にお話したいと思います。 分かりやすい自動車で例えると、24%の関税がかかると1万ドルの車の場合、2400ドルの税金が乗っかってきます。 つまり、日本から輸出すると米国の消費者は、実質1万2400ドルで購入する事になります。(価格転嫁した場合) そうするとアメリカ車に価格競争力が出て米国企業が有利です。 もう一つは、日本企業などが関税を逃れる為に、米国本土に工場を移転させ、現地生産するって手もあります。 この場合、関税はかからないので、価格競争力を維持したまま日本車を販売できます。 そうすると日本車は相変わらず売れますよね(2023年米国の日本車シェアは49.1%:Marklines参照)。 が、米国での工場生産により現地雇用が生まれる為、米国にお金が落ちます。 関税を課すと、どちらにしても米国の利益になるってトランプさんは言ってる訳です。 さて、今回はトランプ米大統領が何故関税をかけるのか?についてお話しました。 まぁ、関税をかけるって事は、米国民の購入代金が上がるので、企業(雇用)は潤うけど、個人(消費)は減るよねって事で景気後退を嫌気して株価が下がってるって状態なんですね。 ちなみに、海外で生産しているアメリカ企業にも関税がかかってきます。 そもそも米国は人件費が高いので、結構自国企業も海外に生産拠点を持っています。 そうすると物の値段が上がって消費が減るので株価も下がる要因となり多くの米国民が投資している以上、関税引き上げは米国にとっても諸刃の剣なんですね~。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.04.06 20:02:08
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