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テーマ:参議院選挙(134)
カテゴリ:その他法律関係
今年、令和7年7月に行われる参議院議員選挙、投票日がどうやって決まるか、ご存知でしょうか? 今回は、参議院議員選挙の投票日決定方法について簡単にお話したいと思います。 投票日は、最終的には閣議(内閣の意思決定会議)で決まります。 ただいつでもいいって訳ではありません。 ご存知の通り、参議院議員は任期6年で、3年毎に半数が改選されます。 衆議院と違い解散がないため通常選挙は3年毎に必ず行われます。 選挙期日は公職選挙法32条で定められており、まず同条1項により、「議員任期満了前30日以内に行う」のが原則です。 これは議会の欠員を防ぎつつ、早すぎる選挙を避ける趣旨があります。 しかし、この期間が国会会期中や閉会後23日以内にかかる場合は、同条2項が適用され、選挙は参議院閉会後「24日以後30日以内」に行われます。 これは現職議員が職務と選挙運動で不都合な事態になるのを避けるためです。 上記の規定に当てはめると、 今年令和7年の場合、参議院議員の任期満了は7月28日なので、「6月28日~7月27日」までに行わなければなりません。※公職選挙法32条1項 そして、今国会の会期は延長なければ6月22日までです。 国会閉会後24日~30日だと、「7月16日~22日の間」に投票日を設定しないといけないって事になります。※公職選挙法32条2項 さて、今回は、参議院議員選挙の日程、どうやって決まるのか?についてお話しました。 公職選挙法の規定で、国会会期との影響で投票日が決まるんですね。 ちなみに、政府・与党は今回令和7年の参議院議員選挙の投票日を7月20日(日)とするようです。 ルール的には三連休のいずれでもOKなのですが、わざわざ中日に持ってくるあたり、組織票を持つ与党有利にする為、投票率を下げる思惑があると見られてもしかたないですよね~。 皆さん、期日前投票もあります。 自身と子供たちの為に、必ず選挙に行きましょう。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.06.14 18:21:14
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