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オスプレイ沖縄配備とビンラディン急襲のステルスヘリ　　ローターの音


　【オスプレイ沖縄配備】

　米海兵隊の新型垂直離着陸輸送機ティルトローターの「MV-22オスプレイ」を2012年10月から米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）に配備する方針を米政府が日本政府に伝えていたことが、30日判明。

　沖縄配備はCH-46シーナイトの後継機として。

　沖縄では、開発段階で墜落事故が相次いだこと、騒音がヘリよりも大きいとされることなどにより反対する声が上がっているという。


　開発時に墜落事故があったことは事実。

　ただし、正式化されてから10年近く経つが大事故は発生していない。

　試作段階での墜落事故で欠陥機とするなら、零戦も欠陥機。

　事故は正式化後を問題とすべき。

　　　　　　　　　　　　
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　騒音の大きさの指摘の根拠は、CH-46シーナイトに比べてオスプレイのエンジン出力が4.4倍であることらしい。

　軍事評論家の田岡俊次氏が鳩山前首相の基地移転策への反論として述べたことがもとのようだ。

　ヘリの騒音の大部分はローターブレードから発生しているバタバタとした音。

　タービンエンジンに出力に比例して騒音が増すというような話は聞いたことが無い。

　B777やA380のエンジンが大きいから騒音が大きいという話は無かった。

　同じ双発軍用機でも大出力のF-15よりF/A18の騒音の方が大きい。

　アフターバーナー使用の有無の違いもない。

　田岡氏はヘリのターボシャフトエンジンは違うとでも言うのだろうか？

　　　　　　　　　　　　
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　ローターブレードから発生する「スラップ音」は、先行するローターブレードの翼端渦が後続のローターブレードと干渉することにより発生する衝撃音。

　固定翼機のプロペラでは発生しない音。

　通常ローターの直径が大きいほどスラップ音はおおきくなるとされる。

　MV-22オスプレイのメインローターは直径11.58m。

　CH-46シーナイトのメインローターは直径15.24m。

　ローター2機、ブレード各3枚と同じで、騒音が大きくなるという根拠は薄れる。

　測定するのが一番早いが。

　　　　　　　　　　　　
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　ブレードの形状も進化しており、音が大きくなる＝無駄なエネルギーが発生する方向に変更することはなさそう。

　水平飛行時はもちろん、オスプレイの方が静かなはず。

　　　　　　　　　　　　
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　【オサマ・ビン・ラディン急襲、ステルスヘリ】　

　ヘリコプターのステルス化の最大の難関は、メインローターの大きさと、メインローター、テイルローターから発生する音。

　レーダーに映らなくとも、大きな音をさせていれば目だってしまう。


　5月1日のビン・ラディン強襲に使用されたステルス型のMH-60ブラックホークはシコルスキーのホーク事業所Hawk Works(ニューヨーク州エルマイラ）で改修を受けたものと考えられるとの説もある。


　ステルスヘリの製造場所
　2011年5月14日　航空宇宙ビジネス短信・ターミナル2

　　　　　　　　　　　　
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　パキスタン政府は、ビン・ラディン襲撃時に不時着し爆破処理されたSEALのヘリコプターを米政府に返還すると、米上院外交委員会のケリー委員長が公表。

　この機体について、アメリカ政府や軍は正式な説明を一切行っていない。

　ネットでは「ステルスホーク」や「スニークホーク」と名付けられ、主にMH-60がベースの想像図なども掲載されている。

　レーダーのステルス化と音のステルス化対策が施された機体だという噂が流れている。


　爆破できなかったテイルローターらしきパーツをみると、音のステルス化の改造を行った機体と見受けられる。

　反米感情が高まっていると伝えられるパキスタンの政府が機体（残骸）を中国でもロシアでもなく米国に返還したということは、何らかの外交交渉が行われたということを示してる。


　米軍新型ステルスヘリ使用か
　＝中国へ機密流出懸念も
　―パキスタン

　　　　　　　　　　　　
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