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2020/06/10(水)09:16

連続事故の包括調査開始 B787ドリームライナー未来は明るいか?

航空事故(155)

​​​​​    2012年、ボーイング旅客機の実績は、受注が1,203機、引渡し数が601機。  受注機数は、2007年の1,214機に次ぐボーイング史上2位の記録。  また、1,203機のうち1,124機は737。  またボーイングの全旅客機の受注残は、同社史上最多の4,373機。  2013年、ボーイングは発達型787の生産と開発に注力する模様。                ​「787」トラブル続く 航空業界の戦略に影響も​ ​​ 2013.1.9 MSN産経ニュース  米ボーイングの最新鋭ジェット旅客機「ボーイング787」が米ボストンで2日続けてトラブルを起こした。787は燃費効率が良く、全日本空輸や日本航空をはじめ世界の航空会社がこぞって採用。航空機にとって最も重要な信頼性に疑念が生じる事態になれば、ボーイング社はもとより航空業界の今後にも影響を及ぼしかねない。  …(略)…​​                ​787、ブレーキ不具合も 山口宇部空港で欠航​ ​​ 2013.1.9 MSN産経ニュース  9日夕方、山口宇部空港で出発前の点検中だった羽田行き全日空698便ボーイング787で、左翼側タイヤのブレーキに不具合が見つかり、同便は欠航した。  …(略)…​​                リチウム電池のリスク露見 ​​「787」出火 米当局安全性検証へ  2013.1.11 Sankei Biz  日本航空のボーイング787 が米ボストンのローガン国際空港で出火した問題は現代社会でさまざまな機器に使われるリチウム電池が抱えているリスクを浮き彫りにした。  同空港の消防隊員が、出火した日本航空の787のハッチを開けたときに発見したのはリチウム電池だ。この電池は米電子機器大手アップルのタブレット端末「iPad(アイパッド)」や充電式の自動車などさまざまな製品の電源として使われている。米政府の試験によると、エネルギー密度は高いが、発火すると極めて燃えやすく、炎や溶融金属を噴出することから消火が難しくなる恐れがある。  …(略)…​​                ボーイング787でまた不具合 操縦席のガラスにひび ​​ 2013/1/11 J-CASTニュース 全日空(ANA)が運航する最新鋭中型旅客機のボーイング787型機で2013年1月11日午前、操縦席の窓ガラスにひびが入るトラブルがあった。トラブルがあったのは羽田発松山行きのNH585便。9時37分に羽田を出発し、兵庫県上空を飛行中の10時45分頃、左側にある機長席の前方の窓にひびが見つかった。松山空港には11時14分に到着し、乗員9人、乗客237人にけがはなかった。修理のため、折り返しのNH590便が欠航した。  …(略)…​​                 旅客機は通常の使用で離着陸、飛行時にトラブルが発生しないよう万全を期して設計、テスト、製造されている。  飛躍的な性能を実現するため、多数の新機軸を導入したB787。  トラブルの要因もそれだけ多岐に渡るということらしい。  連続した事故の発生を受けて、2012年1月12日、米連邦航空局(FAA)は包括調査に着手と声明。  電気系統に重点を置き、設計や製造・組立工程について調べると説明。  高度化する技術の集大成となるものを製造することのリスクが、かつてなく大きくなっていることを示している。​​​​​

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