カテゴリ:組織自壊・ブラック企業
東芝の利益の減額修正(粉飾額)は約1500億円にまで拡大。
歴代社長による粉飾要請が積もり積もってということのようだ。 会社倒産に危機でもないのに粉飾が粉飾を呼ぶ決算を積み重ねた。 公認会計士による監査を行った監査法人は、「飛ばし」で損失隠しをはかったオリンパスと同じく新日本監査法人。 東芝社長、9月辞任へ 不適切会計問題巡り 2015/7/15 日本経済新聞 東芝の田中久雄社長(64)が不適切会計問題を巡り、9月に辞任する見通しとなった。第三者委員会の調査で、田中社長らがインフラ部門で損失計上を先送りするよう実質的に指示していたことが判明し、辞任する公算が大きくなっていた。東芝は後任の人選を急ぐ。 田中社長は14日、周辺に辞意を漏らした。田中社長には9月の臨時株主総会までに再発防止策をとりまとめたい意向がある。新体制にも道筋を付けたうえで辞任するとみられる。来週開く第三者委員会の調査報告の発表に合わせて表明する見通しだ。 …(略)… 東芝っぽく粉飾するには何をどう仕訳ればいいの? 簿記4級マンでもわかるように教えて! 2015年7月13日 MONEY VOICE 粉飾に揺れる東芝!不正会計のスパイラルはどこまで続く――なんてカッコよく言ってみたいけど、実は昔から簿記が苦手なんだよな~というアナタ!公認会計士・税理士の柴山政行氏が、東芝を例に具体的な不正会計の手口をわかりやすく解説してくれていますよ。 東芝に学ぶ、費用先送りの「不適切会計」2パターン …(略)… 費用の先送り(利益の過大計上)テクニックは下記の2パターンについて解説されている。 ■パターン1 2012年度に支払った費用の一部を前払費用または仕掛品などの棚卸資産に含めて、いったんバランスシートの資産に計上してしまう。 ■パターン2 2012年度に広告宣伝を行ったが、関連する費用500万円の支出は2013年度が支払い期限であり、決算日時点では未払いの状態であった。 まだ決算日時点で支払いが行われていないことを黙殺して、故意に当該未払いの費用を計上しなかった。 費用の先送りは翌年度以降に費用として実現することから、いったん先送りを始めると、業績を維持するにしても、劇的に収益が改善しないことには処理方式を適正化することが難しい。 1980年に経団連会長引退した土光氏以来、東芝出身の会長はいない。 田中社長は日本経団連会長就任を目論む佐々木副会長から圧力を受けたとの報道もある。 財界と日本経団連会長ポストということでは、パソコン事業をレノボに明け渡したNECの凋落が思い出される。 NECの“天皇”と“王朝”の落日 NECの失速の原因は、財界政治に明け暮れる矢野会長!? 2012年4月24日 ビジネスジャーナル モノ作りニッポンの代表選手だったエレクトロニクス業界が完全に輝きを失った。主力のテレビ事業が不振で、巨額赤字に陥ったソニーは平井一夫(51)、パナソニックは津賀一宏(55)、シャープも奥田隆司(58)と、いずれも50歳代の新社長が誕生した。ところがNEC(日本電気)は、代表取締役会長の矢野薫氏(68)が代表権を返上ことでお茶を濁した。矢野会長と遠藤信博社長(58)は続投する。 …(略)… NECは社長時代に売上を大きく飛躍させた関本忠弘元氏の会長の時代にも経営の乱れがあった。 1998年には経団連会長候補ととして名前が挙がったものの、会長選挙で今井敬に敗れた。 同年に起きた防衛庁調達における不祥事の責任を取り会長職を辞任、相談役に退く。 2002年にはNEC執行部批判の言動を理由に相談役も解任され財界から引退した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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