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2016年02月29日
テーマ：世界を動かす国際金融(373)
カテゴリ：経済
2014年6月、欧州中央銀行（ECB）は、「名目の」マイ
ナス金利の導入を発表。 1年半後、日銀は「名目の」マイナス金利の導入を宣言し、 2016年2月16日からスタート。 1946年2月16日、当時の大蔵大臣、渋沢敬三が「預金封鎖」 を発表。 2015年2月16日、NHKは「預金封鎖」を特集した番組を 放送。 政府が「預金封鎖」を断行した表向きの理由は、「暴走する インフレを抑えるため」でしたが、本当の目的は「戦争で負っ た借金を国民に負わせる」ことが目的で、それを「財産税」と いう形で課税する必要があったからです。 （NHKオンライン「“預金封鎖”もうひとつのねらい」）  マイナンバーは、政府が国民の資産状況、消費動向を把握 するためのツール。 マイナンバーとマイナス金利のセットで預金封鎖と同様の 状態を構成できる。 やっぱりそうだったのか。  英紙が報じた「アベノミクスの末期症状」 ステルス増税が日本にとどめを刺す 2016年2月18日 MONEY VOICE …(略)… 「マイナス金利」はステルス増税 「アベノミクスとは最初から幻想であり、世界の投資家を煙に 巻きながら、ウォール街に日本の国民の富を貢がせるために考え 出された悪性ウィルスだ」と書き続けてきましたが、いずれにし ても、化けの皮が剥がされて末期症状に至った、ということです。 それを私は、「ステルス増税」ウィルスであると書いてきまし た。 ウォール街という世界政府の集金マシーンに納税しているので す。 つまり、「あなたは自覚できないかも知れないが、あなたの富 が、この瞬間もこっそり盗まれ続けている。 そして、今後、さらにそれは酷くなる」ということです。 …(略)…  ステルス増税は、下記のように説明されている。 …(略)… 黒田総裁は、個人の預金者の不安を打ち消すように、「マイナス 金利は個人預金はならない」と言明しましたが、これは、あくまで も「名目上」の話であって、「実質上」は、あなたの預金はこの瞬 間も目減り（購買力が減って）しているのです。 つまり、銀行にお金を預けていることそのものが、見えない増税 ＝「ステルス増税」の課税対象になっているということです。 結局、あなたは今でも政府に「見えない税金」を納めていること になるのです。 …(略)…  クレジットカードやデビッドカードのようなプラスチックマ ネーは銀行預金の裏づけを必要とする。 その銀行預金している間に価値が減価し政府財政に貢献して いることになる。 国内で最大の債務を抱える日本国政府のマイナス金利の恩恵 はネットで1.2兆円と三菱UFJモルガン・スタンレー証券は試算 した。  マイナス金利の恩恵、最大は政府の1.2兆円 ＝民間調査 2016年2月19日 ロイター 総資産＝総負債であるので、国の負債の減少は資産の減少に 直結。 所得の再分配機能どころか、国の財政赤字（負債）の増加は、 富めるものの富（資産）をさらに増やす方向に働いている。 マイナス金利でも世界で株価暴落 原因は巨額債務バブル 2016年02月13日 世界のニュース トトメス5世 …(略)…  借金を表に出さず隠し債務にしているのが各国の実態で、そ の国の「資産＝借金」という絶対法則からは逃れなれない。 各国の資産が最近数年で爆発的に増えて、富裕層がフェラー リや豪邸を買いまくったのは、各国の借金がそれだけ増えたと いう証拠です。 つまり欧米もアジアも、借金で好景気を演出して、まるで自 分には借金が無いかのように振舞っていただけです。 国が借金をするとそれに見合うお金を発行し、お金を手にし た人が富裕層になり、経済を支えていたのでした。 …(略)…  壊死していゆくのは日本経済だけでなく世界経済、資本主義。 国により統制された自由という幻想さえ失われようとしている。 良書悪書 壊死してゆく日本経済：『マイナス金利』 池田 信夫 アゴラ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2017年10月20日 23時45分35秒
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