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カテゴリ:EV 電気自動車
EVの弱点は幾つかある。 短い航続距離、長い充電時間、重いバッテリー、そして バッテリーの劣化。 リーフのバッテリーの劣化に関する話と交換について調 べてみた。 日産ファンだった購入者が告発 「初期ユーザーはモルモットですか?」 2015年7月30日 My News Japan 当時の日産自動車副社長が「5年で10万km走行し ても大丈夫」と公言し、カー雑誌も「5年の使用で 性能の80%は確保される」と書き立てるなど、鳴り 物入りで2010年12月に発売された電気自動車 『リーフ』。 だが、3~4万㎞走っただけでバッテリーが急速に 劣化し、15年7月現在、既に使用できなくなった 車両が続出していることが分かった。 国・自治体に補助金を出させたEVタクシーは散々 な結果となり、米国では集団訴訟に発展した末に日 産が原告に補償する条件で和解。 13年5月には国内ユーザー向けにバッテリー保証 を始めたが、日本ではまず起こりえない「4セグメン ト欠け」に限って保証するという無意味なものだった。 実際に乗れなくなってしまったユーザーの1人、 加持紀彰さん(仮名、福岡県在住)は、夏場にエア コンをつけて走らせると「せいぜい50km程度」しか 走らなくなり現在、廃車同然だ。 保証を求めると、日産は「80%は単なる目安」 「保証の判断は司法の場で」等と言い放ったという。 「初期ユーザーは人柱なのか」と憤るこのユーザ ーに、消費者をなめているとしか思えない日産側の 悪辣な対応ぶりを聞いた。 …(略)… 日産が悪辣かどうかは分からないが、当初の説明 よりバッテリーの健全な寿命が短いようだ。 モータージャーナリストの国沢氏もダウン率が 予想以上と語っている。 リーフの電池寿命 日産リーフオーナーの国沢光宏が独自の視点で 発信 2012年11月13日 日産リーフの乗り方 日産はWebメディアである『オートックワン』 の取材を受け「1年で10万km走ったリーフの電池 容量が78%」とコメン トした。 正直な話、ショックを受けているリーフユーザー も多いことだろう。 24kWhある電池容量のウチ、使えるのは95%だ から22.8kWh程度。 それが 17.9kWhになってしまう。 このダウン率、私も予想以上でございます。 …(略)… 初代トヨタ・プリウスはメーカー保証で劣化した バッテリーを交換してくれた。 その後の技術進歩によるバッテリーも性能の違いと 理解しているが、将来のHV市場に向け、信用を重ん じたのだろう。 電費が安いのは分かりますがバッテリーの交換、 必要ですか。 いくら掛りますか。 もしバッテリーの交換が必要であれば、その価格を 含めての電費になりますが、バッテリーを交換された 方おられますか。 金額を教えてください。 その時の使用年月、走行距離もお願いします。 (九州・ 男性・ 60代以上・ 一戸建て) 日産自動車公式サイト 日産からの答えの記載はない。 実際の交換時の価格の記載もない。 交換した人が全くいないのか、あるいは交換した 人が価格を公開しないことを条件に非常に安価で交 換しているのか? 2016年1月13日 窓を開けてトンネルを走りたいだけなんです …(略)… 「EVバッテリー有償交換プログラム」はリース 契約が基本とのことで 36ヶ月×20,196円(18,700円+税1,496円) 60ヶ月×12,852円(11,900円+税952円) の2パターンから選べます。 こちらにはバッテリー代・工賃・固定資産税(がか かるんですね)が含まれています。 「現金で購入する場合は本体57万円と工賃約4万円 +税」らしいです。 リーフの車両代の支払いも終わったことですし 「まぁ、大丈夫でしょう」ということで36ヶ月の契約 にしました。 …(略)… あちこちで出てきていた約60万円ということら しい。 日産で代表的なライフ先来るコストを出すまでに は至ってないようだ。 あちこちで騒がれているのに、対応しないとは、 日産は極めて大胆。 日産リーフ 自動車評論家 国沢光宏 2016年3月8日 デビューから5年少々経過した電気自動車リーフの 電池寿命に関係する不満がジワジワ増えているようだ。 すでにディーラーとユーザーでトラブっているとい う話を多く聞くし、訴訟など考えていたり、国民生活 センターへ苦情出すという話も出ているようだ。 話を聞いていると、電池の問題と言うより日産の 対応に不満を持っている傾向。 簡単に紹介したい。 …(略)… 下記のブログには、電池に与えるダメージが乗り方 により大きく異なること。 高速走行(大負荷)時は電池の減るスピードが速い ことが記載されている。 「電池の交換は絶対行ってくれない」ともある。 ガソリン代が年間30万円節約できても 電池交換代60万円!? 2016年12月09日 せっかちパパのやるしかない! …(略)… デメリット2 補償内容がとにかく陳腐 日産リーフでは、5年間または10万㎞走行まで 電池の補償を行っていることはご存知かと思いま す。 しかし、あなたは「電池をどのように補償をし てくれるのか」について、ご存知でしょうか。 これは私が日産リーフ購入を考え、自分で調べ、 実際にディーラーさんに話を聞いたことで感じた デメリットです。 補償内容について、1番びっくりしたことは 「日産はリーフの電池交換は絶対行ってくれない。 」ということです。 それは、5年または10万㎞走行以前に電池が不 良品であったり、何らかの形で消耗が激しくなっ たりしてしまったとしてもです。 …(略)… 電池交換の基準の問題もあるが、保証内容に 「正常な使用条件下」とある。 短期間で著しく劣化した場合、正常な使用条件 下とみなされないので、メーカー保証でバッテリ ーの交換はされないということらしい。 中古のリーフが安価なのには理由があるという こと。 Note e-POWER のバッテリーはHVなので大丈 夫ということなのだろうか。 車名別1位になるほど売れただけに、今後が気に なる。 1年間で5回もリコールを繰り返す車を売られた ホンダ車ユーザーは実験用モルモットに近い。 伝統的にホンダの新メカニズムは、市販している 実験車のような話をたびたび耳にするが、ホンダ はメーカーが補償。 日産は電池の寿命についてユーザーの期待、想定 を大きく損ねていると見受けられる。 メーカーが保証してくれないという点では真に実 験用モルモットはこちらだろう。 バッテリー劣化の実態の公開、保証の条件を明確 にすれば済むと思うが、そのような動きはみられな い。 (たぶん)やっちゃったね、日産! 2018年にフルモデルチェンジして販売されるリー フは、自動運転機能の搭載、航続距離2倍などが予想 されている。 アーリーアダプターも多いと思われる初代リーフの オーナーを、日産の今後のために大切にした方がよい と思う。 バッテリー劣化の件は、日産が到底トヨタにも
ホンダにもなれないことをよく示す出来事だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年07月17日 08時06分16秒
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