2017/04/10(月)06:00
GHOST IN THE SHLL を観る
実写版『GHOST IN THE SHLL』を2日続けて観た。
1日目はアニメと同じ声優陣が配された、吹替版。
最初戸惑いを覚える程、アニメを想起してしまった。
スタートレック(TOS)ではないが、オリジナルへの思い入れが強すぎるため、即ち、自分の個人的感情のせいなので、作品の評価とは別の話。
少佐もバトーもトグサも、声を聞いてオリジナルがイメージにダブルのは、贅沢な戸惑い。
作品自体はルパート
・サンダース監督の意図通りの仕上がりだ。
「『攻殻』は簡単に映画化できるシロモノじゃない。テーマが深遠で難解だったから、それをもっとシンプルに変え、もっとエモーショナルにしたんだ」。
(「TV Bros.特別編集」より)
2日目は字幕版。
2回目で展開がわかっているせいもあり、違和感なく物語に入ることができた。
新たな『攻殻』の世界観が示されており、とても良い作品として、快適に鑑賞した。
申し訳ないことだが、少佐とバトーが肩を並べて歩く姿に、私はアップル・シードを妄想してしまった。
■贅沢な戸惑い
で、この作品の少佐は、勇猛さのあまり、何度も罠に飛び込んでしまう。
戦場で揉まれ、行政との駆け引きを経た、思慮深い少佐ではないのだ。
これでは叫ぶことは出来ない。
「素子ーーーぉっ!!!」
この映画で描かれているのは、もとより草薙素子少佐ではない。
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2017.03.17 AUTO SPORT